下駄箱の上の(今は下駄箱といわないのかも?)水槽で飼っている熱帯魚フラワーホーンだが、今まで30センチに到達しようか、という頃に突然体調を崩し死んでしまっていた。飼うのは容易で、水道水でも平気な丈夫な魚である。とにかくガツガツと餌を良く食べる。餌やリが飼育の一番の楽しみだが、長生きさせるために食べ過ぎは禁物、最初の頃は消化不良で死なせていた。 いくら餌をくれとジタバタしても我慢し、場合によってはジタバタしているのを見ないようにして、やりすぎに注意していた。ところが二日前に前触れもなく突然調子を崩した。またか。どうしてもこの壁を越えられない。フラワーホーンは人工的に作られた魚種なので、遺伝的に難しい点がありそうである。朝見るとヒレはボロボロ体中から粘膜を出し、そのせいで水は濁り、目は白濁し腹がふくらみ横倒しに水面に浮かんでいる。どう見ても死んだ魚である。すでに死臭も漂いだしている。それでも良く見ると胸鰭が僅かに動いた。ならばと死ぬ前に水を換えてやろう。多量の『伯方の塩』も投入した。ところが。夕方にはボロボロながら立てになって浮かんでいるではないか。腹にガスが溜まって浮かんでしまい、眼が見えないのであろう、底のありもしない餌を探っている。再び水を換えさらに塩。一夜明け、昼ごろにはガスが抜けたか中層を泳いでいる。ゾンビか?なんという生命力であろう。褒美に生鮭をやる。凄い奴だ。 だがしかし。だったらお前、あんな簡単に具合悪くなるんじゃないよ!
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