演劇やまと塾公式ブログ

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たまには本の紹介でも。

2014年09月16日 00時05分41秒 | Weblog

 こんにちは、タッキーです。

 いつの間にか今年も9月を過ぎましたね。あと3か月もすれば来年です!時間の流れは速いものですね。大学生の頃も速く感じましたが働き始めてからはよりそう感じるようになりました(格段に忙しくなったことも大きく影響しているのでしょう)。日々、研鑚を積もうと思うものの、怠惰に過ごしてしまう日常となっています。時間はあっという間に過ぎていきますが、いやはや、ままならないものです。

 さて、私は自分の趣味を他人に説明するときに、そのうちのひとつとして「読書」と言いふらすことが多いので、たまには本の軽い紹介でもしてみようと思います。とは言っても最近はあまり本を読めていないですし、私の読書量など高が知れているので似非読書家といったところです。

 私は「ハートフル・ハート」の一つ前の公演、「大晦日」に代役として稽古に参加させていただいたのですが、その時から頭の片隅に置かれている言葉があります。それは、「あなた、そこにいますか」という言葉です。これは『朗読のススメ』(新潮文庫、著・永井一郎)という本に載っていた言葉です。かいつまんで言えば、或る景色をイメージするとき、大切なのはそのイメージを浮かべたり目の前に描いたりすることよりも、その空間に自分を置けるかどうか、ということです。架空の舞台においても、自分をその場所に配置してみることで、そこの質感とか状況とかをよりリアルに感じ取れるわけですね。  

 この箇所を読んだときは「ハッ」としました。何らかの物語をみたり読んだりしてそのイメージを思い浮かべるのは、まあよくあることだと思います。しかし、五感でイメージを感じ取るというのは、少なくとも私にとって、それまでなじみのない発想というか考え方でした。

 自分がそこにいるかどうか。しかし、実際の稽古ではそこまでのイメージに到達はできていません。難しいですね。『朗読のススメ』は、演劇の稽古をしていたからというわけではなく、読んだ時期がたまたま被っていたのですが、しかし演劇ともとてもつながりのある本だと思うので紹介してみました。

 最近、特にブログに書くような出来事がなかったので、今日は毛色を変えてこんな感じです。それでは。


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1 コメント

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タッキー様 (育子)
2014-09-16 09:26:50
大晦日の代役本当にありがとう。(思い出しました)

その時丁度かぶっていたのが、「朗読のすすめ」ですね。
また違ったタッキーを発見できました。
五感で感じて、表現して多いに演劇楽しみましょうね。
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