お萌えば遠くに来たもんだ!

感想<映画・TV・書籍・マンガ>については、鑑賞後のネタバレを含んでいます。

Mr.&Mrs.スミス

2005-12-18 | 映画2004・2005
観てきました。<新宿アカデミー>

以下、内容についてのネタバレを含みます。未見の方はご注意くださいね。


面白かった!前半は。

もちろん、全編を通してアクションシーンは豪華の一言、そこはすばらく、十分楽しめました。
この映画は「命がけの夫婦ゲンカ」というテーマをやりたかったのでしょうね。その演出は、前半はバッチリうまく行っていて、アクションシーン、コミカルなシーンとも、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー、2大スターの競演はお見事!といえる出来です。
ただし、前半は主演の二人がお互いに戦っているから「絵」も締まるし、飽きずに観られるのですが、後半、二人が一緒に行動するようになると、明確な「敵」がいなくなってしまい魅力が半減です。最強の二人がワラワラ現れる雑魚を倒すだけ、ストーリー的なピンチもこれといって起こらないし、クライマックスのガンアクションも派手なだけでカタルシスには結びついていません。
「あの二人を倒して俺がナンバー1に!」みたいなお邪魔虫的キャラ(こっちも夫婦とか)を出し、クライマックスはそいつ(ら)との一騎打ち、みたいな展開にした方が、クライマックスは盛り上がったんじゃないでしょうか?
もちろん、この映画のテーマは最初に語った通り「倦怠期夫婦の命がけの夫婦ゲンカ」なのですから、その展開ではテーマがぶれてしまいますが。

私は独身なのでこう感じたのですが、既婚者が観るとまた違った感想なのでしょうね。

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