平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

窪田式アンプ改の電源の制作~その2

2017-12-29 23:30:01 | アンプ製作と修理
昨日の続きです。今回は、トランスと整流回路を仮組してみました (;^ω^)

見ての通りのバラックですが、これには理由があるのです。というのも、使用するトロイダルトランスの注意書き(とは言っても他機種ですが)に、「トランスを固定する太いボルトとアンプの金属ケースが接触しないように」とあるからです。わかりにくいですが、中心のボルトと四角いフレームは接触しているので、このフレームを含めてケースから絶縁しないといけない。



このような理由で、木の板に固定したほうが安全なのです。


バラックの全体


実際に使用するメガネソケットとトランスの1次側の2本の配線


メガネソケットからヒューズホルダーへの配線


ヒューズが見つからなかったので、短絡して測定しているところ
配線が邪魔なら基板のパターン側にケーブルを差し込んでハンダ付け汁
ちゃんと±35.4Vが出ている


上の配線は「アンプSHOP ミズナガ」の整流回路の説明が分かりやすいので、図に書き加えてみました↓


配線の色分けは、トロイダルトランス 0-24V-48V 2A「HDB-80(L)」に従った

トランス左の1次側が家庭のコンセントのAC100V
2次側 0-24V-48Vということは、交流の24Vを中心にして上に24Vで下に24Vと同じ
交流24Vの1.42倍が得られる直流=DC電圧
0-24Vのトランスを2つ重ねても同じはず(試したことはない ( ー`дー´)キリッ)


このように、仮組みしてのテストは成功。計算より1V高く出ていますが、これは整流ダイオードの効率が良いためです。古い製品と違って、最近のものはロスが少ないですね (;・∀・)

トランスの2次側は3本で、黄色がアースになります。ブロックコンデンサーの中点に接続します。僕の感覚だと、アースは色分け時にグリーンなので、ここは注意が必要です。黒と緑はどちらも交流入力に接続するのでどちらでも良いのですが、深く考えないで画像のようにしました。

仮組みでの注意として、基板を固定する両面テープ式のテペットは、実に剥がれやすいので、ネジやドリルに絡まってきます。ネジ止めではなく両面テープが推奨。ヒューズホルダー固定用の1個しか送ってませんが、このテスト段階だと基板裏を梱包用の剥がれやすい緑のテープで覆い、適当に固定するだけでテストできます。必要な人は購入してください。
コメント (4)
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窪田式アンプ改の電源の制作~その1

2017-12-29 01:15:11 | アンプ製作と修理
主要なパーツの発送が終わったので、製作編に入ります。足りないパーツは年末でメーカーの出荷がないなど、足りない理由があるので、揃えることよりも手懸けることを優先にすること (゜o゜;

電源基板は日立のHA-7700電源基板の応用で小さくしたものなので、実際に作ってみたら、ただ小さくしただけではパーツの収まりが悪いと気が付きました。ブロックコンデンサー(大きな電解コンデンサー)と並列に入れる小容量(0.33~2.2μF)のフィルムコンデンサーの足が届きません。


基板の表、パーツ側~もっとパターンを外側に張り出させればよかった
今回はイギリスのAuraというメーカーのアンプから取り外されたルビコンの中古品を使った
ルビコンが良かったわけではなく、Auraは日立のMOS-FETを使っており、AuraのMOSが安くヤフオクに出ていて、おまけに付いてきただけ (^_^;)



ルビコン(Rubycon)は日本のメーカー
オレンジは岡谷のVコンで高級フィルムコンデンサと比べると差がある
整流ダイオードに並列のフィルムコンデンサーはパナソニックメタライズドポリエステルフィルムECQEシリーズ 0.1μF

それで、基板の裏から取り付けるのがベター。ということで、1mmφのガラス繊維チューブを足に被せて取り付けてみました。


裏のパターン側

Vコンを使っているところは、高級コンデンサーならいろいろ使えます。例えばムンドルフやシズキなど (^ω^)

MUNDORF Mcap630v-1.00
http://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=514755

ASC X335 400V DC 1μF 10%
http://www.kaijin-musen.jp/54_3114.html

安いところではジェンセンではなくデンマークなのでイヤンツェンなど
 イヤ━━━━(*´∀`)━━━━ン!!!!

JantzenAudio Z-Standard Cap 1.0μF
http://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=27413244

海神無線フィルムコンデンサー

整流ダイオードはカラーの色分けしてあるほうが頭(カソード、+側)で、頭と頭がくっついている方がプラス電源。尻と尻がくっついている方が-電源。頭と尻がくっついている2ヶ所がトランス2次の交流となります。24Vの交流をつなぐと、±33.5V程度の直流(DC)電圧が得られます。

実際にトランスと接続するときは、安全のために1次側の100VACにヒューズホルダーを介して、4Aヒューズを入れることになります。これは次回に説明しますので、まずはここまで作ってください (^=^;

なお、2SJ76/2SK213はe-Bayで耐圧の高い2SJ78/2SK215を50組注文したので随分安く手に入りそう。届くのは年明け (=_=;)
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