昨夜は昼寝がたたってよく眠れぬまま、7時近くになって起きた。
朝食を済ませると、早速、マンションの大規模改修にともなう(タイルを剥がす)ドリルの音がし出して、音楽どころではないのだが、気になっていたブラームスの室内楽曲を聴き始めた。
日頃耳にする機会の少ない、弦楽五重奏曲第1番と第2番である。
この五重奏曲は二つの特長を持つ。
第1に、この二つの五重奏曲は、二つのヴァイオリンと二つのヴィオラとチェロのための五重奏曲で、より音の深みが表現できるとされるチェロが2台でなく1台となっていることである。
第2に、どちらも長調を用い、言わばブラーブスらしくない明るく、伸びやかな曲に仕上がっていることである。勿論、ブラームス独特の深遠な曲想を保ちつつということではあるのだが。
演奏は、バルトーク弦楽四重奏団とジェルジ・コンラード(第2ヴィオラ)である。
しばし、ブラームスの世界にどっぷりと浸かった。