酒のさかな

平凡な笑市民が日ごろの暮らしの中で出会ったこと
【縦横無尽探険隊別館】

クララが立った!!

2008-09-18 22:11:42 | のほほん日記系
「どうですかぁ?」
《どうって痛いにきまっとるがな》
言ってもしょうがないので、『それなりです』と答える。
手術中の体勢が悪かったらしく、右目が傷つき涙で開けられない。
両足は機械で締め付けられ、背中の傷からの管がベッドに当たって痛いが、横向きなどとても身動きできない。

とにかく、時間を数え数え乗り切るしかない。
昼過ぎ、先生がやってきて管を抜くという。
「はい、抜きましたから動いてもいいです」
《いってーぇ、いてぇよぉ》
『動くって、痛いですよ?』
「痛いのは仕方ないです。自分で頑張ってください」
《起きるの手伝いは無いんかい!》

夕方近くなって、やはり自分でどうにかするしかないと悟った。
『イタタタ、テッテテ』

《立てたわ、ねぇ私立てるのよ!ハイジ!》
クララに成り切ったつもりのオヤジがミットモナイ恰好でそこに立っていた。
【でも、ベッドから起きる時はとっても痛い】

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