中野笑理子のブログ

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出会うべくして出会う

2017年09月23日 | 日記
人も、本も、猫も、虫も、場所も。
そんなことを、最近特に強く思う。
ならば偶然はなく、この世はすべて必然なのかと問われたら、そうだ、と言い切れる自信はないのだけれど。
偶然もまた必然なのか。

この世はわからないことだらけ。
たとえ寿命が100年を越えても、それらをすべて識ることは叶わないと思う。
500年ぐらい生きられるようになれば、その糸口ぐらいはちっとは見えてくるかもしれないけれど。
樹齢2000年を超える、日本最古といわれる大杉の言葉を聞いてみたい。

会社では、首の後ろに貼ったカイロと葛根湯ドリンクで、なんとかやり過ごしたものの、夕べはごはんを食べた後倒れるように寝てしまった。
けれどもぐっすり眠れず、ネットでチケットを4枚買ったつもりが400枚のチケットが届き、320万円余りの請求書とチケットの束を手に呆然となっている夢を見た。

幸い母はショートステイで朝寝を貪ることができたけれど、起きても頭はボンヤリ、熱は37度と8度を行ったり来たり。
そんな訳で今日は、ほとんどの時間を寝床で過ごし、佐藤正午さんの本ばかり読んでいた。
「オール讀物9月号」に掲載されていた「月の満ち欠け(抄)」と「愛の力を敬え」や、池上冬樹さんによる「佐藤正午 完全ガイド」を読んでいたら、猛烈に佐藤正午さんの本を読みたくなってしまったのです。
誕生日プレゼントでもらった、その時書店にあった佐藤正午さんの文庫本全部を読み尽くし、自分で買った「正午派」をワクワクドキドキしながら読んで、今日のブログの冒頭の言葉が頭に浮かんだのでありました。

佐藤正午さんの本には競輪場がよく出て来るのだけれど、読んでいると「もしや」と思う記述があって、それはやっぱり大好きないねむり先生のことで、出会うべくして出会った気がしたのでした。
いや、引き合わせてくれたのかな?
どちらにしても、競輪場デビューの日も必然になるのかもしれない。