明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



今日は前日とは逆に北上することに。といってもすでに打撲と筋肉痛で、長距離走行の気は失せ、北上というほどの距離ではない。鴨川オーシャンパークにて食事。シーズンも過ぎ閑散としている。食事もサザエカレーとサザエ丼しかない。サザエは歯ごたえ以外感じないことは食べる前からわかる。地元の野菜を買って帰り、早々に冷汁を食べ、世界陸上を観ながら飲んで終わる。この辺りに来ると日にちの境も曖昧である。

過去の雑記
HOME

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




和田浦から海岸沿いに南下。坂は避けたいので、山側には一切向わず、海岸沿いのサイクリングロードのみ走る。砂に隠れた穴に突っ込み激しく転倒。膝を打ったが、砂が溜まっていて大事に至らず。千倉を過ぎてローズマリー公園。シェイクスピアの家を再現したらしいシェイクスピア・カントリー・パークへ。こんな所に寄るのも、自転車だからこそいいようなものである。目的も決めずに適当に走るが、ブロックタイヤがきつい。ショップの店長に長距離は走れませんよと言われたのを思い出す。千倉の道の駅で数年ぶりにカキ氷。サザエのUFOキャッチャーを始めてみる。芝生で昼寝。和田町の魚屋『魚惣』にてサンマ、アジの刺身、冷汁用小鯵、鯨肉のブロック購入。ここは黙々と魚をさばくご主人と、人数を聞いては無駄な買い物をさせない奥さんとのコンビが絶妙である。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




自転車を輪行バックにつめ、錦糸町から千葉へ向う。まだバックへの収納のしかたが上手く行かない。自転車は13キロ近くあり、担ぐと思ったより重い。階段の上がり降りを考え、出来るだけ乗換えを少なくしたい。 江見に到着。自転車に乗り、カネシチ水産で早い夕食。滞在中、一度は食べる金目鯛の煮付け定食。江見に戻り、駅前のスーパーで買い物。スーパーの車で親戚の別荘まで送ってもらう。世界陸上を観ながら房総の酒『寿萬亀』を

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


一日  


今日から数日千葉に遊びに行く予定であったが、庭園美術館に薄井憲二先生がみえるというので、一日伸ばし、ディアギレフ像をもって行く。以前一緒に堀口大学邸に行ったFさんと、中に入ってすぐの店で待ち合わせる。Fさんは私がコクトーを作るきっかけを作った人である。早めについたので、なんとか丼というのを頼んだら、仏壇に供えるのか?というほど小さな丼というより茶碗で呆れる。 美術館では、すでに大勢に囲まれレクチャーをされていた。今回、先生の旧蔵品も展示されている。ついでに横で濃いお話をうかがう。 前回来た時も感心したが、E.Oホッペのバレエ・リュス写真集は、ガラス越しだとオリジナルプリントに見える。私が1枚所有しているカルサヴィナと同じプリントだとすると、手刷りのフォトグラビュールであろう。一目ディアギレフを見ていただき帰宅する。 明日は天気が心配だが、一度やってみたかった、自転車をバックに入れて電車で行く輪行をする。輪行バックを買って、一度も入れたことが無いので、出掛けに練習してみよう。雨が降らなければ、錦糸町まで自転車で行き、バックに入れて房総に向う予定である。前回、まるでルアーのように輝くウルメイワシを小さな魚屋で買って食べたが、食べてる間は、もっとも美味い魚だと感じたものである。

過去の雑記
HOME

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




戸川安宣さんからコミック・ガンボという無料配布しているコミック誌32号の『人間噂八百』足立淳という漫画をメールにて紹介いただいた。江戸川乱歩のまきの一番最後、「真実はいまもひとつ」を是非見るようにという話であった。色々なところに置かれているようだが、戸川さんからわざわざ紹介いただいたとなると見たくてしょうがない、ギャグ漫画のようなのでなおさらである。先週出たものらしく、手に入るか判らないので、ネットで無料登録して思わず笑ってしまう。 2005年に世田谷文学館にて『SETAGAYA作家のいる風景』という催事があり、以後収蔵される写真作品を、現在の世田谷を背景に人形を撮影したのだが、そのうちの作品で、地元の子供を少年探偵団にみたて、乱歩先生と探偵団が、二十面相を懲らしめるの図を道端で撮影した時、どうやらこの作者は通りかかったらしい。某日18・19・20日参照のこと カメラマンの“私”が、子供達に少年探偵団をやらそうとして、子供が思うように行かないところが描かれている。誰が見ているか判らないものである。作中、住民に怒られて撮影はオシマイとあるが、ここは事実と違う。私一人の撮影なら、馬鹿馬鹿しいことをしてお恥ずかしいと、トットと止めたかもしれないが、現場には文学館の学芸員の方々もいる。私にこんなことをさせているのはこの人たちで、私には何の責任もないのだと、何処吹く風とばかりに撮り終えたのである。

過去の雑記
HOME

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




あまりの猛暑に足が向かなかったが、ようやく。主に舞台美術のデッサンや絵画、衣装の展示である。アール・デコの美術館とマッチしている。しかし、ディアギレフの、というわりに本人の写真一つ飾られておらず、ディアギレフが人の名前と知らずに帰る人がいるかもしれない。 今日は特別企画の「バレエ・リュスの音楽」(お話とピアノソロ、連弾)があった。「アルミードの館」「シェエラザード」『ダフニスとクロエ」「ナイチンゲール/うぐいすのうた」「ペトルーシュカ」「パラード」をかいつまんで。途中眠くなったが、昨日から寝ないで朝の6時からのマラソン中継を観たのを忘れていた。 園内の喫茶店にて、待ち合わせていたFさんSさんとバレエ・リュス関連の密談。知人のIさんが友達と二人、可愛らしい浴衣姿で来ていたが、オジサン二人と密談中だったのが非常に残念であった。帰宅後、文豪の制作を続ける。

過去の雑記
HOME


コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




文豪は撮影用に、写るところだけしか作らないつもりであったが、方針を変え、全身作ることにした。私が写るところしか作らないといったら、人形の角度をまったく変えられないほど作らない。現場で欲を出して中途半端に迷わないためである。撮影が終われば、ほかに撮りようがないし、展示することもできないので、頭だけ引っこ抜いて身体は処分してしまうことが多い。今回全身を作ることにしたので、いずれ展示する機会もあるだろう。 少々大きめなので、片手で人形を持って、片手でカメラという方法は取れないかも知れない。人形のサイズが大きくなれば、その分、カメラから遠ざけなければならないし、伸ばした腕で持つには重すぎる可能性もある。めったに使わない三脚など、荷物が増えることになるであろう。もっとも、現場に許可を取っての撮影なので、いつものように、とっとと移動する必要もないのだが。 結局文豪は、私が過去に作ったジャズマンに多くとらせていた、お得意の男性的ポーズにした。男性的といってる時点で、私にはすでに可笑しいのである。

過去の雑記
HOME

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




文豪のポーズが決まらない。頭部が完成しているので、たいした問題ではないのだが。始めは、撮影現場にある岩に腰掛けさせるつもりでいた。リラックスした写真が残されていないということもあり、面白いと思ったのだが、残されていないのは、当時の写真感材の低感度のため、笑いもせず、ジッとしかめっ面なのであるという理由もあるだろうが半面、明治の男である。外でそんな事はしなかったという可能姓もないとはいえない。いや、さすがにそこまで硬いことはなかったろうが、本人のイメージからすると、似合わないとはいえるのである。明治時代の人物の、実際はなかったかもしれない別の面を、私が創作してどうなるのか。それだったらむしろ、これ以上ないほど文豪然とさせて、笑ってみるほうが良いのではないだろうか。 私は女性をほとんど作らないことを、何故だと、たびたび質問を受ける。面倒なので責任が持てないからなどと答えているが、男性の私からすると女性というもの、その存在自体に笑える要素がカケラもない。というのが本当のところである。いくら豊満なバストや尻の盛り上がりを作るのが楽しいとしても、その存在に、必ずいくらかの可笑味、滑稽さを含んだ男性をつくる面白さには換えがたいのである。そして、そんな男の小さい物を作っている男の私は、夜中一人作りながら、ウフフと声もださずに喜んでいるわけである。 やはり文豪は、思いっきり文豪じみた方が可笑しいだろうと判断した。

過去の雑記
HOME

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


一日  


先日、自転車に乗っていてホームセンターを発見。大通りから隠れたところにあるので気がつかなかった。自転車でウロチョロしたおかげである。このあたりには意外となくて、不便だったのである。行ってみると、必要な工具や材料は手に入りそうである。熱帯魚からヘラクレスオオカブトムシまでいた。指が出るグローブを買う。780円。自転車のグリップが合わないのか長時間乗っていると手が痺れてくる。調整用の六角レンチも買う。とりあえず必要な物を買ったが、おそらく明日も来てしまうであろう。明日から某文豪の身体を作り始める予定。何か使えるものがあるかもしれない。今回は、撮影用に作るつもりなので、写るところ以外は作らない。背中や足などつくらず、軽量化をはかる。  TVのニュースを観ていたら、神楽坂の親戚の寺で焼夷弾が見つかったといっていた。自衛隊が出動する騒ぎのようである。従兄弟に聞いてみると、出入りの石屋が10年前から気になっていたらしいが、昼に突然来ていいだしたらしい。何故今日なのかと不思議がっていた。終戦記念ドラマでも観て、思い立ったのではないか?父もここに眠っている。墓参りに来いといってる気がした。

過去の雑記
HOME

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




東京の風景の、山の手と下町の大きな特徴は、山の手の坂に、下町の橋であろう。私は下町育ちなので坂にはまったく縁がなく、なんの情緒も感じることなく、むしろウンザリであるが、橋には大いに感ずるものがある。現在済んでいる深川は、泉鏡花の『葛飾砂子』にあるごとく、それこそ橋だらけであるが、それもリベット打ちの橋ときているから、ムードは満点である。 大分涼しくなったとはいえ、日中を避けて自転車に乗っている。乗るのは良いが、食事のついでに汗をかいたので、つい一杯ということになる。しかし実際いけないことで、特に私の自転車は車輪が20インチと小さく、ハンドルがクイックで危険である。というわけで、夜の永代橋を眺めながら芝生にしばらく寝転んでいた。屋形船からは、ヘタクソなサライが聞こえる。2、3日前は、夕涼みどころでない熱帯夜で、人などほとんどいなかったが、今日はけっこう川風に当たっている人がいた。私は下町といっても、いわゆる0メートル地帯の育ちであり、川面より下に屋根があったりしたが、そのような環境は、人間のメンタリティーに影響は及ぼさないものであろうか。いやそれより、すぐそばの高圧電線の方が良くなかったかも。などと、夜の隅田川を眺めながらアクビをしていた。

過去の雑記
HOME

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




猛暑の中、作りなおした某大先生の頭部完成する。人形を作り始めた頃を別にすれば、作りかけの頭部を捨て、新たに作りなおしたのは初めてかもしれない。男は諦めが肝心という風潮の東京の下町育ちのために、そんな見栄を張るわりに、実はまったく諦めが悪い私なのである。しかし、作品を読んだのは高校生の頃までで、人物像をたいして把握せず始めたおかげで、今回ばかりは一からやり直すはめになった。途中見せた人には、似ていたのに何故だといわれたが、似ていれば良いというものではない。 ネットで検索すると、さすが巨匠である。全国各地に銅像が設置されている。ネットの画像なので良く判らないが、とても同一人物とは思えないほど様々な顔をしている。少ない写真資料を参考にしているからそういう事になるのだが、例えばある人物を見て、誰に似ているという人あれば、どこが似ているんだという人もいる。人はそれぞれ気になったり、印象に残る部分が違うから起きることである。不鮮明な写真を参考にしていればなおさらであろう。私は写真を自分で撮影することも関係しているのかもしれないが、何もディテールがなく、情報がなにも無いように見える画像を立体視することが、多少訓練されているような気がする。ある種の妄想ともいえようが、何も無いところに何か視えるようでないと、いやそれどころか頭の中で動き出すようでないと、百年も前の人間などバカバカしくて作れるものではない。 とりあえず都内某所に経つ銅像より、はるかに先生らしいものになるであろう。

過去の雑記
HOME

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )


一日  


53代横綱琴桜の先代佐渡ケ嶽が亡くなった。先日琴光喜の大関伝達式で見たばかりだったので驚いた。琴桜といえば、全盛時代は私が高校生の頃であろう。男子校ゆえ、廊下で相撲をとったものだが、掴まれると柔道部の連中にはまったく歯が立たない。唯一私に勝ち目が出てくるのは、琴桜スタイルの左喉輪、右おっつけであった。それにしても弟子を見ると、親方がよく判るものである。 最近、熱帯夜に連日自転車を乗り回している。当てずっぽうで乗っているが、角を2回曲がったら、どこを走っているか判らなくなる私なので、地図を用意することにしよう。今時は、ハンドルに装着するGPSがあるらしい。いずれ導入するべきであろう。自転車を買ってすぐは、ちょっとの坂をギアチェンジしていたが、見得もあるので、できるだけ使わず汗をかいている。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




お盆の時期、出かける事はめったにない。東京がもっとも清々しい時期に、何も出かける事はない。洗濯するなら今のウチである。 自転車を乗り回すには、暑さを別にすれば最適。午前中にちょっと走って、一度戻り、テレビで731部隊の番組を見るが、目新しい事実などなく、観るほどのこともなかった。というわけで、玄関に置いてあるヘラクレスオオカブトムシの容器をまたいで再出発。昔はよく釣りにでかけた豊海埠頭へ。ここで釣れた記憶は無い。よくドラマでラブシーンに使われているが、倉庫のトラックが途切れず騒がしいので、音は後から入れるのであろう。 急に乗り始めたせいで股がヒリヒリし、ママチャリに抜かれる。私がギアチェンジしているのに立ち漕ぎもせず、坂を乗り切る偉大なる生活者の太腿。 自転車に乗って出かけるのは良いが、一休みする時に、手持ち無沙汰である。以前だったらパイプなりキセルなりで一服するところだが、その楽しみを私は失ってしまった。そのうち大型カメラを積むなり、ハゼ釣りを再開するなりしても良いが、今日のように暑い時は、タバコを一服して移動するくらいが丁度良い。 途中道路わきにあった定食屋で夕食にホッピー。最近は自転車の飲酒もいけないらしいが、今日はお祭りということで。汗かいたおかげで沁みる。

過去の雑記
HOME

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




明け方、自転車で出かける。この辺りは運河だらけで、景色を見ていても飽きない。暑くてペットボトルの水分がすぐなくなる。20年ぶりの自転車は楽しい。2時間ほど乗り帰宅。すでにお尻が痛い。一眠りした後、祭りのお囃子で目が覚め、再び自転車で出かける。サドルを早く馴染ませたいし、ハンドル位置など修正したい。まず腹ごしらえにTラーメンに寄り、久しぶりに魚の話などする。ご主人は鯉を中心にランチュウのプロでもある。「好きか嫌いかは、その人の眼を見りゃ判る」らしい。私に最近凝っているという、ヘラクレスオオカブトムシの幼虫をくれるという。腐葉土入りの大きいタッパを差し出す。魚はともかく虫は・・。「飼うの難しいでしょ」「簡単だよ」「今自転車だし」奥から紐を出してくる。 ご主人からすると、私の眼は、好きなくせに遠慮してるように見えるらしい。ずっしり重いので、出発そうそう家に引き返す。中を覗くと、信州人なら放っておかないであろう、大きい芋虫がゴロリと2匹。玄関にとりあえず置いて再び出発。 楽しくはあったが、脚力低下を痛感した一日であった。

過去の雑記
HOME

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




近所のショップに注文しておいた自転車を受け取りに行く。布袋に入れて電車に乗る輪行をするため、折りたたみのマウンテンバイクを撰んだ。タイヤは真ん中が平らなセンタースリックタイヤだと思ったら、ゴツゴツしたブロックタイヤであった。乗ってみるとブレーキが触っているのではというほど重い。悪路を走って冒険する気はない。スリックタイヤに換えててもらうべきかと逡巡するが、買ってすぐメゲたのがバレるのもシャクである。20年前このショップに、当時乗っていた自転車のタイヤを、やはりスリックタイヤに換えてもらおうと思ったら、これはこのまま乗ったほうが良いと店のオヤジにいわれたのを思い出した。当時高校生だった息子が、今は社長になっている。 別の自転車屋でタイヤだけ替えてもらおうかとも思ったが、自転車に乗れば、かならずこの店の前を通る。高校生の頃、近所のレコード屋にキャンディーズのレコードを買いに行ったら、馴染みの店員のお姉さんに「レッド・ツエッペリンの新譜入ったわよ」と言われ、コソコソ隣町のレコード屋まで行ったことがある。私の脚力じゃ、このタイヤは荷が重いので換えてくれと素直に言うことにしよう。

過去の雑記
HOME

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« 前ページ