ALOHA~
3週間前の常夏の景色が幻だったのでは?と思えるよう雪景色
今年を振りかえって・・・
最終月に訪れたビッグイベントが、ホノルルマラソン挑戦という最高のプレゼント
初フルが大好きなHawaii だなんて幸せ・・・ 42.195キロの旅に行ってきま~す
2012年12月9日
朝5時スタートなので、10時にベッドに入るも全然眠くならないので眠れぬまま2時に起床
朝食用に購入したのり巻きが冷蔵庫に入れたせいなのか、水分が蒸発しパサパサ状態に
1個食べるも消化不良を起こしそうなので諦め、持参した栗どらやきとカステラとオレンジジュースを・・・日本の食べ物持って行って良かったよ~
私の宿泊ホテルはスタート地点から徒歩圏内ということで、メンバーとは3時45分にロービーで待ち合わせ、皆ウエストポーチ1つという身軽さで、おしゃべりしながらスタート地点へ。ホテルというホテルからたくさんのランナーさんが続々と・・・
花火(スタート)前のセレモニーでは
フラのカヒコ(古典フラ)で唱えられるチャント(祝詞)が・・・ハワイの大地に感謝の祈りをささげるチャントだと私は解釈し、感動で鳥肌がぁ~~もうアドレナリン出まくり(笑
エイミー・ハナイアリィのアメリカ国歌とハワイ州歌斉唱で周りの人たちも益々テンション上がってあちこちから奇声が。
ついに花火とともにスタート
初フルだというのに何故か緊張感・ドキドキ感はまったくなし。逆に怖いもの知らずなのか、ワクワク感で、テンションマックス状態(笑
そんな私を見透かしたように福ちゃんがやって来て『さあ練習のようにキロ7分で行くよ~』って(アララ・・・ これで冷静になりました。暗い中でのレースは朝というより夜のような感覚で、夜練していた私にとっては気持ちいい。ただ、アスファルトにデコボコがあったりセンターラインの突起物など、おっちょこちょいだと引っかかって転倒の危険が。
福ちゃんと、『尚ちゃん走ったら間違いなく転んでるよね~』などとお喋りしながら口も脚も快調。ただ、ハワイとは思えない蒸し暑さが・・・給水はしっかりとらないとね。
クリスマスのイルミネーションが綺麗なダウンタウンの景色を楽しみ気が付いたら10キロ。ここではRims ACの花ママ&しゅん君が応援。ハワイで名前呼ばれての応援嬉しいな。
ホノマラに選んだウエアは、ハノハノ陸上部のランシャツと白いスカート。髪にはフラのステージ用のティアレの花。そう・・・ハノハノブルーはハワイの空の色だから。ここで、チームウエアをデビューさせたかったの。フラのパワーも借りてね。
10キロ (1:09:00)
計算どうりの走りで、思わず『福ちゃんGood job!!』と、 さすが人間GPS
ここからハーフに向かって走りま~す
まだ暗いカピオラニ公園を通って(ゴールでここに帰ってくるんだなぁと思い)ダイヤモンドヘッドの登りに突入。ここがいつも口ずさんだり踊ったりしてる曲『カイマナヒラ』だぁ~って鼻歌が。
イワホ マコウ イ カ ポ ネイ ア イケ イカナニ カイマナヒラ~ カウ マイ イ ルナ
まだまだ暗いのに、たくさんの応援・給水ボランティアのロコの人たちがメチャメチャ元気な声で応援してくれる。
もう、嬉しくってアロハのサインとMAHALO~と叫びっぱなし。いつも沿道側の私にとってこんなに長い時間応援してもらい走ったことは初めて。改めて力になることが身体に感じ、気持ちが切れることがなかった・・・そう、この先ずぅっとゴールまで
真駒内の登りより長いよ~なんて思いながら登り終えると、今度はけっこう急な下りが・・・ここでも福ちゃんに『とばして脚をつかい切ってしまわないように』と、そう慎重に。夜も明け、風もハワイらしい爽やかな風がここちいい。
今回の私の目標は5時間台で・・・そして二人で笑顔ゴールすること。
この1年、故障でまともに走れなく苦しんでいる福ちゃんをずうっと見ていた。私のホノマラ挑戦が決まって、専属コーチのごとくメニューを作成してくれ、私は日々メニューをこなしていた。10月109キロ。11月210キロ。自分が走れなくても必ず練習に付き合って見守ってくれてた。自分が走れないときやっこさんが走ってくれていて救われたと。正直、残業で疲れ走るのちょっと辛いなって思った時もあったけど、夜の真駒内公園・きたえ~る・アイスアリーナ・つど~むと、どの施設に行っても必ず知り合いランナーさんに会え『ヤッコさん頑張って』と声をかけてもらえ、本当にありがたかった。いつしか、そういう時間が楽しみになっている私がいた。
ハーフ通過 (2:27:09) ここも、計算どうり 福ちゃんGood job
が、早くも試練が・・・練習での最長距離は25キロ、それも つど~むで1度だけ
未知の世界へ突入。なんだか急に心臓が苦しくなってきた。エネルギーが切れてきているとパワーバーを摂取。脚も急に重くなってきたよ。視線が落ち無言になっている、と~
折り返してきたランナーの中に、知り合いの顔が~
ここで沿道のマドンナ魂がさく裂絶叫タイム(笑
かおり~ん(吉田香織選手)、URCの黒ちゃ~ん、エリック・ワイナイナ~、フリーランの山ちゃ~ん、Rims ACのメグちゃん、セカンドウインド札幌ランナーさんと、もう彼らは31キロも通過したんだと自分との距離の遠さに少しへこんだけど、早く私も折り返してあの地点に行きたいという気持ちが。
慣れない給水で接触してこけたりしたら危ないと、福ちゃんがほとんど取ってくれたおかげで、脚を止めることなく常に前へ前にと進むことが出来たと思う。給水もたっぷりあり、ゲータレードとお水を全給水しちゃいました。どの給水テーブルもたっぷりのゲータレードとお水が。給水所でもロコの人たちの元気いっぱいのサービス。本当にありがたかった。
おかげで何度も頭から水をかぶることが出来ました。
そしても一つ、気付け薬の役目をはたしてくれた沖縄の塩でできた『ピンクイオン』。慣れないエネルギー類は受け付けなかったけど、ピンクイオンは辛い時取り出し食べると頭がクリアに。本当に助かったぁ~児島さん、ありがとうございます
でも、ハイウェイではとうとう歩きが入っちゃた走りもほとんど膝を上げず省エネ走法で走っていたけど、さらに脚があがらない・・・マラソンは30キロからと言われてたけど、その前に来てしまった。沿道ではロック演奏や、パフォーマンスでランナーを盛り上げてくれていた。子供たちもいっぱい声を張り上げ応援してくれている。
出発前に『やっこさん、途中で脚が痛くなったり、やめたくなったりすると思いますが、進んでいればゴールは近づいてきます。最後は気持ちで完走しちゃってください』との応援メール。この言葉をお守りとして、とにかく前へ前へ。
30キロ通過 (3:44:22) やった~って感じ。だってあと10キロと2.195キロ
元気復活~。10キロは毎回練習で走っていた距離。反対コースにはこの場所に向かっている人たちがまだまだたくさんいる。住宅街ではロコの人たちの施設エイドでオレンジやバナナ、子供はm&mのチョコをふるまってくれた。温かい応援が途切れることなく続いてる。
目に入ってくる景色のすべてに感謝、風・木々・ハワイ語・人々、みんな私のハートを熱くしてくれた・・・
最後の難関、ダイヤモンドヘッドの登りも辛いけど楽しくなってきちゃった。目に入ってきたハワイの美しい海氷をもらって、パワーチャージ。あ~ここまで来たって思うと早くも胸が熱くなってきた。2ケ月前までは、私がフルマラソンを走るなんて思ってもいなかった。きっかけを作ってくれた竹田さん、背中を思いっきり押してくれた(笑 竹花さん、マハロ
あんなに苦しかったのに、残りわずかだと思うとゴールしてしまうのがもったいないような気持ちになり、なぜかもう少し走らせてと思っていた。
40キロ (5:04:33) そうとうラップ落ちてますが・・
坂を登りきり、あとは下ってカピオラニ・ビーチパークの最後の給水もしっかり取り、熱い沿道の声援を思いっきり浴びて、ゴールに向かうのみ。
いつも練習で『どんなに苦しくても最後は上げて終わること』って言われ続けていた。
あと400Mでゴールですよ~とのアナウンスを聞き、つど~む1周だねと
花道の声援の中、残り400M脚上げて思いっきりカッコよく走って笑顔でゴールしようねって、
やった~ 二人で満足のゴール出来ました タイムは5時間18分59秒
『やっこさん、絶対にゴールしないとだめですよ。ゴールしないと次が見えないですからね』と言われていた。ホノルルマラソンは関門も制限時間もないので。。諦めなければ出来るはず。
ゴールの先に見えたものは・・・わずかな期間の中でよくやったよと思う自分と・・・ゴール後の食欲、エネルギーが残っている自分に、すべてを出し切れなかった甘い自分がいたような気がしてきた。ってことは~、またフルマラソン走りますリベンジします。
練習をつけてくれたり、付き合ってくれた友人、あちこちでアドバイス・応援の言葉をくれた友人、そしてたくさんのねぎらいの言葉。本当に本当に感謝です。みんなの気持ちといっしょに走っていた気がします。
マナを感じるハワイの大地で強いエネルギーをもらい、無事完走出来たことに感謝します。
愛するハワイ、そして人々、観光でハワイを訪れていた人々、すべての人々に
心から MAHALO
そうそう、ほしかった完走メダル&シェルのネックレス。
今年1年ありがとうございました。 2013年が良い年でありますように・・・