平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

将棋界の不正

2016-10-13 22:58:48 | Weblog
ちょっと反響が大きくなっているので、将棋界のソフト不正利用について書きます。

プロ将棋は7冠のタイトルがありますが、その中でも名人と竜王が位としての格が高い。その2大タイトルの1つ、竜王戦の挑戦者が、コンピュータ将棋ソフトを利用して不正していた疑いから、今シーズンの残りの出場停止処分となりました。

先週のNHK将棋で、20年ぶりのタイトルへと紹介された三浦弘行九段がその問題とされる棋士。疑われたのは挑戦者決定戦です。

でも、実は一昨年から竜王戦は疑いの目で見られていたのです。初挑戦で奪取した糸谷哲郎八段(挑戦者で進級して七段、勝って八段なので、実質六段)。それまでタイトル戦と無縁で、いきなり強くなっていきなりのタイトル奪取。その竜王も1期も守れず敗退。

糸谷哲郎八段はイベントの公開将棋でもほとんど勝ったことがなく、ニコ生でタイトル戦を指す時は、将棋盤の前から離れて別室やトイレに行く離席の度に揶揄するコメントが飛び交います。すっかり疑われているのです。

ニコ生の観客はプロや女性プロも多く、明らかにプロの指し手と思われるコメントも書き込まれます。そんな中で、この前の羽生王座に挑戦した糸谷哲郎八段は、将棋ではなく、ソフト不正利用の疑いの目で見られていたのです。そのプレッシャーがあったのか、いいところ無くストレート負け。

この時、王座の羽生は相手の心が折れるほど厳しい将棋で圧倒しました。とても、同じタイトル戦の相手とは思えない実力差。

三浦九段も、今年は調子が悪く、竜王リーグ戦だけ好調だったので、将棋ソフトとの一致率を見る暇人(プロや観戦記者など)に1手1手監視されていたのだと思います。

両者の疑いは晴らすことも証明することも出来ませんが、将棋連盟は重い腰を上げて、対局場へのスマホの持ち込みを禁止する通達を出しました。それでも、旅館で対局するときや、対局者以外も同じトイレを利用するときなど、不正を完全には阻止できないと思います。協力者がいればマジックのようにサインで伝えられるし。

これから不正を出来なくするためには、2日間の対局とか減らして、1日で缶詰状態で対局させるしかなさそうです。

なお、今の将棋ソフトは、どちらが優勢かを数値で出すから面白い。たった1手の間違いで天国から地獄も笑えます。頭の硬い人間と違って、普通は気が付かない手も繰り出す。創意工夫のない、つまらない将棋しか指せないプロ棋士は淘汰されるのだと思います。

ということで、女流棋士がニコ生の叡王戦の聞き手の合間に描いた絵を紹介します。皆さん絶対に自信を持つと思います。まあ、どちらにしても将棋は弱い棋士ですから、やはりといえばやはりです (;´Д`)




以上、藤田綾女流2段(当時は初段)


(飼っていたウーパールーパーの)足は何本でしたっけ?


以上、中村桃子女流初段

【将棋】第1期叡王戦 五段予選 村田・田中・阿部・千田
http://live.nicovideo.jp/watch/lv231364920?ref=my_live
長いけど8時間20分頃からです (;^ω^)
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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (うずしお)
2016-10-15 00:31:37
先生こんばんは。
解説をありがとうございますm(__)m
掲示板では対極室略図が載っていたり、離席のことを拝見しましたが、休んだりできる部屋もあるようで、誰でも離席はすると思いました。
自分はどうぶつ将棋で勝てません、、、
返信する
うずしおさんへ (平御幸)
2016-10-15 01:17:21
うずしおさん( ノ゚Д゚)こんばんわ

明日から竜王戦です。丸山九段が代わりに出ます。

火曜日の、叡王戦 本戦 丸山忠久九段 vs 千葉幸生六段戦で、解説の田中寅彦九段が内情を少し話していました。前から問題になっていたのに棚上げしたとか (;´Д`)

http://live.nicovideo.jp/watch/lv277326595?ref=ser&zroute=search&track=&date=&keyword=%E5%B0%86%E6%A3%8B&filter=%3Ahidecomonly%3A%3Ahidetsexpired%3A+%3Aofficial%3A%3Aclosed%3A&kind=

コメントで、若手からの不満と突き上げが大きかったとありました。若手は出世したいし、中堅ベテランはポジションと利権を守りたいから及び腰になるということだと思います。

丸山忠久九段 vs 千葉幸生六段戦も創意のないつまらない対戦でした。この対戦の時はまだ三浦九段の処分が決まってないから相撲の八百長みたいなだらだら感 (^_^;)

ところが次の木曜日に佐藤天彦九段 vs 佐々木大地四段戦があったのですが、処分が出た後なので冒頭から屋敷九段と室谷由紀女流2段がお詫び。対戦も緊張感あって良い将棋でした。やはりマンネリ化して緊張感のない将棋界だったと露見しました (´Д`)

連盟も一番の美人を聞き手にして批判をかわす作戦に出たか (;^ω^)

創意工夫のない下手な将棋を見せられてイライラする方の身にもなってもらいたいところ (=o=;)
返信する
Unknown (ほんと)
2016-10-15 01:17:23
先生こんばんは。

コンピュータソフトを利用して不正が行われているとは知りませんでした。
将棋に詳しくなくても羽生名人の名前は以前から知っていましたが、ちょっと検索しただけで凄い人なのだと分かりました。
昨年の記事ですが、特徴が横綱相撲であるとか、名言とか面白いと思いました。
http://ima.goo.ne.jp/column/article/3561.html

女流棋士の絵は、すっスゴいですね。(^^;

V.LEAGUEのホームページが新しくなって、見やすくなりました。
http://www.vleague.or.jp/
返信する
ほんとさんへ (平御幸)
2016-10-15 01:32:52
ほんとさん( ノ゚Д゚)こんばんわ

Vリーグは赤字解消に本腰を入れはじめたのでしょう (;^ω^)

でも、重くなったから評価はいまいち。もっと軽く作らないと (;´Д`)

将棋の電王戦は、デンソー製ロボットがアームで駒を動かす凄いシステム Σ(゚Д゚;エーッ!

デンソーはニコ生でもCM入れて資金援助。将棋ファンはデンソーに期待が大きいから、チャレンジⅠも大いに気になります。

日立は、佐藤美弥・内瀬戸・井上の背番号で至高の三角形の出来上がり。ミャーのキャプテンで優勝できるか注目です (;・∀・)
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Unknown (hinoko2)
2016-10-15 07:25:59
先生 おはようございます。

将棋の不正について、解説をありがとうございました。ちょうどニュースで知り気になっておりました。
プロがソフトの力を借りるとは(;´Д`)

どんな世界でも頭の柔らかい人たちが、頂点に立ち続ける事が出来るのですね。ほんとさんご紹介の記事を読みますと、羽生さんは勝敗よりも内容重視、対戦相手がミスすると不機嫌になるとありました。
将棋も、絵と同じく作品としてとらえているのが凄いと思いました。

返信する
hinoko2さんへ (平御幸)
2016-10-15 08:35:29
hinoko2さん(^o^)ノ < おはよー

藤田綾女流の鳥の絵は、頭でっかちで前掛かりで目が座っています。要するに、鳥の絵ではなく、将棋で勝つことばかり考えて、視野が狭くなって焦っている自分を描いているのです (´Д`)

中村桃子女流の方も、犬もウーパールーパーも向きが縦か横しかない。これは将棋盤のマス目と同じ。舌を出してごまかしていますが、やはり藤田綾女流と同じく、心に自由がないのです (-_-;)

コンピュータ将棋最強ソフト・ボナンザの予想手と同じ読みはプロでもなかなか出来ません。先週行われた電王戦で、結構当たるので、自分はプロと違って前のめりにならないタイプなのだと思いました。前のめりになると藤田綾女流の絵と同じに視野が狭くなるから。そういえば、昔はスタートレックのミスター・スポック(感情のない)に似ていると言われたような (^_^;)
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