その昔。70年代~80年代の映画の宣伝は、それは力が入っていました。今のようにインターネットもSNSもない時代ですから、面白くない映画であっても、ものすごく面白く思える予告編を作ったり、見事なキャッチコピーのついた広告を作成し、口コミで評判を上げる涙ぐましい努力を、映画の宣伝担当者はしていたものです。
予告編を見て、「これは面白そうだ」と映画館に足を運ぶと、予告編が全てだったり。そんな映画の時は、見終わった後に「よくも騙したな!」と、安くはない映画代を払ってしまった怒りを、劇場前の看板にぶつけてしまったこともありました。
さて、このGWに映画を観ました。ベイマックスです。
久しぶりに「やられた!」と、笑ってしまいました。
決してこの映画が面白くなかったということではなく、配給会社の宣伝の上手さに「やられた!」と思っただけです。僕はさらに短い宣伝を見て、「ドラえもん」のディズニー版のような映画を期待していましたので、見事に騙されました。(笑)悪い意味で言っているのではありません。もう映画に俳優は不要とまで思わせる、実写とアニメの境界を取り払ったような絵作りは、アナ雪以上の素晴らしい出来です。
そうそう、原題と違う邦題を付ける常套手段にも、見事にはめられてしまいました。(笑)
さて、この流れから英語を学ぼうということで・・・
映画やコンサート、いろいろな催し物に足を運んだ時の感想を英語で言えますか?
“It was good ~”や“It was fun”、あるいは“interesting”で面白い、面白くないを言うだけでは、大人の会話とは言えません。
何か感想を言う時、思ったよりもよくない時、自分が期待していたものと違う時にどう言うか。これはぜひ、覚えておいて欲しいと思います。
“It was not as good as I thought.”
(思ったよりよくなかった。)
“It was not as delicious as I thought.”
(思ったより美味しくなかった。)
こういう表現は使い道が多いですよね。決して面白くない、まずいというのではなく、自分の期待と違うものだっただけですから。ぜひ、これから使って欲しいと思います。勿論、期待通りのものに皆さんがめぐり逢うことを、願っています。