阪急・大阪梅田駅を降りたらすぐの所、紀伊国屋から道路を隔てた北側・現在の梅田・キデイランドの上に、昔は「阪急プラザ劇場」がありました。
オリビア・ニュートン・ジョンの“グリース”や“野生の証明”、そして“スター・ウォーズ”もここで封切りました。80年代には「バーニング」「ブギーマン」等のホラー映画も人気を博し、劇場の閉館が近づいて来た頃には、シルビア・クリステルの「チャタレイ夫人の恋人」も観に行きました。
これは、その館内の写真です。分かり辛いのですが、座席は強い傾斜の雛壇式で、とても観易い劇場でした。
大昔、池田高校に通っていた友人は、学校の映画鑑賞は梅田まで全員で行き、そこから各自が自由に好きな映画を観に行くことが出来たと言っていました。その時に彼は“スター・ウォーズ”をここで見ています。
翻って我が母校の映画鑑賞・・・高槻市民会館を貸し切り、1年“翼は心につけて”、2年“ああ、野麦峠”、3年“ジョニーは戦場に行った”でした。どういう基準で映画を選んだのか?まるで「キネマ旬報」のようで、他校と随分違いがありました。
で、阪急プラザで思い出すのが、友人K。三番街の百又ビル「シネマ1,2,3」のいづれかで上映した「13日の金曜日」の際、彼は1番盛り上がる所で席を立ってトイレへ。そして、この阪急プラザでの「バーニング」という、当時ヒットしたホラー映画でも、彼は1番盛り上がる所で席を立ってトイレへ。本人は「退屈で眠くなった」と言い訳しましたが、彼が怖がりだという話が、友人間にあっという間に広がってしまいました。女子にも笑われて、ちょっと可哀想でした。