昨日、リフォーム工事の定例打合せ(施主・施工業者・現場責任者3者の中間進捗状況確認というところでしょうか)がありました。
外観上の進捗としては、屋根の既存のコロニアルの上にボードが敷かれ、その上に防水シートが貼られていました。
内装は、ちょくちょく見に行っているので、見た目にはそれほどの変化はありませんが、既に床は、床暖房(電気式)が敷設され、ガス配管工事も終わり、フローリングが貼られています(壁にフローリングの端材が立てかけてあります~右端 ハーモニアス12 キャラクターナット)。
その前には、床下断熱材(ポリスチレンフォーム)の「フクフォーム」が置かれています。
指摘されて、びっくりしたのですが、なんと既存の床には一切断熱材が敷設されていなかったということです。どうりで、しんしんと冷えたわけです。
今回、壁を剥がした部分には、新たにグラスウール断熱材(MAG ポリカット HV1075L-435 /75mm と思われます。)を入れてもらっています(既存は50mmのものだったそうです)。
ダイニングとリビングとの間に残した耐力壁。
新たに、筋交いが入れられ、
耐震補強金物のアンカーが取り付けられているのが見えます。
リビングへの入り口は、引き戸になりますので、吊り下げ建具が設置されています。
木材がむき出しの部分は、壁紙が巻き込まれるとのことです。
ユニットバス部分は、土間コンクリート打ちの真っ最中でした。
いわゆる土間コンを打つのは、重量のあるユニットバスが沈み込まないようにするため。更に、地面との間の断熱効果も同然あると思われます。
ところが、壊してみて分かったのですが、既存のユニットバスは土間コンが打ってありませんでした。また、壁・天井ともに、一切断熱材が敷設されていませんでした。
すなわち、家の中で、環境的に、お風呂がもっとも寒い場所だったようです。1日中そこにいるわけではないので、なんとか我慢してきましたが、このごろ入浴中の寒さが身に染みてきてたのはこのせいだったのです。鉄筋の集合住宅に仮住まいして、お風呂というのは暖かい場所だということに驚かされました。
今回のリフォームで、グラファイトヒーターの浴室換気乾燥暖房機(いままでのは浴室換気乾燥暖房機は、寒い風が吹いてきて暖房効果はほとんどありませんでした)も入りますので、きっと、これからは自宅でも、暖かいお風呂に入れるようになるのではないでしょうか。
(2018/2/5時点)
今回、大工の棟梁とお話をして、ちょっとびっくりしたこと。
1.今の家は建売住宅を購入したわけですが(むちゃくちゃ高かったけれど)、棟梁さんは、注文住宅だと思っていたみたいです。
・キッチンとリビングとの間に耐震上、補強の梁を入れる予定(このため、梁が天井から出張ってしてしまって、ちょっとカッコ悪い)だったのですが、既存の太っい梁が入っていたため必要なしとのことになりました。
・施工がいいのか、土地そのものの性質がいいのか(乾燥している、転圧が良くされている等)、土台はほとんどヒビが入っておらず、木材は腐っている部分が一か所もなかった。等
このような結果は高い買い物としては当たり前のことと思われるのですが、きっと建売住宅というのは、ほとんどが、クズみたいな木材使って、いいかげんな施工なものがほとんどなのでしょう。やっぱり家は高いものだということを認識しないといけないようです。
この家は、お金がかけてあるところと(耐震のための太い材木や外壁のパワーボードなど)と、お粗末な手抜き(断熱材をけちったり、土台のレベル取りがいいかげんだったなど)の部分とがちぐはぐな感じでしたね。つまり、設計は良かったのですが、施工業者と現場施工管理が悪かったということでしょう。
2.こんな豪華なキッチンセット入れるのは、めずらしいとのこと。
あれ~っ、おかしいな。LIXIL の標準クラス(契約書にも標準仕様品って書いてあるんですが...)を入れたはずなのに。
でも、同じ施工会社の仕事を専門に引き受けてきている大工の棟梁さんが言うんだから本当なんでしょう。
そういえば、近所でキッチンのリフォームをした人に話を聞いたところ、同じLIXILのショール―ムに連れていかれたが、施工業者さんが、「うちはもっとグレードを下げたもので、安くやりますから」と言われたそうです。
うちみたいに、ショールームにあったものそのまま入れる人も珍しいのかもしれません。
ということで、内部の建築工事は今月半ばで終了するとのことです。すごく早くてびっくりしたのですが、これから、屋根・外壁の方が時間がかかるそうです(天候にも左右されるし)。
全般的に見て、しっかりと施工してくれていることが分かり、費用はかさみましたが、信頼のおけるメジャーな施工業者さんでよかったという感想です。