平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

トリマーが原因

2018-08-14 05:41:29 | アンプ製作と修理
ようやくトラブルの原因が分かりました。出力ゼロボルトを調整するトリマー2が耐圧不足で焼けていたのです。読者のを調べたら1kΩが1.25MΩと焼損 :(;゙゚'ω゚'):

大アンプは、2段目電流値が15mAと通常の3倍もあり、W数=電流×電流×抵抗値から、680Ω抵抗に電流が流れると0.15Wと計算されます。使用した3回転型のトリマーTM-7EPは0.5Wで計算上は大丈夫。しかし、調整する前に50mAも流したりすれば一瞬で焼けてしまいます。

1回転型のRJC06でも同じ0.5W。大型のRJ-13で0.75W。スペースの関係からRJ-13は使えません (;´Д`)

では、どうすればトリマーを焼かないで調整できるか?以下の方法で可能となります。

① 2段めの2SK2013のソース抵抗と同じ抵抗値の固定抵抗をトリマー2に置き換える。
② この状態で初段のトリマー1で、2SK2013のソース抵抗に15mA流れるようにする。680Ωなら両端抵抗が10Vくらい。
③ 2段目電流値が決まったら、2SK2013のソース抵抗値と同じにしたトリマー2を取り付ける。

この方法で、2段目に大電流を流さないで調整できます。バイアス調整用のトリマー3は最小値にして取り付けておく。ただし、発振させてしまったら、大電流が流れてトリマーが焼き切れるので、一度でも煙が出たりした人はトリマー2,3を外してチェックする必要あり (^_^;)
コメント (8)
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