我が国の高齢化は、他に例を見ないほど加速・進行している。
団塊世代が75歳を迎える2025年になると、5人に一人が75歳、3人に一人が65歳以上というから驚く。
そういう筆者もその世代の一人だが、過日の「週プレ」が、若い世代の人々がこうした高齢者とどう付き合うべきかを特集していたのでご紹介しよう。
つまり、加齢に伴う前頭葉の衰えが奇怪な行動を引き起こすのだという。
例えば、
①突然キレる~性格の精鋭化
②同じ昔話を繰り返す~その話、何度も聞き飽きた
③待てない~レジに並ぶのが苦手
④被害妄想~周囲の誰彼が悪口を言っている
⑤運転ミス~ブレーキとアクセルの踏み間違え
⑥万引き~理性的は判断ができない
⑦パワハラ~中小企業の社長などに多い
⑧詐欺~オレオレ詐欺の元凶(騙されている自覚が軽薄)
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等々である。
人間は、加齢とともに前頭葉が衰え、感情を抑制しにくくなって行く。
MCI(Mild Cognitive Impairment:軽度認知障害)によると考えられている。
多少の物忘れなどはあるものの、日常生活に目立った支障が出ることは少ないとされる。
「認知症」までは進んでいないが、前頭葉の働きが落ちているお年寄りが想像以上に多いことを知っておかなければならない。