Enoの音楽日記

オペラ、コンサートを中心に、日々の感想を記します。

南伊豆歩道

2017年02月12日 | 身辺雑記
 昨年11月下旬に伊豆の天城山で遭難事故を起こした。ヘリコプターが出動し、レスキュー隊に救助された。そのショックがさめやらない12月に、今度は膝を痛めた。12月と1月は(仕事で出張が続いたこともあって)山には行かなかった。2月に入って、やっと山に行く元気が出た。膝の具合がまだよくないので、伊豆半島の突端の「南伊豆歩道」を選んでみた。初めて行くところだが、ネーミングから想像して、海岸沿いの遊歩道ではないかと思った。

 コースタイムは約6時間。かなりロングコースだ。日帰りでは難しいので、下田に前泊した。翌朝、タクシーで仲木(なかぎ)という漁港に行き、「南伊豆歩道」のスタート地点を探した。しっかりした指導票があった。8時55分スタート。いきなり山道の上りになった。海岸沿いの遊歩道のイメージではなかった。

 空は快晴。眼下に見える海は真っ青。コースは樹林の中を通って行く。強風が吹いていたが、樹林が風よけになってくれた。遊歩道というよりも、低山ハイクだ。

 コースはいったん入間(いるま)という集落に下りた。シーンと静まり返った集落。車が1台出て行ったが、それ以外の物音はしなかった。

 再び山道へ。アップダウンを繰り返す。意外に大変なコースだ。膝が痛くなってきた。上りはよいが、下りが痛む。歩き方に工夫をして、膝の負担をできるだけ軽くするように努めた。次の吉田という集落が見えてきた。でも、そこまでが長かった。アップダウンが続いた。

 やっと吉田に着いた。風をよける場所を探して神社の境内に入り、パンとドライフルーツとお茶の昼食をとった。時間はよく覚えていないが、12時半を過ぎていたのではないかと思う。

 吉田からバス通りに出ることもできるのだが、もうひと頑張りして、「南伊豆歩道」のゴールの妻良(めら)の集落まで歩いてみることにした。山道に入ったら、山の中腹を巻く道になり、風が静かになったのでホッとした。そのうち稜線に出ると、風が強かった。海の向こうに荒々しい波勝崎の断崖が見えた。上掲↑はそのときの写真。

 妻良に着いたのは3時40分。下田行きのバスが来るのは4時8分なので、それまで(風が強くて寒いので)どうしようかと思っていたら、向かいのお店の人が声をかけてくれた。缶入りのお汁粉を買って、ストーブにあたりながら、バスを待った。
(2017.2.11.)

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