平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

名古屋試聴会の報告

2012-05-27 14:53:54 | Weblog
 無事に終了しました。主催者の皆さんと、参加された皆さんに感謝です。いろいろと想定外のトラブルがあり、決してスムーズではなかったのですが、余裕をみた時間配分が奏効しました。

 トラブルの最初は読者制作のバスレフの異音。これは前日の夜間に分かったもので、スピーカー端子がケンチャナヨに取り付けられていて、内部でコードのハンダ不良。端子はスピーカーの命というくらいの扱いが必要です。僕の場合は、裏板にめり込むくらいナットで締めて、コードをハンダ付けした丸環を通し、さらにナットを二重にしてボンドで緩み防止、表側の端子縁はボンドで埋めて、絶対にトラブルが起きないようにしています。

 トラブルの二つ目は置き台となるコンクリート板がなかったこと。低音がかぶる場合に備えての必需品です。本当は表面を磨いた厚めの石が良いのですが、コンクリート板は安いので重宝します。大理石の板もありますが、厚いのは特注になるし、薄いのは振動しやすいので数枚重ねが必要です。

 トラブルの三つ目は、天井と照明器具の共鳴とエアコンの音。スピーカーが大きくなって、そのパワーに部屋が負けた格好です。読者宅では現れなかった共鳴で音が濁り、本来の2割引のパフォーマンス。それでも、ユニットのエージングが進めば大丈夫でしょう。



 個別の感想ですが、ガブリエルはユニットの素性がよく、会場となる部屋の癖でパフォーマンス低下しても、やはり質では一番ですね。キャビネットのエージングとユニットのエージングが進めば、繊細さとパワーが両立した傑作となると思います。

 スーパーガブリエルは二段重ねという点で心配でしたが、問題なく組み立てや取り外しができました。一人で持ち運べる大きさに分解できるメリットは大きいです。肝心の音ですが、特殊形状のユニットのセンターキャップがエージング不足で、中高音でピーク性の音を発生させているようでした。それでトゥイーターとのつながりが悪く、古い録音の曲で苦労しました。左右のスピーカーを向かい合わせにし、片方を逆相接続にしてモノラルで再生すれば、大音量にならずにエージングは飛躍的に進みます。

 スーパーガブリエルはスケールが大きいので、オルガンが入った宗教曲やトランペットでも崩れませんが、本当は繊細で小編成の曲にも強いはずです。この辺はエージングに期待ですが、エージング不足でも流石というパフォーマンスでした。トゥイーターのコンデンサーは大きめで、2.2~3.3μFの間がよいかもしれません。

 競作となったバスレフは、両者とも軽やかで音場感の良いPE-101Aの特徴を引き出していました。二重の板で作った方はモニター的で、プロはだしの仕上げでややスリムなバッフルの方はエレガント。制作者の個性が出てくるところがおもしろい。金属製のセンターキャップがキラキラするので、バスレフの低音とバランスすれば成功ですが、どちらも成功していましたね。

 読者製作の試みのミカエルは、どれもちゃんと音が出てホッ。トゥイーターに近い金色のユニットを使ったものは、一つの楽器として鳴っているようで、これには僕も驚かされました。途中でネジが外れないと泣きついて戻ってきたときは心配しましたが、バッフルの穴を広げればネジは最後まで入ります。



 僕が披露したミカエルスリムはバッフルを固定していないので音がソフト。ドーム鳴きするユニットのエージングが進めば固定するつもりです。オルゴールは、電子式のユニットが想定外で苦労しました。蓋を開けて音が出るボックスにできなかったので、今回はプロトタイプということで黒歴史。パソコンから好きな曲を入れられるというメリットだけでしたね。

 最後に、スーパーガブリエルに読者提供の烏帽子をかぶらせて締め。記念写真を撮って解散となりました。遠くから来られた読者には、あとでスピーカーをプレゼントします。主催種と世話役と地元の読者は大変でしたが、おかげで成功に終わりました。いろいろとありがとうございました。搬入や搬出や片付けを手伝ってくれた読者にも感謝です。

 金曜日には、ズーと連敗していたスワローズの二軍も勝って光明が見えてきました。当日には、日食に向けて連勝を伸ばしてきた巨人も黒星。サタンを連想させる数字の6月6日は、金星ルシファーが太陽を通過する不気味な日。栄えある神集いの場に響いた、星をシンボルとするガブリエルとスーパーガブリエルが、太陽に象徴される日本の反転攻勢に役立てば幸いです。

     エフライム工房 平御幸
コメント
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