国会は、18日閉会した。
「共謀罪」法案では、委員会の中間報告で本会議採決に持ち込むという禁じ手を使い、加えて、加計学園疑惑では、核心部分について何も語らず閉会した理由は何か。
簡単に言えば、このまま国会を開いていると安倍政権の命取りになりかねないという危機感からであろう。
一方、公明党の危険な役割がこれほど明らかになった国会もめずらしいと思った。要は、政権への「すり寄り合戦」を(維新との間で)演じて見せたということだろう。
つまり、先の参院選で自民党が過半数を獲得し、公明党に頼らず法案を通せるようになり同党の地盤沈下が著しい。
これは、かって創価学会の創始者が、「治安維持法」で逮捕され獄中死した事実にも目をつぶり、「共謀罪」法案の成立に狂奔したことでも頷ける。
こうした事実は、もはや、公明党の人間主義、平和主義などに幻想を抱いてはならないことを示している。