平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

パイレーツ・オブ・カリビアンの裏ストーリー

2010-04-09 07:09:04 | 古代史と聖書
 読者から、週末に諏訪大社の御柱祭に行くとのメールがあり、聖書との関係が指摘されていました。要約しつつ引用してみます。

"レバノンの山から杉の大木を切り出して山と海を渡り、建設に7年かかったソロモン神殿。山からモミの大木を切り出して川を渡って落とし、寅と申の年(7年目)に宮の柱を立てる御柱。諏訪には、少年を柱に縛りつけ、神官が小刀で切りつけようとすると、使者が現れてこれを止めるという御頭祭がありますし(今は鹿の頭のみですが)、創世記のイサクそのものです。諏訪大社上社の御神体は裏のモリヤ山(守屋山)です"

 イサクは父アブラハムに連れられて、薪(たきぎ)を背負って神の山(モリヤ)に登り、燔祭(はんさい)として殺されそうになった矢先に、天使がアブラハムを止め、身代わりに柴に捕らえられていた山羊が捧げられました。イサクはヤコブの父ですから、日本人の先祖の一人です。記紀では神様として国狭槌(クニノサツチ)と記されています。

 昨年の11月2日に、国狭槌をイサクとする理由をクイズとして出しました→こちら。読者のレベルでは難解かもしれませんが、カッバーラでは小学生でも分かるのです。その答えとは、「槌=木を追う→木を負う」と読み解くことなのです。モリヤ山の狭い獣道を、木を背負って登ったから、獣偏の狭い+木・追う=狭槌となるのです。

 このようなカッバーラの手法は、『パイレーツ・オブ・カリビアン』でも、わざわざ誤訳させてまで使われているのです。それはどこか?ターナーの父親であるビルの渾名(あだな)です。和訳では、ブートストラップ・ビルが「靴ひもビル」となっています。正しくは靴ひもではなくて、「ブーツのファスナーの皮つまみ」らしいですね。でも、この誤訳の靴ひもは、イサクの名前を表しているのです。

 イサクは日本語そのものであり、「韋索」と書けば意味が通じます。実は、「韋」は「鞣革(なめしがわ)」のことを指します。「索」は紐(ひも)なので、韋索で「鞣革の紐」となるのです。息子のヤコブの意味は「神のかかと」でしたから、イサクは靴紐がふさわしいことになります。バンクーバーで靴紐が解けた織田君は、先祖のイサクの祝福が得られなかったのです。

 ところで、この映画に出てくる東インド会社ですが、アヘン戦争で有名なユダヤ人、サッスーン家の当主がイサク(イツァーク)・サッスーンなのです。ラビといわれるユダヤ教の祭司でもあります。サッスーンはビル・クリントン大統領誕生の陰にあったと言われ、これが靴ひもビルを連想させます。また、映画に描かれる19世紀前半当時、東インド会社はオランダにもあり、これが「さまよえるオランダ人」という名前のフライング・ダッチマン号という幽霊船で象徴されています。ワグナーの音楽からインスピレーションを受けたのでしょうけど。

 このように、この映画は東インド会社を悪者に仕立てて、東インド会社の後継となったロスチャイルドやサッスーンを標的にしているのです。ロスチャイルドの香港上海銀行は現HSBCで、戦争の陰に常に存在するイメージがあります。明治維新にも関わっていたそうですから、坂本龍馬も作られた英雄かもしれませんね。昨年から続いている龍の法則では、龍馬も怪しい事になりますから。

 『パイレーツ・オブ・カリビアン』も日曜日で完結編です。東インド会社と海賊達の最終決戦ですが、前回に出てきたシンガポールがチラ裏のトロピカルな陶器(チャイナ)です。9人の頭領が集まれば、それは九頭竜となりますが、福井の九頭竜川ではなく、香港の九龍(ガウロン)の暗示でしょうか。やはり、香港上海銀行が連想されます。僕は映画を見ていないので、録画して観てみたいと思います。なお、ディズニーの筆頭株主モルモンは、アメリカ共和党を支持する保守の代表です。反日の米・民主党の方ではありません。

      エフライム工房 平御幸
コメント (4)
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