青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

暑さに強いカセットテープと五輪の話!

2024-07-21 | こんな「モノ」ありました!

梅雨明けの話題はどこへやら・・今の話題は一体この暑さがどうなるか。本当に毎年暑くなります。僕が子供の頃とは大違い!地球温暖化のような大きな問題はさて置いても、地面が見えないこと、どこに行ってもコンクリートとアスファルトで緑も溜池も無くなったことが問題ではないでしょうか。

外に出るのが怖くなるこの暑さ。昔は真夏でも、あちこちにドライブに行ったものです。エアコン付き、カーステレオ付きの自動車が珍しかった時、頑張ってアルバイトで稼いだお金で中古のセリカを買い、思いついたら大阪から金沢まで珈琲を飲みに行ったり、日本海まで海水浴に出掛けたり、南紀白浜まで足を伸ばしたものです。

その時の忘れられないアイテムがこれ!

富士フィルムから発売されたカセットテープで、暑さに強いことが売りでした。ご存知のようにドライブ中は快適でも、喫茶店にでも入り、再び車に乗ろうとした時の車内の暑さは大変なもの。ハンドルを触ってやけどするほど熱かったという経験は、誰しもしたことがあると思います。そんな高温の車内に置いてあるカセットテープ、当然ながら置き場所によってはワカメのように伸びてしまい、テープが駄目になったり、デッキに巻き付いて動かなくなるというハプニングも日常茶飯事。

そういうことを防ぐためにも、割高ながらもこのテープを車では愛用していました。結果、トラブルは皆無でしたから、それなりに優れものだったと思います。メタルテープなどの音質を追求したカセットテープとは違った意味で、本当に思い出深いカセットテープです。

さて、このカセットで最初に録音したアルバムがこれ。

1983年に発売した、ライオネル・リッチーの大ヒットアルバム「オール・ナイト・ロング」でした。前作が良かったので発売日に購入しましたが、売れに売れました。

なぜ今日はこのカセットテープのことを思い出したかと言うと、いよいよ今週パリ五輪が開幕するからです。そう、1984年のロス五輪の閉会式に、ライオネル・リッチーが登場して「オール・ナイト・ロング」を熱唱したことを思い出したからです。「ウィ・アー・ザ・ワールド」が爆発したのは、この翌年1985年の夏のことでした。

そう言えば4年後の2028年の五輪は、3度目のロス五輪ですね。開催されるごとに五輪への興味が薄れて行きますが、1984年のロス五輪は本当に応援にも力が入りました。今年の五輪にはどんなドラマが待ち受けているのでしょう。

 


リキレストランの味を伝える“レストラン香港”

2024-07-15 | ぶらり散歩

僕が東京に住んでいた時、ここで食事をすることが出来て心から「間に合った」と安堵したお店が2軒あります。1軒は蕎麦店「たけや」。リキスポーツパレスの近所にあったお店で、力道山の弟子のアントニオ猪木やジャイアント馬場ら、若いレスラーのたまり場になっていたお店です。(リンクから記事にどうぞ)

そしてもう1軒が今日ご紹介する「レストラン香港」です。どちらも昭和の日本プロレスと切っても切れない関係にあった懐かしいお店で、歴史に埋もれて消えて行く前に、足を運ぶことが出来た喜びを感じました。

1961年7月、渋谷に総合娯楽施設でもあるプロレスの殿堂「リキスポーツパレス」が落成。あの力道山が心血を注いで築いた大きなビルでした。このビルには、「リキレストラン」という高級西洋料理店も入っていました。力道山が亡くなり、リキスポーツパレスが売却され、リキレストランも1967年2月に閉店。このリキレストランは猪木、馬場は勿論、ルー・テーズやカール・ゴッチらも食事を摂った伝説のお店ですが、このお店のシェフだったのが髙梨正信さん。彼はその後、アントニオ猪木が興した新日本プロレスのプロモーターにもなるのですが、今日はプロモーターとしての顔の話は置いておいて・・。

その素晴らしい料理の腕前を買われながらも、髙梨さんは西落合にあった「香港」という中華屋を、名前ごと居抜きで買い取り、元々は町中華なのに、洋食屋をスタートさせます。現在のお店から数百メートル離れた場所で、67年3月に開店。開店当時はラーメンや餃子も出していたそうです。

そして、1976年8月、猪木ーアリ戦の2か月後に新築したのが現在の店舗で、店内にはプロレスファン感涙の写真や貴重なグッズが飾られています。

何も知らない人からすれば、昔ながらの町中によくあるお店。値段も安く、素通りしてしまいそう。ところが1歩中に入ればとんでもないお店なのです。

厨房の紳士がシェフの髙梨さん。

壁に貼られた懐かしいポスターや写真。写真1枚1枚にはとんでもない顔ぶれが写っています。まさに日本のプロレスの歴史。

特に貴重なものが、この上の額の中のもの。左下は1976年6月23日、京王プラザにおいて猪木の提案で「勝者賞金総取りルール」に猪木とアリがサインを入れた合意書のコピー。当事者である猪木とアリが勝手に合意し、これが大問題になり、試合前にアリ帰国かという騒動に。

実物はアリ側が回収して処分したため、本当に貴重な猪木ーアリ戦の舞台裏を示す証拠品で、その下は特別リングサイド10万円のチケット。

右上のブレザーは「IWGP実行委員」の特製ブレザー。これは猪木のマネージャーだった新間氏がIWGPの為に作らせたものながら、IWGP実行委員は実は、坂口副社長、新間専務、大塚営業部長(役職は当時)のたった3人だったのです!

このジャケットは3着しかなかったブレザーの内、大塚営業部長が着用していたもので、髙梨氏に寄贈されたもの。

またこちらは、レストラン香港の再オープンのお祝いに、猪木から贈られたサイン入りのパネルです。写真は1974年12月12日のストロング小林との再戦。

こういうお宝が店内に飾られており、肝心のお料理はリキレストランで力道山が好んだ味そのままの料理!本当にプロレスファンにはたまらないお店なのです。僕はこのお店に足を運ぶことが出来て、本当に幸せでした。

皆さんもぜひ・・・。

 


健康には “良質な睡眠” と “食事”

2024-07-09 | 日記
昨夜の大阪は気温30度を下回るのが、夜の10時を過ぎてからでした。この夏はこんな日が増えるのか・・。先が思いやられます。
 
健康の為には良質な睡眠。その為には脳を冷やすこと。
 
脳の適温は23~5度で、身体の睡眠中の適温は26~8度。両者の間には差があるので、睡眠中はエアコンを使って部屋を十分冷やして、冬布団を使って俗に言う「頭寒足熱」にするのが良いそうです。
 
エアコンで身体がだるいのは、冷えと睡眠不足によるものですから。
 
確かに快適に眠れます。気になるのは電気代でしょうが、そればかり気にして健康を損なって病院に1度行けば、電気代を上回る可能性もありますから、何に投資するのが賢いかを考えるべきでしょう。
 
 
また、エネルギー不足は良くないので、僕は朝食はしっかり摂ります。バナナ、リンゴ入りのヨーグルト、卵・ハム・チーズを挟んだパン、そしてカフェオレ。これでもウエイト・コントロールは十分に出来ています。お昼の暑さで食欲が落ちる方もいるでしょうから、朝、涼しい部屋で栄養補給をすることは大切です。
 
電気代や食費が家計に響きますが、健康はお金で買えませんので、よく食べて運動し、よく眠り、スタートしたばかりの夏を健康に乗り越えましょう✊
 
世の中、日本には無くても世界中には核爆弾がどれだけあるか。それが何かの事故で爆発したら、福島原発どころの騒ぎでは済みません。理想論を振りかざさず、政府もいい加減に原子力発電所を稼働してくれたら、電気料金も下がるし電力不足にもなりません。日本はどうも理想と現実のバランスを取ることが下手くそな国だと考えます。
 

眠れぬ夜に “ドラキュラ” はいかが?

2024-07-04 | 青春・名画劇場

夏になると80年代ホラー映画ブームを思い出します。70年代の「ゾンビ」「悪魔の墓場」「悪魔のいけにえ」がそれまでのホラー映画の流れを変え、80年代に入り「13日の金曜日」を皮切りに、俗に言うスプラッター(血しぶき)映画が大流行しました。ヒロイン達が叫びながら逃げ回り、お色気シーンと残虐シーンがお約束で、映画館が遊園地のお化け屋敷になっていました。作品的には、今もう1度観たいと思うものはありません。

でも、今もう1度観たいと思って観たのは・・「ドラキュラ」、俳優クリストファー・リーが演じるドラキュラ・シリーズです。子供心に本当に怖かった。ドラキュラが家に来ないように、にんにくを窓際に置いたり、十字架を手に入れようとしたり。子供の時、あんなに怖かった映画、今観ても怖いのだろうか?という思いから、60年ぶりに鑑賞しました。

クリストファー・リーのドラキュラシリーズ第1作「吸血鬼ドラキュラ」は、1958年の作品でした。子供の時は白黒で観た記憶がはっきり残っており、白黒映画だと思っていたらまさかのカラー映画!僕が初めてこの作品を観た時、自宅のTVがまだ白黒テレビだったから白黒映画と思っていたのでしょう。カラーだと血の色や、ドラキュラの生贄になる女性の白い肌が対照的で余計に迫力があります。

ドラキュラに噛まれる時の女性、ドラキュラ伯爵に魅入られたかのような表情で、中学・高校時代に「ドラキュラに噛まれてみたい」と語る女子生徒が多くいたことを思い出します。確かにドラキュラ、背が高くてかっこいい。

ドラキュラが最高の当たり役となったクリストファー・リーですが、ドラキュラのイメージが付くことを嫌い、1作目から2作目の間には8年もの間隔を置き、全部で7本のドラキュラ映画に出演しています。リーは語学能力に長け、英語以外に7か国語(フランス語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、スウェーデン語、ロシア語及びギリシャ語)を自在に話すことができたとされ、若い頃は193cm(196cmとも)という高長身で、スタントマンや脇役中心の俳優でした。しかし、ドラキュラ伯爵の知的な眼差し、マントを翻し、軽々と女性をお姫様抱っこして歩く姿は、今見てもかっこいい。

こちらはドラキュラと対決するヴァン・ヘルシング医師。演じるのはピーター・カッシングで、リーとカッシングは22本の映画で共演、リーのドラキュラ、カッシングのヴァン・ヘルシングを超える組合せはないとするホラーファンも多い。また二人は親友でもあり、その友情は変わることがなかったと言われます。リーは90歳を過ぎても俳優として活躍しました。

さて、この2人の俳優、若い人もご存知のはずです!

そう、ドラキュラのクリストファー・リーはスター・ウォーズで79歳を過ぎていたものの、ドゥークー伯爵を演じました。またロード・オブ・ザ・リングにもサルマン役で出演しています。対するカッシングは、「スター・ウォーズ エピソード4」にターキン総督役で出演しています。

子供の頃、医者や神父さんたちが夕暮れに、ドラキュラの眠っている古城にドラキュラと対決する為に赴くのを見て、「どうして朝一番に行かないのか!そうすれば夜までたっぷり時間があるのに!」と思いましたが、そうしないと映画が盛り上がりません。(笑)

棺の中で眠る吸血鬼の胸に杭を打ち込むシーン、眠る吸血鬼が目を見開く瞬間の迫力は今も満点。ドラキュラを倒す最後のシーンも毎回違う趣向が凝らされていて、ストーリーがしっかりしているホラー映画は今でも見応えがありました。本棚にズラリと並べる気にはなりませんが、夏の夜の鑑賞には持って来いです。

日本語吹替えを収録した貴重盤も今ならまだありますし、この機会を逃すとそうそうドラキュラを鑑賞する機会は無いと思いますのでご推薦します!


“とうもろこし” ~埼玉から愛をこめて

2024-07-01 | 日記

埼玉の友人が、とても美味しい「とうもろこし」を、食べ切れないほど送ってくれました。

いろんな種類もあり、トマトもあり・・・買うと高いので、もらえると嬉しくて!

写真では分からないと思いますが、底までぎっしりと入っているので、僕だけでは食べ終わるまでに傷んでしまう・・と言うか、食べられない程の量です。

昔ならこういう時に頼りになるのがご近所さん。お裾分けに配って喜ばれたものですが、今ではお隣さんとのお付き合いも薄く、またお裾分けなどしようものなら気を使わせた上に、付き合いの無い人からの食べ物など怖くて、そのまま捨てられてしまう可能性も大です。

ということで、多少距離はあるものの親しい友人に届けることに。夏バテ防止の為に、季節の旬のものを食べることは、とっても大切です!

懐かしい写真や懐かしの記事、今週は公開のご用意をしていますのでお楽しみに。