欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

『ひろ~いリビングは、地震に超弱い! ひろ~い店舗も同じ!』

2015年10月04日 09時24分41秒 | 建築のうんちく




『一階に広いリビングをつくる事は、大変危険です!』



もし、木造住宅の一階に12畳以上のリビングがあれば、『耐震性に問題ありです!』

リビングの中に柱が無いという事は、本来、柱を入れた方が良い場所を、梁で荷重を支え、

梁の両側の柱に荷重を分散させているだけです。



『これを、梁でトバす!』

と、言います。



最初から、梁でトバす設計をしていれば、まだ、良いのですが、リフームで柱をとる場合は最悪です!



我々が、調査に訪れると、『柱をとってしまった家が多いです!』

この様な家は、少々、耐震工事をしただけでは駄目な場合が多いです。



昔の日本人は、柱に霊力があると考えました。

『長い年月、風雪に耐え、山から切り出された材木は、自然の力を蓄えていると考えたのですね。』



子供の成長を記念して、毎年、柱に子供の身長を記録するのも、柱の霊力によって、子供がすくすく育つ事を願ったのです。

『柱は、皆様の安全を守る大切なモノなのです!』



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