江別創造舎

活動コンセプト
「個が生き、個が活かされる地域(マチ)づくり」
「地域が生き、地域が活かされる人(ヒト)づくり」

公民館図書室

2014年01月23日 | 歴史・文化

 50年代の図書館活動、文化財保護の動きは、次のとおりでした。

 (一部中略)

 50年度の図書館活動の中身を挙げてみよう。
中央公民館図書室
1)第5回親子読書感想コンクール
2)第4回親子移動図書館の実施
3)第3回親子読書ゼミナール
野幌公民館図書室
1)親子文庫の開設
大麻(おおあさ)公民館図書室
1)親子移動図書館の実施

 そのうち、親子移動図書館は、通常館利用者は半径1.5km以内といわれていることから、いわゆる50年度の実績をいうと、中央公民館では篠津小学校、対雁小学校、角山小・中学校など6回、大麻(おおあさ)公民館では大麻(おおあさ)藤幼稚園、大麻(おおあさ)あけもの幼稚園、大麻(おおあさ)西小学校への団体貸し出しを行ったところです。

 また、中央公民館主催の親子読書ゼミナールは、地域文庫や家庭文庫の親子や子どもの読書に、関心をよせる市民に呼びかけ、48年度から毎年実施されました。
50年度は児童文学者の加藤多一の講演「自作(馬を洗って)を語る」を開催しました。
さらに、5回目となった親子読書感想文コンクールには、54組の親子が作品を寄せ、そらは文集に編まれ発刊されました。

 こうしたことから明らかなように、当時の公民館図書室を拠点とする図書館活動は、蔵書冊数の不足など悪条件にありながら、またそれゆえ、地域文庫と連動するかたちで読書運動の活発化を図ることになりました。
 そのため、上記事業のほか、団体貸し出しのかたちで郊外の施設などに貸し出すとともに、絵本の読み聞かせ会なども定期的に開催しました。

 (以下略)


註:江別市総務部「えべつ昭和史」570-571頁.
写真:現野幌公民館

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