平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

熱海土石流~3 地下鉄犯人説 (@_@;)

2021-07-08 10:09:38 | Weblog
テレビを見ていても、熱海の土石流の撤去がなかなか進みません。その理由は粘土質の土砂にあります。崩落した黒い盛り土が粘土質だったのです。

粘土質だから乾燥すると固まる。乾燥前は重い泥田になってスコップ(ショベル)ですくうのも大変。2014年の広島土石流は赤茶けた黄土色でしたが、これは花崗岩の風化した真砂土です。熱海は地山は茶色で火山岩です。タモリさんの出番です (^_^;)


広島土石流


熱海の土石流
いずれも朝日新聞サイトより


では、大量の黒い盛土はどこから運ばれたのか?道路の陥没写真を漁ると、溜まった水の色は茶色ではなく黒っぽいのです。粘土は河川によって運ばれた堆積物が多く、関東平野は堆積物の宝庫です。いわゆる関東ローム層の下にある粘土層が盛土として使われたのではないか?

となると、台地の土砂ではなく、地下鉄工事によって出た残土ということになる。もちろん、地下鉄限定ではなく、地下道や地下深く造られる駅舎も残土を排出する。

静岡県知事は大井川の水が枯渇するとしてリニア新幹線のトンネル工事に待ったをかけていますが、それとは別の理由で、残土処理という課題も見えてきました。残土を有効利用する方法はないものか?少なくとも、谷を埋め立てる選択肢はありません。

1. 巨大なプランターを作って砂漠に置く (^m^;)
2. 火山島の西之島に運んで埋め立てる (^m^;)
3. 洪水の起きる低地に運んで台地とする (^m^;)

いずれもコストは掛かりますが、そろそろ切実な問題として考えないと笑い話では済まなくなると思います (~_~)
コメント (6)
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