「神は、ソロモンに非常に豊かな知恵と英知と、海辺の砂浜のように広い心を与えられた。ソロモンの知恵は、東のすべての人々の知恵と、エジプト人のすべての知恵にまさっていた。」(Ⅰ列王記4:29、30新改訳)
人間の知恵の出所は全知全能の神にある。それだけでなく、もろもろの徳といわれる性質も自分ではなく、主から出ているのであり、自分で誇るものは何一つない。▼ソロモン王が知恵、英知、心の広さにおいて史上最大の豊かさを与えられた理由は、彼が来たるべき世界の王イエス・キリストのひな型だったからにちがいない。つまり、再臨された栄光の王キリストは、エルサレムに花嫁とともに着座し、その輝きは全地に及び、諸国民はそれを拝するため世界中から集まって来る。それがミレニアム(千年王国)だ。▼人類は何千年も世界の平和を希求(ききゅう)してきた。だが、みなノアの子どもたちなのに、争いと殺し合いに明け暮れている。そこに内住する罪がいかに根深いものであるかが示されている。唯一の解決は平和の王キリストの再臨あるのみ。主よ、とく来たりて世界を治めたまえ！