本年10月、ポーランドの首都ワルシャワで開催された「第17回ショパン国際ピアノコンクール(本選)」で、韓国のチョ・ソンジン氏が優勝。一躍、時の人となった。

チョ・ソンジン氏は、1994年韓国ソウル生まれの21歳。
2008年のモスクワにおける「青少年のためのショパン国際ピアノ・コンクール」での優勝をはじめ、2011年には、チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で第3位になるなどその才能に注目が集まっていたが、今回の受賞で、韓国音楽界のレベルの高さを世界に示すかたちとなった。(邦人では、第8回コンクールで第2位となった内田光子さんが最高位である)
2008年のモスクワにおける「青少年のためのショパン国際ピアノ・コンクール」での優勝をはじめ、2011年には、チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で第3位になるなどその才能に注目が集まっていたが、今回の受賞で、韓国音楽界のレベルの高さを世界に示すかたちとなった。(邦人では、第8回コンクールで第2位となった内田光子さんが最高位である)
このディスクに収められた曲を聴くかぎり、やはり才能のすごさを感じさせるものがある。確固とした土台の上に築き上げられる音楽は微動だにせず、安心して身をゆだねることができる。
収録曲は、ピアノ・ソナタ第2番や前奏曲集などでコンチェルトを含んでいないが、ネットを通して、本選で弾いた第1番のコンチェルトを聴いてみたら、その華麗な音楽に思わず聴き惚れてしまった。
日本からの参加者では、小林愛実さんが最終審査まで残ったものの入賞に至らなかった。
収録曲
1. 24の前奏曲 Op28
2. 夜想曲第13番ハ短調 Op48-1
3. ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op35「葬送」
4. ポロネーズ第6番変イ長調 Op53「英雄」
1. 24の前奏曲 Op28
2. 夜想曲第13番ハ短調 Op48-1
3. ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op35「葬送」
4. ポロネーズ第6番変イ長調 Op53「英雄」
ディスク
UCCG-1719(グラモフォン)
UCCG-1719(グラモフォン)
蛇足:この第17回ショパンコンクールの入賞者によるガラコンサートが1月に、札幌Kitaraでも開催されるが今から楽しみである。