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しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 <聞き分ける心を>

2025-03-13 | Ⅰ列王記
「善悪を判断してあなたの民をさばくために、聞き分ける心をしもべに与えてください。さもなければ、だれに、この大勢のあなたの民をさばくことができるでしょうか。」(Ⅰ列王記3:9新改訳)

即位して間もないソロモンが神に祈った祈りで、謙遜(けんそん)さがあらわれている。立場におぼれることなく、国民を正しくさばき、導く心をしもべに与えてください、というのだから。▼もし彼が晩年に至るまで、この祈りのとおりに、神への敬虔と謙虚さを失わなければ、その治世はより輝かしいものになっていたろう。しかし残念なことに年を取るにつれ、判断力は鈍り、千人もの妻や側室と妥協し、偶像礼拝や王らしくないあり方に落ちてしまった。▼どんなに祝福された地位を与えられても、一生を通じてそれを歩み続けるのは、人間的には至難のわざであり、ただ神のあわれみによるしかないことがわかる。 もし彼がたゆむことなく律法に耳を傾け、ぼう大な富や栄誉に目がくらむことがなかったなら、と思う。生涯の終わりに記したといわれる「伝道者の書」のさびしい独白(どくはく)に聞き入りたい。「しかし、私は自分が手がけたあらゆる事業と、そのために骨折った労苦を振り返った。見よ。すべては空しく、風を追うようなものだ。日の下には何一つ益になるものはない。」(伝道者2:11同)