平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

平御幸のデッサン講座~第5回 色と形

2012-06-29 18:16:22 | Weblog
 今回のデッサン講座は、理論的な内容になっています。というのも、読者が初心者なので、実技編を展開する段階にないからです。読者からの作品が俎上にあれば、これを叩き台としての技術指導もできますが、楕円に苦労している現段階では到底無理です。実技編は改めて展開する予定です。

 ということで、今回のテーマは「色と形」です。読者の大半は色と形は別々のものと考えていると思いますが、その考えは間違っています。色と形は切っても切り離せないものであり、「形が狂う」というのは「色が合っていない」のと同じなのです。「形有色、色有形」と書き、「形は色を有し、色は形を有する」と読みます。漢文的に合っているかは分かりませんが。

 また、「良い形は良い色を獲得する」と考えて間違いありません。逆には、「悪い形は色を悪く感じさせる」となります。これは、実際の美術的な現象だけでなく、色を性に置き換えても成立します。性的な欲求や嗜好や願望が色彩として表に出るからであり、性的に不健全な人は、絶対に美しい形と色彩で描くことはできません。

 テレビなどでオカマのタレントを持ち上げますが、オカマが描く作品は、どうしても取れない黒ずんだ汚れが感じられます。聖書で同性愛を禁じているのは、霊的に正しいのです。これで獣姦が加われば、はっきりと分かる黒さが現れます。近代絵画は、人間のマイナス面から生まれた異様な作品を持ち上げ、結果的に健全な色彩と形を失ったのです。

 デッサンを何時間もしているのに一向に良くならない。こういう時は、最初の形の段階で躓いていることが多いのです。逆パースだとか、角度が違っているとか、プロポーションが違っているとか、余りにも基本すぎる段階で間違うと気が付きにくいものです。

 形は意志であり、意志の強い人は形もしっかりします。意志薄弱の人は、蛭児(ひるこ)のように形が定まりません。単純な人は形も単純になり、姿勢の悪い人は間違った方向に努力します。要するに無駄をするのです。また、石膏デッサンでも自分に似るので、男でも女でも、美形は得するように出来ています。この呪縛から逃れるには、余程の修正能力が必要となります。自分の癖を知り、癖が出ないように修正するのです。

 初心者だけでなく、プロでも間違って使う言葉に「汚い色」というものがあります。「汚い色を塗るな」と教える人があれば、その人は色彩について何も分かっていません。色の場合、あるのは「明度と彩度と色相の変化」であり、汚い色という項目はないのです。ドブ水のように、どんなに汚い色と思われるものでも、デッサン力がある人は、そのような色が必要となる場所に適宜に使って有効活用します。汚い色と口に出す人は、デッサン力がないと自白しているのです。

 闇があるから光の価値が分かる。悪があるから正義が必要と分かる。デッサンの場合は、何も描かない真っ白が光であり、そこから黒い陰影を付けて行く訳ですから、自然と闇へと向かうのです。だから、最初から闇に向いている人は、デッサンも闇の黒さに向かうのです。光が表現できる価値が分かりましたかね。次回は、角度について言及します。

追加 なお、SNSで、怒られるのが怖くて隠れて描いている人。隠れてないで恥を晒さないと上達しませんぐ。

     エフライム工房 平御幸

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2 コメント

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Unknown (Florosa)
2012-06-30 00:24:37
先生、こんばんは。

デッサン講座は、フラワーアレンジを教えている身にとっても大変勉強になります。
作る作品は、その方の内面がでているなぁとよく思います。
同じくオカマのタレントが「美をつぐむ手」などともてはやされているのを不思議に思っていました。
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Florosaさんへ (平御幸)
2012-06-30 01:39:59
Florosaさん今晩は。

フラワーアレンジメントも、空間を表現するという意味では純粋美術と同じです。様々な舞台で使われる花束でも、韓国のものは何かおぞましさを感じさせます。普通に「センスねー」だけではないのです。

芸大ですら悪魔の巣窟です。芸能界は推して知るべしですね。
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