先日、「無駄遣いをおもいとどまった」ということを書きましたが、こんどは、思いとどまれず、とうとう無駄遣いをしてしまいました。
これです。YAMAHA MOX6
前回は中古の音源モジュール MOTIF RACK ES を買うなら、YAMAHA MX49 の方がアドバンテージがあるということで、なんとか無駄遣いを踏みとどまったのですが、
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その検討をしている時思わぬ伏兵が。
MOX6 が生産終了となって、各店在庫放出体制になっていたのです。価格comでも、1年前は95,000円ぐらいしていたものが、69,000円ぐらいに値下がりしています。MX61も65,000円ぐらいしますから、コストパフォーマンスのMX49か性能のMOX61の選択を迫られてしまいました。
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そこで、今度は、本命MX49 と MOX6 とを詳細に比較検討しました。黄色部分が優位項目です。
同時発音数128音(MOX6は64音)とか、パフォーマンス16パート(MOX6は4パート)とか、さすが、MX49 の コストパフォーマンスはすごいですね。
しかし、MX49 の音源は MOTIF 「直系」とのうたい文句ですが、MOX6 は 「MOTIF XSの音色波形355MB(16bitリニア換算)を完全移植」なんですよね。
たとえば、通常シンセサイザー(これは、MX49でも同様?)では、容量節約のために音の減衰を完全にサンプリングせず、減衰部分をループさせて再現しますが、MOXではほとんどの音色で音が消えるまでをサンプリングして自然な減衰を実現しているそうです。さらに、音を8つのエレメント(要素)から構築(これはMX49も同様)。例えばピアノ音色では弦の振動音、本体の反響音のほか、打鍵音、離鍵音といった8つの要素から構築することで、豊かな音を作り上げている。
この辺のすごさを表している映像があります。
MOTIF XSのツボ 第1回 『こだわりのピアノ音色1』
このあたりの差なのか、明らかに音の深みが違うような気がします。
【DEMO:CC】YAMAHA MX49
【DEMO】YAMAHA MOX6 #1
あと、細かいところを見ると、MX49にはシーケンサーがついていません。仕様でシーケンサーとあるのは、リズムパターンの再生用のシーケンサーのことのようです。
更に、メガボイス(弾く強さと,高さの両面により,異なる音が鳴る 非常に特殊な音色(例えば、ギターのさまざまな奏法(ミュート、ハーモニクス、スライド)の音色)のようなギミックは搭載されていないようです。この点は下のようにアルペジオの小技にも影響しているようです。
また、MOX6は、MX49のように、16パートをフルに使ったパフォーマンスは使えず、重ねられるのは4パートだけですが、その代わり、4パートにすべてアルペジオを設定できる(MX49は2パートのみ)ようです。
とういうわけで、この性能の差は実売価格2万円の価格差(MX49 価格comで47,000円)を埋められないのではないかとの判断になりました。更に61鍵と49鍵とでは、かさばる代わりに、弾き具合の使い勝手がまったく違いますし、実奏していませんが、ウエイト付きの鍵盤はやっぱりパカパカしなくて全然弾き易いはずです。
そして、今ちょうど、イシバシ楽器さんが、ポイント5倍セールをやっていて、貯まっていた楽天ポイント使用と今回付与されるもろもろのポイント(16%分)を加えると、実質42,000円程度で購入できるのが決断のポイントとなりました(もっとも、MX49なら、パワーレック鍵盤堂さんでポイント使用と付与ポイント6%で実質28,000円で買えたんですけど、14,000円の差が+12鍵と+ウェーブ189M+もろもろのギミック機能のアドバンテージにどのように影響するのか。楽器は値段じゃないですから。といいながらほとんど決め手は値段と性能とのコストパフォーマンスで決めているようなもんですが)。
1月22日(水)には、本体が届くようですので、演奏した感想をまたあげたいと思います。
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