Enoの音楽日記

オペラ、コンサートを中心に、日々の感想を記します。

札幌芸術の森

2009年10月13日 | 身辺雑記
 全国にちらばっている職場の友人たちの年に一回の集まり――。今年はこの3連休に札幌でありました。今年の参加者はわずか6人で、例年の半分くらいでしたが、楽しく過ごしてきました。

 10日(土)は歓楽街の‘すすきの’の居酒屋で旧交を温め、世話人のお誘いでカラオケへ。私はカラオケが大の苦手なので参りましたが、仕方なくついて行き、皆さんの絶唱に耳を傾けました。

 11日(日)は藻岩山に(ロープウエイではなく、歩いて)登る予定でしたが、あいにく朝からの雨。天気予報ですと、午後からは回復しそうなので、午前中は郊外の「札幌芸術の森」に行ってみることにしました。

 雨の中なので、傘をさして、まずは野外美術館へ。なだらかな起伏のある丘陵に74点の彫刻が点在していました。
 作品番号6の「隠された庭への道」(ダニ・カラヴァン作)は、遊び心にあふれた作品でした。まず金属製の「門-1」があり、そこをくぐると、草の生えた2つの丸い「丘」があります。ハッハッと笑いながら歩いていくと、大きな「日時計の広場」。ちょっと感心していると、次は「七つの泉」という噴水の列。この辺からだんだん異次元の世界に入ったような感覚に‥。次の巨大な「円錐」あたりで、そうか、この先には「隠された庭」があり、これはそれに続く道というわけか、それにしても「隠された庭」とはなんだろう、と思い始めました。で、結局なんだったかは、秘密にしておきましょう!

 ほかにも面白い作品があり、ときどき雨足が強くなったにもかかわらず、午前中いっぱいは外にいました。昼食後、作家の有島武郎の旧邸を見学。有島武郎というと「カインの末裔」や「生まれ出づる悩み」という作品名を棒暗記していますが、中身を読んだことはなく、(いつものことですが)反省。次に美術館で彫刻家の山本正道展を見て、「札幌芸術の森」を出たのは2時半頃でした。バスを待っていると、大きな虹が見えました。

 札幌市内に戻り、市電に乗って(札幌にも市電が走っているのですね。初めて知りました)、藻岩山のロープウエイ乗り場へ。ロープウエイは朝から強風のため休止していたそうですが、4時から運転を再開したとのこと。これはラッキーでした。ロープウエイに乗って山頂へ。灯りがつき始めた夕暮れの市街地の向こうに、日本海が黒く広がっていました。

 山頂にもう少しいれば、夜景がきれいに見えるはずですが、皆さんはビールが恋しくなって、そそくさと下山。ホテルに戻って、レストランの飲み放題プランで2日目の宴会を始めました。
コメント
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