マンハッタン

20代の頃、新卒で就職した会社へ行くのがつらくなり、出勤の通勤電車の中から車窓を眺めて、ため息をついていた時期がありました。
行き先は会社なのだけれど、車窓から見える景色をマンハッタンに見立てて気持ちを奮い起こしていました。

久しぶりにその景色を見て、あの頃の苦い思いを思い出しながら思えば遠くへ来たもんだ、としみじみしてしまいました。
新卒で就職した会社は結局その後しばらくして辞めてしまいましたが、それが正解だったとわかったのは数年後のことでした。

もしかしたら生命に関わる危険に晒されるかもしれない、と思ったことがきっかけで辞めたのですが、予感は当たっていました。
その会社も今はもう無く、一緒に働いていた人達とも交流はありませんが、あのまま働き続けていたら今とは全く別の人生を歩んでいたのだろうなぁ。
そんな事を思いながら眺める風景は、不思議とあの頃のままなのでありました。

本物のマンハッタンが見たら怒るようなビルの少なさではありますが。

自転車こわい

またもや自転車で転倒してしまいました。
角を曲がった所に自転車を止めて携帯で話しているおばさんがいて、避けようとしたら対向車が来て慌てて反対方向にハンドルを切って転けてしまいました。
いつもなら危ないなぁもう、で済んだ所ですが、ここまで反射神経が鈍くなっているのかと、体だけでなく心も傷だらけです。
自転車に乗る自信がなくなってきました。
高齢者の免許証返上の話は聞きますが、自転車返上とは情けない。
しかし自転車のない生活は不便です。
さてさてどうしたものか。

素湯豆腐

母がまた入院しました。
微熱が続きインフルエンザ検査をしても陰性だったのですが、38度8分の熱がでて病院へ行くと肺炎でした。
会社の帰りに病院へ寄り、帰る途中に買い物をする気力もなく、とにかく早く家に帰りたい一心で帰宅しましたが、帰って来て何かを作る元気もなく豆腐を鍋にかけるだけの湯豆腐になりました。

鍋の真ん中にめんつゆとネギと生姜を入れた蕎麦猪口も一緒に入れて、タレも温かくして食べました。

見た目よりもコッテリ

このところ3日ほど、その音を聞くことのなかったチャルメラのラーメン屋さん。
実家の母が眠ったので主人に交代してもらい自宅に入浴に帰る途中、遠くからチャルメラの音が風に乗って聞こえてきました。
晩ごはんを食べていなかったので急にお腹が空いてきて、音を頼りに走って行くと大きなキャンピングカーのようなラーメン屋さんの車が見えました。
周りに人影がないことを確認して「ラーメン屋さぁ～ん！」と手を振るとこちらへ来てくれ、中から奥さんが出てきてメニューを手渡されました。

醤油ラーメン、塩ラーメン、味噌ラーメンにキムチラーメンと、どれも美味しそうで迷いましたが、醤油ラーメンのチャーシュートッピングを注文して出来上がりを待つ間に色々訊いてみると、三木市から来ているとのこと。
以前はお店をしていたけれど、店舗をたたんで今は車で回っていると言うラーメン屋さん。
今夜はこの近くに出前予約があったので回っていたそうです。

人生初の屋台ラーメンは見た目よりもコッテリしていましたが、美味しかったです。
ごちそうさまでした。

アホやなぁ

昨日のニュースで見た凍りこんにゃくが食べたくて、けれども今までかつて凍りこんにゃくを売っているのを見たことがなく、どこに売っているのかと思っていましたが。

作ればいいじゃん！
なぜこんな簡単なことに気づかなかったのか。
アホやなぁ、自分。
こんにゃくは簡単に手に入る、家には冷蔵庫がある、冷蔵庫には冷凍室がある。
よく思うのですが、今日はホンマにアホやなぁ、と思いました。

早速こんにゃくを買ってきて、自家製凍りこんにゃくを作ろう。
週末には、凍りこんにゃくづくしの宴だ！
ほとんどが水分で低カロリー、ダイエットにはもってこいの食材。

季節はずれの凍りこんにゃく作りに燃える、雪が雨に変わるという二十四節季の雨水の日の夜でありました。


朝からの雨も上がり夕陽に輝く川面。
さて、今夜の今年最大の満月は見ることができるでしょうか？