しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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聖日の朝に <666の出現>

2024-05-26 | みことば静想
「不法の者は、すべて神と呼ばれるもの、礼拝されるものに対抗して自分を高く上げ、ついには自分こそ神であると宣言して、神の宮に座ることになります。」(Ⅱテサロニケ2:4新改訳)

歴史の終末に出現する反キリスト(にせキリスト、罪の人、666などの名称がある)特徴が、パウロにより簡明に記されている。彼はあらゆる神を見下げ、自分を高く上げる。したがってキリスト教の父なる神、子なる神も否定されるわけで高慢きわまりない人物である。最後にエルサレム神殿に座を設け、そこに座り、我こそは唯一の神なりと全世界に向かって宣言するのであろう。▼現時点でエルサレムに神の宮は存在しないから、冒頭(ぼうとう)の文章を逆読みすれば、エルサレム神殿が再建されたときに、世界の終りのカウントダウンが始まるということになる。主イエスは、そのときが来たら「ユダヤにいる人たちは山へ逃げなさい」(マタイ24:16)と述べ、「そのときには、世の始まりから今に至るまでなかったような、また今後も決してないような、大きな苦難があるからです」(同21)とも言われた。このことから、反キリストによる世界的迫害は、かつて世界人類がひとりも想像したこともないほどの過酷さに満ちたものであることがわかる。そのときが日一日と近づいている事実をおぼえたい。▼「なぜなら、主の日は、次の二つの現象が起こるまでは実現しないからです。まず、世をあげて神様に逆らう時代が来ます。それから、反逆の人、すなわち地獄の子が現れます。彼は、神と名のつくものには、ことごとく反抗し、また、礼拝の対象をすべて打ちこわします。そして神殿に入って、神の座につき、自分こそ神だと宣言します。」(Ⅱテサロニケ2:3,4LB訳)