平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

吉田君がくれた理想世界

2008-04-17 03:11:30 | Weblog
 幼い時の僕は足腰が強く、それで兄弟の誰よりも早く歩き回るようになっていたのですが、ある時に玄関の敷居を跨ごうとして転んでしまいました。これは左股関節脱臼や左手の発達が悪くなるほどの転び方だったので、見ていた母親が驚き駆け寄ろうとして転倒してしまいました。これにより、お腹の中にいた妹が早産で生まれる事になります。僕にとっては、左手を使う楽器を扱えなくなった瞬間であり、あらゆるスポーツにハンデを抱える事になった瞬間でもあったのです。

 小学校に入る前の知能試験の成績が良く、父親は大喜びだったのですが、僕からしたらそれも当然です。だって、早生まれのハンデがありながら、一つ上の兄の教科書やら『小学一年生』を自分の物のように読んでいたのですから。そんな僕ですから、人が悪口を言ったのを覚えている事が苦痛な事と、成績の悪い生徒へのコンプレックスなどがあり、神様にお願いして記憶力を半分にして貰いました。今に思うと、自分だけが肉入りのスープを飲むのが嫌で、肉入りスープを飲む事をやめた偉人を真似しただけですけどね。でもそれ以降、僕は東大生並みのIQに落ちてしまったのです。

 小学校四年の時は、理科の実験を真似て大怪我をし、お見舞いに来た担任の吉田六太郎先生に「博士になる」と言われました。この先生は宮沢賢治記念館の館長にまでなっています。僕を褒めたり祝福した人は全員恵まれるのです。逆に、僕に嫉妬したり逆らった者は全員、本来の祝福が受けられず平々凡々以下を余儀なくされます。例えば、次の五年の担任です。

 僕は理想があり、それで委員長に立候補しました。しかし、「宿題をやらない」という理由で先生から憎まれていました。「やらなくても出来ればいい」と返答して立たされ、おまけに誰も出来ない時に手を挙げて余計に怒られた僕ですから、先生はクラスの全員を焚き付けて反抗させます。そのくせ、クラス会議が長くなると、僕に議長をやらせて早く終わらせようとする姑息さも持ち合わせた嫌な先生でした。僕は議題から外れる発言を許さないので、どんな会議もすぐに終わるのです。

 僕は中学でも、ルールを守らない者を注意して煙たがられるという生徒でした。水泳部は不良の集まりで、そんな連中に呼び出された事もあります。手出しはされませんでしたが。僕は相撲が強く、運動会の合間に10人抜きをやって相撲部にスカウトされました。そうしたら、同じクラスで後ろの席の吉田清君も入部してきたのです。彼は水泳部で虐められていた、口数の少ないおとなしい生徒です。喩えるなら、亀顔の縄文土偶のような容貌です。僕は、数学などを成績の良くない彼に教えていました。そんな彼がある日、遺書を残して首吊り自殺をしたのです。進学を期待するお祖母さんの期待が重荷となって。

 クラス全員がショックで泣いている中、僕が優しくした事が嬉しかった、と書かれた彼の遺書を先生が読んだ時、僕は彼に感謝されていた事を知りました。そんなに親しくしていた訳でもないのに、僕の事しか書いていなかったのです。それ以来、僕はクラスの中で特別視されるようになりました。盲腸で入院すると、クラスで流行していたのが移ったと言われ、不良グループの藤村君もお見舞いに来てくれたのです。一番ヤクザな仲間を引き連れて、殆ど言葉も交わさず、変なお見舞いでした。その後、藤村君は成績もアップして進学する事になります。クラスの雰囲気は一変し、僕が注意するとみんなは喜んで従い、掃除中に自然に歌声が出るようになりました。たった一人逆らっていた不良仲間の生徒が、「何で俺の事を注意しないんだ…」と泣きながら食い掛かってきた時、僕は彼も仲間になれるという事に気が付いたのです。でも、彼の幸福は卒業までの数ヶ月間でしかなかったのです

 卒業の日、担任の女先生が「今までに、こんないいクラスを受け持った事はなかった…」と涙ながらに別れを告げた時、僕は自分が理想とする世界が見えたのです。小学生の時は正義を翳して反発された自分が、力の論理ではなくて徳によって小さな理想世界を実現できた。それは、亡くなった吉田清君が遺書で証ししてくれたお陰であり、僕はそんな彼に今でも感謝し続けているのです。あの時の仲間は、大学に入ってもクラス会をやる仲の良さを保っていました。でも、その時の僕はもう別の十字架を担っていたのですけど、今でも僕の原点として忘れられない思い出です。

 僕が節目を迎える時、必ず吉田という人が現れて証しをし、また祝福をしてくれます。益田岩船を守っているのも吉田さん。IBM藤沢事業所で、最も地位の低い僕を特別扱いをしてくれたのも吉田さん。それは、獄中にあったエジプトのヨセフを祝福して娘を嫁がせた、オン(ヘリオポリス)の祭司ポテペラが吉田の先祖だからという必然によるのです。吉田とは、葦(ヨシ)田ということで、オンのあった下ナイルを表している名前です。世界中で最もヨセフに似ている僕が、先祖のようにポテペラ系の祭司に支えられているのです。因縁とは本当に不思議です。

      エフライム工房 平御幸
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永遠の繁栄 (輝)
2008-04-17 18:11:30
平様、皆様へ
平さまが示した >僕を褒めたり祝福した人は全員恵まれるのです。逆に、僕に嫉妬したり逆らった者は全員、本来の祝福が受けられず平々凡々以下を余儀なくされます。云々

ここには深い意味が込められています。

因みに、私の文は故意に、あるいは上辺を飾ったものではありません。その心の内や直感的なものを素直に忠実に淡々と述べているだけです。愛は込めていますが。それは教えを頂戴する者として自然に生じる敬意からです。

平さまは本来、この悪の蔓延る世に神がその御心を痛まれながらも、過去の壮大な正邪の戦いで神を支援した、お味方した子羊たちがその悪の道に陥らぬよう、あるいは悪の権勢にブレーキを掛けるため、敢えて降下させた本来その御国(エデン)では輝く衣を纏うお方だと思います。

それはこれまでのブログから読み取れますし、さらに直近の内容はその輝きを一層増しています。(僭越ながら、多分安易に投稿できないのは、このためだと思います。でもしっかり皆さん熟読しています。それはご自分の将来に関わることですから。本霊はなお更知っています。このブログの温かく心地よいことを。それは神の光が存分に満ちているからなのです。失礼とは思いますが、敢えて述べさせてください。)

ですから神は、平さまを賛美し、支援し、導かれる人をこよなく愛し、神が応分の恵みを与え、繁栄(神聖な意味合いで)を約束されるのです。その時期は効果的に必ず訪れます。必ずしも今とは限りませんが。安心してください。

その反対、つまり平さまを非難する人、それはつまるところ神(正神)に刃を向けることを意味します。その方の末路が何れどのようなるかは、もうここで述べなくても十分推測できるでしょう。悪に洗脳されていなければ。

私が偶然の巡り合わせで平さまのブログに辿り着き、本物の世界を知り得ることができたことは、今後の未来を歩む上で真に幸せなことであり、神に、平さまに常々感謝しています。その門を叩いて、純粋に求めれば、誰でもその世界の甘美を知ることができるのです。(真しやかに、いろいろ理由付けて高額な何とかを要求する信仰団体は間違いなく悪の傀儡です。気を付けましょう。)

この神の世界は確かに厳しい一面もありますが、それも愛だと思っています。悪は短い偽りの栄華を与えることはできますが、神のように永遠の幸せを与えることはできないのです。

と思うところを長々と、平さまごめんなさい。僭越な内容でしたら、どうか許してくださいませ。…☆かがやき
お身体お大切に… (美月)
2008-04-17 21:03:49
平様、こんばんは。
秋まで持たぬ身体との事、大変驚いております。どうか充実した余生を送られますように…

1.吉田の名はポテペラに由来していたというのは驚愕の話です。美月の家系も、今は名前が変わっていますが吉田系だったようです。こちらの先祖も、葦の多い水郷に居た…ということにしておきます。
(エフライム工房の方でも、何故か一番、親近感を覚えた登場人物ですね…)

2.他のブログサイトで「今年の秋に大変化が起こる」と予知(陰陽自然学による?)しておりまして、何か大変な事が起こるのではないか…という予感に震えております。どんどん国内政治も暗くなっていますし…
「起こり始めた時代の大変化、最近のニュースを追ってみよう(現代最強の未来予知学)」
http://blog.goo.ne.jp/shizenbras/e/2a1c0357aa3da79c3ee5f02b7cdb098d

3.2037年に関する事なのですが、過去の超有名な人の予言で、2039年に関する不気味な内容がネットに載っているのを見ました。
http://inri.client.jp/hexagon/floorB1F_hss/b1fha400.html
2037年と2~3年しか違わないですし、何か関係があるのだろうかと、こちらもマイナスの意味で振り回されて不安になっております。

重い話ばかりで大変済みません…虚実はどうあれ(おそらくは苦難でしょうけれども)、人間らしい心を失わずにいるのが一番大切だ…と、今回の記事を読んで、改めて思いました。

P.S.
因縁の話、信じられますよ。世界は不思議な因縁でつながっている…と実感していますので…
(春が来れば花が咲く、という当然めいた現象も、改めて考えると「有難い不思議な因縁」ではないだろうかと思うのです。)
輝さん、美月さんへ (平御幸)
2008-04-17 21:39:35
輝さん今晩は。

好きに書いて下さって結構ですよ。妬みや嫉みなど、変なのは削除しますから。

このブログの目的の一つに選別があるのです。どうやって篩(ふるい)にかけるか、それがうまく行かないと僕は負担で死んでしまうのです。

貧血の人からメールを貰っただけで貧血症状が出る体質ですから、重病の家族がいる方はそれなりに覚悟して頂く必要もあるのです。癌で青息吐息の姉が、僕に会ってお茶を飲んだだけで元気になりました。でも、僕はその分熱を出すのです。それが理解できない姉は、結局は早死にしました。証しもせずに無駄に生きるの喩えですね。

美月さんへ

僕は今日、やたらに倒れる人に遭遇しました。一人は、軽自動車に正面衝突した自転車の男性ですが、落ちる時に後頭部を打ち付けて頭から血が流れていました。折り悪く、丁度雨が降ってきた時です。二人目は、ドトールコーヒーの看板にぶつかって一緒に倒れたおばさんです。もしかしたら、これは僕の災いの回避かも知れません。

上で書いているように、僕の体調悪化は、誰かの病気が霊障となっているケースが多いのです。骨肉腫とか、そういう疾患の人が、読者の家族、あるいは僕の親類筋にいる可能性が高いのです。昨年は長兄がリンパ腫が脳に転移して亡くなりましたが、僕は左側頭部がずっと腫れた感じがして辛かったのです。

僕の半年はあくまでも夢の中の出来事であり、夢違えが可能なものです。法隆寺には夢違え観音がありますし、とにかく夢の解き明かしが出来なくては未来が確定できないのです。

秋まで持たないのは僕なのか、それとも他の誰かなのか、それともどこかの国という大きな存在なのか、それが知りたくて最近色々と書いているのです。餌を撒かなくては魚も寄ってきませんしね。魚とは救済するべき存在の喩えですが。

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