青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

関西大学「寮祭」パレード!

2024-09-29 | 昭和・懐かしい北摂の風景

秋と言えば、「学祭」。中学校~高校なら「文化祭」と呼ばれているのかも知れませんが、大学になると「学祭」と呼ばれていると思います。学祭には参加しない学生が、昔も今もいると思いますが、僕は高校時代の文化祭も、大学時代の学祭も、高校に夜遅くまで残ったり、大学に泊まったりして思い切り楽しみました。

運動部に所属していたので、催し物を開催したり、そもそも学祭の実行委員会のメンバーだったので運営にも携わったりで大忙し。忙しければ忙しいほど楽しかった。普段話もしなかった人と仲良くなったり、先輩からいろいろなことを学び、それが就活や社会人になってからも役立ったり、多くの女子生徒と仲良くなったり。今でも学祭シーズンには母校を訪ねます。

ここは昭和47年(1972年)関西大学の校門前の坂道です。関西大学にはユニークなイベントがありました。大学祭は周辺の人たちに大学に来てもらいます。学祭だけではなく、春には広い学内の桜が綺麗に咲き乱れますので、その時にも大勢の周辺の方が花見に来てくれます。

ところが上の写真は「寮祭」のパレードで、寮祭は学生たちが仮装して学外に繰り出します

関大の寮では僕が学生の時は、朝はラジオ体操から始まり、歌唱指導として「学歌」や「寮歌」などを教えてもくれました。建物も古かったですが、関大前駅の周辺もまだまだ田舎で、廊下は裸電球。窓の外は崖に竹藪。蛇も出れば、部屋の中ではムカデとも戦ったものでした。また女子との合同ハイキングも。

今のように学生時代には団体生活や部活などを避け、就職してからは飲み会も無い。個人主義が優先されるのは時代の流れなのでしょうが、その結果狭い世界で生きている若者が多過ぎると危惧します。先輩、後輩、異性との楽しい付き合いを通じて、いろいろなことを経験し、大人になって行くのが学生時代だと思うのですが、今は歳を取っても子供のまま・・という若者が多い。コミュニケーション障害なんて言葉、昔は無かったですし。