目が覚めると、まずすることはエンゼルスの番組予約である。一人でいると、独り言はまったくいわないし、笑うこともほとんどないが、大谷29号にはつい声に出して笑ってしまった。梶原一騎が生きていたら『大リーグの星』はどんなストーリーを書いたろう。すでに星だし。『巨人の星』は主人公が小さく体重が軽く、故に球質が軽い、というのが物語の根底にあったが、子供の頃から、指から離れた球に体重が乗るなんてことがあるのか?とずっと思っていたが、ないことが科学的に証明されたのではなかったか。今では物語がなりたたない。 それはともかく。こう暑いと、無学祖元や蘭渓道隆の、なんというのか細かい法衣の吊り輪みたいな部品など作る気にはなれない。蘭渓道隆を膝の上に乗せたまましばらく寝てしまった。