平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

祭司が仕組んだ桜に錨

2009-01-22 11:02:50 | 古代史と聖書
 今回は、藤原氏の家紋が契約の箱のケルビムから来ている、という話の続きです。実は、この説が成立するには、ある前提が必要となります。それは、藤原氏が契約の箱を実際に見ているということです。伊勢神宮にあるとされる契約の箱。これを式年遷宮の折りにでも見ているからこそ、ケルビムの翼から下がり藤を考案できたのです。しかし、ケルビムの翼が作る形はこれだけではありません。

 カッバーラ(陰陽道)の基本は、物事を正反対の視点から眺めることにあります。例えば、画家がリンゴを描く時、その輪郭線はリンゴと共に、背景も同時に描いているのです。デッサンの基本とは、リンゴと背景の関係を表現することにあるのです。その手段として、陰影法、線の強弱、トーン(明度)の適切さ、彩度の変化、などの物理的な性質を利用した技法が考案された訳です。

 このように、リンゴが作る二つの空間が理解できると、ケルビムの翼が作る空間も二つ見えてきます。上がり藤と、もう一つは桜の花弁です。下がり藤の紋の方は、もう一つが錨の形に見えます。契約の箱の中央に向かって差し出す翼の内側が、下がり藤の場合は錨の形。上がり藤の場合は桜の花弁になっているのです。これが、日本海軍がシンボルとした、桜と錨の隠された秘密だったのです。

 日本海軍は、と言うより、古代から海洋を支配してきたのは、南ユダ系ではなくて北イスラエル系の民なのです。南ユダ系のベニヤミン族が、突厥(とっけつ)として騎馬民族に特化したのとは異なり、エフライムを中心とした北イスラエルの民は、北方ルートは騎馬民族の東突厥、南ルートは海洋民族として分かれました。朝鮮半島経由で日本に来たのは、モンゴルや中国を支配した、鮮卑(せんぴ)と呼ばれた北イスラエルの民なのです。

 しかし、仏教が同じく北イスラエル系のダン族から生まれたように、ネパールから中国経由で日本に来た北イスラエルの別働隊があるのです。彼らの多くは海辺を伝い、南方ルートで日本に来たのです。この時に、ネパールや中国原産の桜も携えてきました。それは、契約の箱を携えた祭司レビ族が帯同していた必然です。北イスラエル系の10部族に帯同したレビ族は、ケルビムの翼が作る桜と錨をも持ち込んだのです。これが、北イスラエルの根拠地の一つである吉野が、桜で覆われた理由なのです。

 『万葉集』は梅の歌が多く、『古今集』は桜の歌が多くなっています。これは、奈良時代以降、北イスラエルの武の天皇、すなわちエフライム系の天皇が続いたことから、仏教と共に北イスラエルのシンボルが広まったためです。しかし、逆説的に語ると、梅の花は南ユダ系のシンボルなのです。あるいは、ベニヤミン族と梅の花が関係しているのかも知れませんが、まだ断定できる段階ではありません。いずれ、橘の紋の謎解きと共に、発表できるかも知れません。橘については解明済みですが…。このように、仏教と桜は共に北イスラエル系だったので、仏教興隆の詔と共に奈良時代に栄えるようになったのです。

 さて、テレビ東京の『新説!?日本ミステリー』という番組では、しばしば日本とイスラエルが同族であるとする日ユ同祖論が展開されています。前回も、相撲とヤコブの関係を放送していたのですが、歌舞伎役者に「イスラエルから伝えられて少し悔しい」とコメントさせていました。しかし、この認識は間違っています。日本が正統なイスラエルであり、現在の国家としてのイスラエルは、白人がユダヤ教に改宗しただけの偽ユダヤ人でしかないのです。その証拠に、白系ユダヤ人の間では相撲は伝えられてこなかったのです。彼らが拠り所にするのは旧約聖書の記述だけなのです。朝鮮人の起源捏造と同じ構造ですね。

 テレビ東京も、背後にはロックフェラーが蠢(うごめ)いています。ロックフェラーが画策しているのは、日本からイスラエルの宝を奪うことです。今は、間違った日ユ同祖論を吹聴して、契約の箱を奪う世論作りをしている所なのです。誘導されないように、呉々(くれぐれ)もご注意下さい。そう言えば、呉々の呉も北イスラエル系でしたね。南ユダ系の京呉服は秦氏の嗣業、呉服は北イスラエル系の嗣業なのです。ゴという音から、牛がシンボルだったヨセフ系(マナセとエフライム)でしょうか。

     エフライム工房 平御幸
コメント (10)
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