平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

熊本地震とグーグルアースの弱点

2016-04-15 23:42:57 | Weblog
 地震そのものが少ない熊本の地震は、被災者にとって突然の出来事に感じられるかもしれません。熊本地方では1889年以来の大地震。でも、縄文時代には人口密度が極端に低くて、九州は人の住むところではなかった。このことを説明すると長くなるので、古代史の第四部『邪馬壹国編』を公開したので参照してください。5章6章を見れば分かります。

 阿蘇の火口を見れば分かりますが、阿蘇山は富士山の何倍も大きな火山が地下に沈んで低く見えているだけ。地震のあった熊本市でも火山の8合目に位置する。人が住んで新幹線が走っている事自体が奇跡なのです。これは青森の十和田湖も同じですけど。

 大地震が起こる度に活断層がどうのこうのと論じられますが、専門家が見逃しているだけで本当の活断層は超巨大なのです。四国北部から、今回地震のあった九州中央部を横断する大活断層が存在する。これはグーグルアースでは見えにくい。木や森が邪魔して地形が見えないからです。


グーグルアースで見る九州と四国(大きなポイントが被災地・益城町)

 本当の活断層は、国土地理院の測量したデータを視覚的に見ることのできるカシミール3Dというソフトで見つけることが出来ます。僕は何年も前に提唱しているのに専門家は一向に進歩しない。


赤い線は四国から九州中央を横切る大活断層




オリジナルとアップ(活断層がよく分かる)
なお、海は古代のように4m上昇させてある
この海際ラインより下には遺跡は極端に少ない


 九州も四国も構造的には南北に分断されている。巨大な島が衝突してできたのが九州や四国で、九州はその上に阿蘇山が大爆発して南北を溶岩でつないだ形。

 以前にも貼ったことがありますが、改めて日本列島の地殻変動を分かりやすいように誇張したGIF動画を紹介します。これを見れば日本には安全な所などないと分かると思います。救けるほうが被災者になるかもしれない危険が待ち構えています。



 バレーボールVプレミアリーグ女子の久光と日立の試合が行われた宮崎と佐賀。その中間に熊本があります。熊本にもチャレンジリーグのフォレストリーヴズ熊本があります。今回は震度の割に被害が小さかったですが、それでも犠牲者が出てインフラにも影響が出ています。早期の救出と復旧活動は大変だと思いますが、何とか試練を乗り越えて欲しいと思います。

    エフライム工房 平御幸
コメント (4)
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