中野笑理子のブログ

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空豆の中で春眠を

2019年03月24日 | 日記
春眠暁を覚えず、というよりも、もう一度冬眠したくなるような寒の戻りの朝。
二度寝しても遅刻の心配はない日曜の朝ですが、このままもう一度目を閉じてしまったら目覚めるとお昼前、なんてことも充分有り得る。
もしそうなったら今日1日を後悔から始めてしまうことになる、それはイヤだ、とエイヤッと起きて家中の窓を開けました。
早起きはやっぱり気持ちの良いもので、朝日の光を浴びるとさっきまでの眠気も吹っ飛び、後悔の日曜日から逃れることができました。

外へ出ると晴れたり曇ったりの空模様でしたが、空豆と新キャベツを買って帰り、さっそく空豆を茹でました。
お湯を沸かしている間にさやから豆を取り出して、黒い部分に切り込みを入れてゆくと山ほどあったさやから取れる豆はほんの一握りですが、春の緑の良い香り。

沸騰したお湯に塩と酒を入れて、キッチリ2分間。
ホカホカ茹でたての空豆を一粒、アッチッチと味見すると塩加減も茹で加減も絶妙でニッコリ。
外の皮まで美味しい、茹で空豆になりました。

二度寝の魅力に抗って起きた日曜でしたが、豆を出した後のさやを見ていると中の白いフワフワがなんとも気持ち良さげで、もしもこの中で眠れるなら二度寝もアリかなぁ、などとふと思ってしまったのでありました。

まだ湯気のたつホカホカ空豆。
味見が止まらない。