日本人アーティストを取り上げるのも久しぶりのことです。
学生だった昔のことを思い出す時に、どうしても出てきてしまうのが、渋谷の道玄坂の百軒店街にあったブラックホークというロック喫茶のことです。
ここで小生は、いろいろな音楽に触れて、その世界が格段に拡がった忘れられない場所でした。
暇な土日は、そこに通い、本を持ち込んで、読書しながら、自分にとって耳新しい音楽を聴くのが、当時のお金もなかった自分としては一番の至福の時でした。
ブラックホークでは、ほとんど洋楽が主でしたが、たまに日本の音楽もブラックホークならではのもので、自分にとっては耳新しいのがほとんどでした。
当時、そこで聴いた日本のアーティストで思い出すのは、小坂忠とフォージョーハーフです。
当時、カントリー・ロックやウエスト・コースト・サウンドが好きだった自分に日本でもこんな音楽をやっている人がいるんだ!と思わせたのが、小坂忠とフォージョーハーフでした。
メンバーは、小坂忠、林立夫、後藤次利、駒澤裕城、松任谷正隆と後に日本のロック・シーンで大活躍する人ばかりでした。
自分的には、やはり駒澤裕城のペダル・スティールが印象的でした。
小坂忠は、後に「HORO」というアルバムでファンキー・サウンドになり、あの懐かしい田舎風サウンドからは遠ざかっていってしまいましたが、「HORO」はあれはあれで好きなアルバムでした。
そこで、今日は小坂忠がソロで、ギターを弾きながら歌うこの歌で当時を思い出しましたので、取り上げてみました。
永ちゃんがビールのコマーシャルで、ビートルズ・ナンバーをかっこよく弾き語っておりましたが、小生的にはやはり小坂忠、さすがにかっこいいです!