~ 達磨菊 (ダルマギク) ~
薄紫の花径4cmほどの美しい菊
西日本の日本海側の岩上に自生する海岸植物です。
名の由来は、岩上で咲く姿が座った達磨の姿に似ることから。
花期 : 10月~12月
2月から3月に株分けか挿し芽で増やします。
この達磨菊はこの春に挿し芽したものが、健気に花を咲かせました。
伸びると垂れ下がるので、鉢植えにして高い所に置くのが良いですね。
茶花に使う時には、その習性を生かして掛け花入れに入れます。
~ 磯菊 (いそぎく) ~
別名 : 岩菊・泡菊
花期 : 10月~11月
名の由来は、海岸の崖や浜辺に自生することから。
黄色の筒状の花が頭頂部に固まって咲きます。
葉には白い縁取りが入ってとてもきれいです。
販売店のおじさんが、自分の好きな菊だと言って、
「この菊はなあ、しみじみとした菊でなあ、着物で言えば絣のような菊なんや」
と目を細めて見ていたのを、この菊が咲くといつも思い出します。
おじさんの言うように、花はしみじみとしていますが、
縁取りのある葉と共に結構な存在感がありますので、
茶花に使う時には、根〆に使うと全体がピリッと引き締まります。
~ 花磯菊 (はないそぎく) ~
この菊は、前述の「磯菊」と「栽培菊」との交配種です。
頭頂部に花径1cmほどの花が固まって咲き、まるで手毬ようで愛らしい姿です。
一枝でもブーケのようですが、数本束ねて生けると豪華になります。
~ 紺菊 (こんぎく) ~
この菊は、野紺菊の中から色が濃く美しいものを選別した園芸品種です。
古くから栽培されていたようです。
花期 : 9月~11月
普通の菊のようには簡単に増えず、我が家の庭ではこの一株が
辛うじて生き残っています。
何とか挿し芽で増やしたいと思っています。
~ 浜菊 (ハマギク) ~
東北の太平洋岸の岩壁や砂浜に自生する大輪の菊です。
茎は根元が木質化してしっかりしていますし、
花径が6cmもあって風格がありますから、
茶花で使う時には、一種で格調高く生けるようにします。
* * *
~ 可愛い小菊たち ~
咲き始めに花弁の先が反り返ってきれいです。
薄い小豆色の小花が茎の途中からたくさん出てくるので
懸崖仕立てに使う菊のようです。
姫路城の菊花展の販売所で買った菊です。
純白で清楚な雰囲気の菊です。
花弁がふんわりと立体的に開き、バレエのチュチュのようですね。
花弁の様子がちょっと変わっていて面白い菊です。
花色もニュアンスのある濃いピンク色で素敵です。
薄黄色の小菊です。
すくっと立って、小さいですが端正な雰囲気があります。
薄ピンクの小から中の大きさの菊です。
さっぱりとした雰囲気で、どの花との混ぜ生けにも対応しそうです。
花弁の長いマーガレットのような菊です。
中輪に近く房状に咲きますので、下駄箱の上や食卓上に
多種と混ぜてブーケのように生けると可愛いでしょうね。
ピンク色、中輪の明るく華やかなな雰囲気の菊です。
茶花には使えませんが、室内を明るく彩ってくれます。
黄色のはっきりとした色合いが元気な菊です。
そこだけスポットライトが当たったように輝いて見えます。
茶花では、挿し色に使うときりっと光りそうです。
* * *
我が家の庭は、今まさに菊の花盛り。
どの菊も可愛いらしく目を楽しませてくれています。
薄紫の花径4cmほどの美しい菊
西日本の日本海側の岩上に自生する海岸植物です。
名の由来は、岩上で咲く姿が座った達磨の姿に似ることから。
花期 : 10月~12月
2月から3月に株分けか挿し芽で増やします。
この達磨菊はこの春に挿し芽したものが、健気に花を咲かせました。
伸びると垂れ下がるので、鉢植えにして高い所に置くのが良いですね。
茶花に使う時には、その習性を生かして掛け花入れに入れます。
~ 磯菊 (いそぎく) ~
別名 : 岩菊・泡菊
花期 : 10月~11月
名の由来は、海岸の崖や浜辺に自生することから。
黄色の筒状の花が頭頂部に固まって咲きます。
葉には白い縁取りが入ってとてもきれいです。
販売店のおじさんが、自分の好きな菊だと言って、
「この菊はなあ、しみじみとした菊でなあ、着物で言えば絣のような菊なんや」
と目を細めて見ていたのを、この菊が咲くといつも思い出します。
おじさんの言うように、花はしみじみとしていますが、
縁取りのある葉と共に結構な存在感がありますので、
茶花に使う時には、根〆に使うと全体がピリッと引き締まります。
~ 花磯菊 (はないそぎく) ~
この菊は、前述の「磯菊」と「栽培菊」との交配種です。
頭頂部に花径1cmほどの花が固まって咲き、まるで手毬ようで愛らしい姿です。
一枝でもブーケのようですが、数本束ねて生けると豪華になります。
~ 紺菊 (こんぎく) ~
この菊は、野紺菊の中から色が濃く美しいものを選別した園芸品種です。
古くから栽培されていたようです。
花期 : 9月~11月
普通の菊のようには簡単に増えず、我が家の庭ではこの一株が
辛うじて生き残っています。
何とか挿し芽で増やしたいと思っています。
~ 浜菊 (ハマギク) ~
東北の太平洋岸の岩壁や砂浜に自生する大輪の菊です。
茎は根元が木質化してしっかりしていますし、
花径が6cmもあって風格がありますから、
茶花で使う時には、一種で格調高く生けるようにします。
* * *
~ 可愛い小菊たち ~
咲き始めに花弁の先が反り返ってきれいです。
薄い小豆色の小花が茎の途中からたくさん出てくるので
懸崖仕立てに使う菊のようです。
姫路城の菊花展の販売所で買った菊です。
純白で清楚な雰囲気の菊です。
花弁がふんわりと立体的に開き、バレエのチュチュのようですね。
花弁の様子がちょっと変わっていて面白い菊です。
花色もニュアンスのある濃いピンク色で素敵です。
薄黄色の小菊です。
すくっと立って、小さいですが端正な雰囲気があります。
薄ピンクの小から中の大きさの菊です。
さっぱりとした雰囲気で、どの花との混ぜ生けにも対応しそうです。
花弁の長いマーガレットのような菊です。
中輪に近く房状に咲きますので、下駄箱の上や食卓上に
多種と混ぜてブーケのように生けると可愛いでしょうね。
ピンク色、中輪の明るく華やかなな雰囲気の菊です。
茶花には使えませんが、室内を明るく彩ってくれます。
黄色のはっきりとした色合いが元気な菊です。
そこだけスポットライトが当たったように輝いて見えます。
茶花では、挿し色に使うときりっと光りそうです。
* * *
我が家の庭は、今まさに菊の花盛り。
どの菊も可愛いらしく目を楽しませてくれています。
そうですか、吉川英治さんと菊人形師との間で、そんな素敵な出来事があったんですね。
菊をきれいに育てるのはとても難しいことです。
菊人形師は、更に健康に育てるだけでなく、きれいな形に育てる必要がありますし、その努力は大変なものだと思います。
吉川英治さんは、その菊人形師の努力と、菊人形そのものの見事さの
両方を褒め称えたんでしょうね。
結果はどうであれ、努力を称えてもらうことほど嬉しいことはありませんから、
菊の影で泣いた菊人形師の気持ちが分かるような気がします。
菊作り 菊見るときは 影の人・・・ 私も心して本質を見るようにしたいと思います。
有難うございました(^_-)-☆
菊作り 菊見るときは 陰の人
菊人形展に吉川英治さんが観覧に行くことがあった。
有名な作家が観覧に来るというので人形師(菊を育て
た人)が その反応が気になるので陰に潜んでいた。
菊人形を見ている吉川さん「見事、見事」と感嘆する。
その声を聞いた人形師、思わず陰で泣いたという。
れを知った吉川さんが詠ったと言われる.
人はともすれば表面のみ見て、評価をする癖がある。
しかし、それがどれほど本質を見ていないか、という事をこのエピソードを通じて気付かされます。
後からこの句を思い出しました。遅かった・・・
お花はどれも可愛いですね。
よくこんなにきれいなものが出来るものだと、感心しています。
本当ですね、心が和みますね。
有難うございました(^_-)-☆
どれもみな綺麗。
花を見ると癒されますね(^-^)
みんなのブログからきました。
詩を書いています。
はい、いつもお邪魔しております(^^♪
お褒め頂いた菊は、立体的な作りが面白くてお洒落ですね。
この菊は今のところ一本仕立てですが、いつか枝数を増やして
形を作ってみたいと思っています。
その時に、再びアランさんに「very good」と言って頂けますように(^_-)-☆
濃いピンクの菊は変わっていて、
初めてです。 very goodです。
花人の折節さんが、目をキラキラさせてご覧になっている様子が目に浮かびます(^^♪
冒頭の菊は、山野草の好きな人には良く知れた菊ですが、
一般的にはあまり知られていない菊のように思います。
春のマーガレットに比べますと、やはり秋の菊は白くて姿は似ていても
どこか落ち着いたような静けさが感じられますね。
春は春の、秋は秋の風情でどちらも素敵です。
お父上が懸崖作りをなさっていたとは、本格的な菊作りですね。
私も、本格的には出来ませんが、その真似事をやってみたいと思っています。
折節さんも、ここでお父上を偲んで懸崖作りに挑戦する、というのはいかがでしょう(^_-)-☆
はい、有難うございます(^^♪
菊の美しさは、中々写真では出せないですが、雰囲気だけは伝わったでしょうか。
菊はとても種類が多くて、名前を知らないものがほとんどです。
目鱗どころか、体中の鱗が全部剥がれてしまうくらいですよ(^^;
菊は、たぶん寒さが加わると色も鮮明になるように思います。
人間は菊を見習わなくてはね(^_-)-☆
いやはや、いずれも愛らしい菊の花、見ていて何だかわくわくしてしまいます。
冒頭から、知っている、知らない、知ってるなどと、花占いではあるまいし…。
うちの庭では、今では浜菊のみが残っています。
もっとも春はマーガレットが3~4鉢ほど咲き誇るのですけどね。
そのマーガレットを思い起こすような花もご紹介されていますね。
亡き父が菊の花が好きで、よく懸崖に仕立てていました。
私が子どもの頃ですから、花は全く興味の対象外だったわけです。
今になって少しは見直すきっかけになるのかもしれませんね。
どうもありがとうございました。
花にもいろんな表情があって、それぞれに魅力がありますね。
花にブツブツとつぶやいている姿を、知らない人が見たら変人扱いされそうです(^^;
そんな私の姿を「麗しい光景」と想像して頂き、有難うございます。
小春日に 菊と語らう 幸せかな ・・お粗末様でした(^_-)-☆
お花の写真、綺麗ですね。
菊にこれだけの種類があったのかと目鱗です。
こんな寒い中でも美しく咲く花達、偉いなあ思います。
日が短くなって、陽射しも弱くなるこの頃は落ち着いた雰囲気になりますね。
そうなると菊の風情が似合ってくるようですね。
その点、バラはなんと言っても、春の明るい陽射しの中が
華やかで似合いますね。
はい、この菊は全て我が家の庭にあるものです。
お茶の稽古にも茶花が必要ですから、四季を通じて花が咲くように育てています。
菊が秋の陽射しを浴びて輝く姿は良いものですねえ(^_-)-☆
「花は野にあるように」と利休さんが言われていますが、我が家の庭はそのまま野のようです(^^;
紺菊の花は、色も形も素晴らしく絵になる美しさですね。
そうですね「蝦夷野紺菊」はこんな雰囲気だったように思います。
コハマギクは北海道でも自生しているんですね。
その点、ハマギクの北限は青森県までのようです。
高さが60cm~1mにもなりコハマギクよりだいぶ大きいですね。
植物を植える場合は、茶花に使えることが第一の条件ですから
庭にあるものはほとんどが和風のものです。
庭がもっと広ければ、洋花も植えたいんですけどね(^_-)-☆
どれも越後美人さんのお庭に?
茶道には欠かせないお花達でしょうか?
秋の日差しの中で輝いてますねぇ
>美しく愛しいものたちへのつぶやき
越後美人様が、小春日に、自宅の愛しい菊達と楽し
く会話している。
そんな、穏やかで、麗しい光景が、見えてくる思いが
します。
野紺菊の中から選ばれ園芸品種化されました紺菊、花
色・花の形が素晴らしいですね。
当地に自生していますエゾンコンギク(蝦夷野紺菊)に
どこか似ています。さらに、ハマギク(浜菊)は少々葉の
形状が異なりますが、当地の海岸崖で咲くコハマギク
(小浜菊)がダブリます。
それにしましても、ブログを拝見していますと越後美人
さんのお宅の庭は和の趣を漂わせる植物を多く育てら
れていますのに感心しています。
菊香る頃になりました。
種類だけは15種ほどありますが、中々見栄え良く育てるのが難しいです。
懸崖仕立てにしなくてはいけない菊も、ただ伸ばしっ放しですし、
その菊の特質に合わせてのお世話は出来ていません。
そんな状況でも、嵯峨菊や肥後菊なども手に入ったら育ててみたいと考えています。
欲張り」ですね(^^;
ハマ菊と達磨菊はなぜでしょうね。
元々乾燥に強い植物ですから、放っておくほうが良いらしいです。
水のやりすぎでしょうか。
機会があったら、また挑戦してみて下さい。
そうですね、菊の香りは身心を清めてくれるような気がして、
心機一転、何かしたくなりますね。
fuyouさんなら、菊の画でも描かれますか(^_-)-☆
はい、狭いところに、ごちゃごちゃと植えています。
主人には、これ以上増やさないように言われるのですが、
きれいなものを見ると、つい手が出てしまいます(^^;
海岸の菊は、浜辺で風当りが強いでしょうに、見事に咲くものですねえ。
さすがに茎が太くて頑丈に出来ています。
それで、どっしりとした風格が生まれるのでしょうね。
「うさぎ菊」ですか、可愛い名前で、月見の茶会に使ったらぴったりですね♪
きっと可愛らしい菊なんでしょうね、見てみたいです。
小菊たちには毎日「可愛いね♪」と声をかけています。
すると、ニコニコ笑っているように見えます。
母がそうしていたのを受け継いでいます(^_-)-☆
菊はいったい何種類あるんでしょう。
数えきれないくらいあって、名前の分からないものが多いです。
上の五種類の菊は有名ですから、花好きの方ならほとんど知っていると思いますが、
その中でも「磯菊」は、ちょっと他の菊とは趣が違いますね。
花はキュッとまとまって咲き、葉は美しい切れ込みと縁取りで、全体が個性的です。
自然が作り出した素敵なデザインですが、ちょっと知的な雰囲気も感じられます。
kyokuさんが「特に磯菊」と言われるのが分かる気がします。
楽しんでご覧頂き、勉強になったのでしたら嬉しいです(^_-)-☆
菊日和いいですね
丹精されましたね
私 我が家になつかない菊
ハマギク 達磨ギク
憧れます
菊薫る季節いいですね 腰を落ち着けて
何かしたい気分です
大切な菊ご紹介頂きまして感謝でございます
達磨菊、磯菊、花磯菊、浜菊と海辺の潮風に打たれて
逞しく生き抜いてきた菊
美しいだけでなく凛とした風格を感じました。
山には「うさぎ菊」という黄色い菊が咲くんですよ。
小菊たちもとっても可愛い!
お花は愛情を掛ければ、より美しく開花すると聞きました。
越後美人さんのお花を慈しむ心が反映されたのでしょう。
お手入れが良いからお花も活き活きしています。
「この菊はなあ~~着物で言えば紬の様な菊なんや」
そう語った販売店の方の言葉は私も心に残りました。
ありがとうございます。
ご自宅のお庭なんですね。
素晴らしいです。
特に磯菊がイイですね。
葉の縁取りも印象的です。
勉強になりました。kyoku