雨 2005年10月18日 | 徒然 雨の音に目を醒ます 窓という額縁の向こうに やわらかく やさしい雨 雨の日が好きになったのは いつからだろう 物憂げな雨も その物憂げさが なぜか気持ちいい 雨上がりの 土の香り 草の香り 透き通った空気は 新しい世界のはじまり
十六夜 2005年10月18日 | 徒然 ふと見上げると いつになく輝く月 その月の灯りは 風雅で美しく 鮮やかにして儚い 遠く離れたあの人も 今ごろ同じ月を見上げているだろうか 見上げれば 袖あわせたる かの人の 面影みゆる 十六夜の月