凡そ、平凡。-ohyoso,heibon.

副業的サラリーマンの競馬バカが、そんなコトとは全く関係なく、日々のうつらうつらしたことをあーだこーだと語る、趣味の駄文。

指定型バトンって・・・・。

2006年05月30日 | 雑記
友人の「F僧」くんのところと、相方のところに、全く同じバトンがありまして、ついつい拾っちゃった次第で・・・・。

ナンダカですね、お題を廻す人が『』に言葉を指定していくらしいですよ。

んで、F僧くんのが『音楽』で、相方のが『芸能人』。
・・・・さいですか。
では、両方答えましょうか。



最近思う『音楽』
薄利多売・質より量。・・・・まぁね、CDが売れなくなった時代には仕方ないんでしょーかね。
まぁ、『今売れてるモノを、来年も聴いている保証は無い』つう感じ。

最近思う『芸能人』
境界線がナイ人が売れてるんでしょうね。
まぁ、悪く言えば『没個性』ってやつでしょうか。
・・・・ただ、コレは本人達のせいではないと思いますけどね、『個性的ってどういうことなの?』つう事自体が曖昧になりつつありますから。

この『音楽』には感動

・・・・なんですかねぇ?
あのー、音楽と映像が異常にマッチングしたのもので「じぃぃぃん」としたことは何度もあります。
・・・・って、これ、「音楽で感動」してるわけじゃないのか?
えー、例えば、小田和正の「woh woh」JRA PR映像の「最後の一完歩」編。
映画音楽で、「ニューシネマ・パラダイス」のラストシーン。
やっぱり映画音楽で、「WHAT A WONDERFUL WORLD」・・・・ロビン・ウィリアムス主演「グッドモーニング・ベトナム」のワンシーン。
トム・ベレンジャー主演「誰かに見られてる」で使われた、スティングが歌う「やさしい伴侶」(ジョージ・ガーシュウイン)

この『芸能人』には感動
これはなー、・・・・ない。
時節的に「ああ、岡田真澄さんと今村昌平さん、亡くなったんだなぁ」と。

直感的『音楽』
・・・・いやいや、元来音楽ってな「直感的」なモンですよ。
あえていうなら、ぼけーっとしているときに、ふぃに浮かぶフレーズ。
これが直感的。
・・・・大体、「ブルース」ですね。

直感的『芸能人』
・・・・また難しい。
うーむ。
植木等→所ジョージ。⇒自然体に見せる人。
萩本欽一⇒「弟子入り」しようと考えた事のある人。
太田光⇒どっか他人と思えない。
・・・・こんなトコでしょうかね。

好きな『音楽』
かつて、ジョー・ジャクソンがこういう事を言いました。
「この世には『良い音楽』と『悪い音楽』があるだけ」
そういう意味で、『良い音楽』。

好きな『芸能人』
「芸のある人」ですね、間違いなく。
いや、好みのタイプとかね、好きな俳優とかね、好きなタレントってぇのは沢山いますよ。
でもね、共通してますのが「芸のある人」つうことです。
・・・・「味がある」つうた方が正しいか。

こんな『音楽』は嫌だ
そう思った段階で、ワタシの中では「音楽」じゃないんで。
耳に残らない。
まぁ、アレですね、「ミュートして画像見ても気にならない」つう感じでしょうかね。

こんな『芸能人』は嫌だ
こらー、前の質問と逆です。
「芸のない人」です。
まぁ、ソッコーでチャンネル替えますね。

この世に『音楽』がなかったら
・・・・多分、人類はいまだに類人猿から進化してないでしょう。
いや、マジで。
これはね、そんぐらい想像できない話ですよ。

この世に『芸能人』がなかったら
あれですね、「ウズメノミコト」が「アマテラス」を岩屋戸から出せなかったつうことですね、言い方替えると。
これもねー、想像し難い。
たぶん、「ストレス」とかね「癒し」とか、「和やか」とかね、・・・・そういう「心の状態」を表現する言葉は存在しないでしょうね。
要するに、「つまんない世の中」なんでしょうけど、「つまんない」って感じることすらないんですよ。

ええ、てなわけで、・・・・
答えたぞ。

・・・・つうか、疲れたな、これ。

ええと、同じパターンで五人とか三人とか・・・・ってぇ話ですけど、まぁ、適当に拾ってみてください。
ちなみにワタシが出す『』は、・・・・『マンガ』です。




















またしても拾う。

2006年05月27日 | 競馬
えーとですね、「バトン」ってやつらしいですよ。

しかも、今回は「相方が拾ったのを、さらに拾ってます。

あのー、・・・・しかし、これって「競馬知らん人は、どやったって拾わん」な。




ルール

①、②、③で回してくれた人の質問に答える
④次の人への質問を考える(3問)
⑤バトンを渡してくれた人にメッセージ
⑥バトンを回す3人


①これは悔しい!!と思ったハズレ経験を教えて下さい。

基本的にね、外したのは全部悔しいんです。
でも、敢えて言うなら、・・・・今年の春天。
なんで「ストラタジェム」切っちゃうかな、俺。
あと、「スペシャルウィークの秋天」。
・・・・なんであの組み合わせ買ってないか、俺。
(スペシャルウィーク-ステイゴールド)
まさに「俺の為の馬券」ぢゃないか。


②逃げ馬と追い込み馬、どっち好きですか?
どっちも好きですが、自分の予想理論・得手不得手からすれば、「追い込み馬」のが貢献度は高いですよね。(基本は左回りの差し競馬)


③今食べたいのは、和・洋・中?
今、つうか、この3つテーブルに並んでたら、間違いなく「和」を選びます。

④次の人への質問3つ。
①ありえませんが、「ディープインパクトの全弟もしくは全妹」の馬主になれたとして、どんな名前をつけますか?
②道端で「井崎修五郎」先生に会ったら、どんな「励まし」の言葉を掛けますか?
③「騎手」「調教師」「プロ予想屋」、もし成れるとしたら、このうちからどれを選びますか?


⑤バトンを渡してくれた人にメッセージ

たまには「スポニチ」か「トーチュウ」にしてみても、いンぢゃねーの?

⑥バトンを回す3人
「中の人などいない」・・・・ぢゃなくて。
いや、拾ってくれれば誰でも。





意外と一気に読んだ。

2006年05月24日 | 本・漫画
えー、今回は前置き無く。

暫く前にですね、「♪本をうっるなら~」の店に行って・・・・なんてことを書きましたがね、その時に見つけた本を読み終わりまして。

・・・・いや、実際読み終わったのは2日ほど前だったんですけど。

えーと、「陽差しの関係」ではありません。あれはこれから、「じっくり」味わって読もうと思ってますんで。


実のところ、あの時3冊ほど買ってまして、今回読み終えたのは、そのうち、「文庫化されてもっとも間もない本」。

白い犬とワルツを テリー・ケイ著。

実際発表されたのは、1990年・・・・まぁ、16年前ですな。
16年前つうと・・・・ワタシがもっとも「このテの小説に嵌った頃合」だったと思うんですけど・・・・いやー、気が付かなかったな。
「このテ」っていいマスとねぇ・・・・
所謂、「アメリカ現代文学」つうのか?・・・・そんなヤツです。「戯曲」とかも言いますかね。
T・ウイリアムスの「ガラスの動物園」とか、サリンジャーの「ナイン・ストーリーズ」とか、ウィリアム・サローヤンの「ワンディ・イン・ニューヨーク」「ロック・ワグラム」・「ママ・アイラブユー」・「パパ・ユーアークレイジー」とか・・・・。
常盤新平さんの訳書がまた好きでしてね。
まぁ、訳書ではなく、常盤さんご自身の作品ですが、「遠いアメリカ」なんてぇのも良かった。

しかして、「もっとも影響を受けた作家・作品」にめぐり合ったのは、もっと前の話。

・・・・えー、それは今回の話と関係無いので、また別の機会に。

えー、ワタシの「惹かれる作品」のキーワードに、「なんてコトない」というのが・・・・つうか、褒める作品で大体、「いやー、どおにでもありそうな、ナンテコトない話なんですよ」てぇ言いますけどね、・・・・

これもそうなんです。

えー、ベトナム戦争がもうそろそろ終わりそうだってぇ頃の、アメリカの片田舎。
「主人公は、脚の不自由な「80歳」のご老人。
素朴に、素朴に生きてきた彼は、家族に恵まれ、隣人に恵まれて生きてきましたが、長年連れ添った奥方に先立たれます。
子供たちは甲斐甲斐しく親父の面倒を見ようとしますが、昔かたぎの爺様は、「一人で生きて行こう」と考えます。
そんな頃に、何処からとも無く現れた、真っ白な一匹の牝犬。
最初は怯えたように姿を見せるだけでしたが、やがて、犬と老人は「連れ添うようにして」生活していきます・・・・。
けど、なぜかこの犬、老人以外の人間の前には、ナカナカ姿を見せず・・・・というか、むしろ、「見える人には見えるけど、見えない人には見えない」、亡霊のような存在。

・・・・えー、この犬、実は・・・・。」

てな話。

はっきり言って、「ヤマ」らしいヤマはなく、淡々と物語が進行していきますが、・・・・いやー、この淡々さ加減が実に良いんですね。

えー、新潮文庫さん発行。まぁ、大体の本屋さんで売ってます。

実際、この物語の「老人の心情」に達する歳では全く無いのですが・・・・、このしみじみ感に、「世界のクロサワ」の名作「生きる」がダブってくるというか・・・・。
つうか、ワタシが敬愛してやまない「ジイ様」のことをちょっと思い出したりもしまして、なんだか、ちょっと・・・・っときちゃった、つうか、癒されたつうか。

・・・・「涙する中年層」つうのは、多くなってますからね、昨今。


占いなんて、

2006年05月20日 | 雑記
全く信じないっ!
・・・・なんつったところでですね、結果が良ければ、そりゃー悪い気はしないし、悪い結果なら悪い結果で、言われたことには、多少、気をつける。

「クルマに用心」
なんて言われりゃ、運転する時に、いつも以上に左右確認したり、ミラーの位置直してみたり・・・・。
「短気にならないで」
なんてぇのだったら、・・・・なんですかね、職場で「忍の一文字」を百回くらい・・・・。

まぁ、そんなもんですよ、大体が。


とまぁ、前置きはさておきまして。

えーと、PCの「お気に入り」に入れてます、川崎競馬倶楽部っていうHPにですね、こんなのがあったんで。

川崎ジョッキー占い

ちょっとやってみましたらですね、ワタクシ、佐藤博紀騎手でした。

・・・・ほう。
なんつうか・・・・微妙。
あれなんだよなぁ・・・・馬券で良い思いした覚えがないんだよなぁ、佐藤騎手。


つうか、「川崎ジョッキーで占う」ってこと自体が、一般的には微妙。

むつかしいのねん。

2006年05月19日 | 音楽
久々に、音楽評を・・・・。

なぁんて、ここ最近、連続してCDを3枚ほど買いましたモンで、「さぁて・・・・」なんて思ったものの、これが・・・・。

意外と聴き込む時間が無い。

こまったものですわ。

そう言いつつも、何とかかんとか、3枚のうちの一枚を、HP更新の間に聴きまして・・・・。
聴いてたか?
聴いてたよなぁ。
いや、どーだ?・・・・自信ねーな。


てなわけで、今回は、
レミオロメンの3rd アルバム「HORIZON」。

これまでも「南風」「アネモネ」などのスマッシュヒットを持っていましたが、ドラマタイアップシングル「粉雪」が爆発的なヒットとなり、続く映画タイアップシングル「太陽の下」もヒット。
いよいよトップアーティストの仲間入りか?・・・・という勢いの「懐かし系ロックグループ(?)」、レミオロメン。
今回は、大ヒットの2曲と最新タイアップ曲「蒼の世界」を収録し、「もー、これで当たらなきゃどーするの、ミスチルもスピッツもベストやDVDでお茶濁してるし」てな勢いで発売。


はぁ。

あのー、いいスっか、こんな感じで。

あのー、出来としては悪くないと思いますよ。
前作「エーテル」の時もね、そう思いました。
意外と、飽きが来ない出来だととも思います。

褒めてないでしょ、ワタシ。
・・・・そうです、褒めてないんです。

なんつうーかなぁ、

「入門編」つう感じがしちゃうんですよね、なんか。
これは勿論、「あくまで個人的感想」なんですどね。

・・・・あのー、このアルバム聴いた直後に、まだインディーズでセルフプロデュースだった時のですね、「フェスタ」っていう、マキシアルバムを聴き直しました。

荒削りだけど、これはこれでいーんじゃないの?

なぁんて、思ってしまいます。
「フェスタ」に収録されている曲は、殆ど・・・・全部だったか?・・・・1stアルバム「朝顔」にも収録されておりますが・・・・あのアルバムはあれで悪くなかったなぁ。

で、話を今回の「HORIZON」に戻しますと。
結局ですね、「売れる」要素としては、今までのアルバムよりも絶対強いんですけど、「最大公約数」過ぎちゃって、ワタシみたいなヒネクレ者からしますと、「ああ、また小林武史のオーバープロデュースなんじゃねーの、これ」なぁんて、ヨケーな心理が働いちゃうんですね。


ワタシ、どっちかっつうと、洋食より和食の方が好きでしてね、「ソースの味が強い料理」って、「ソース舐めてるのとかわんねーぢゃん」っていうタイプなんですよ。・・・・音楽の場合、尚更。

まぁ、そーゆーことですかね。
でもね、そういうことを「意図的に、意識から排除」すると、まぁ、ナカナカ良いと思いますよ、ホント。

ちょっと亮太君が辛そうですけど。

レミオロメン


探し物は何ですか?

2006年05月16日 | 雑記
パソコン内の整理をしていたらですね、こんなものを見つけてしまいました。

野楽馬盤

えーと、「凡そ~」が今の形になる前に細々と書いていた(今も細々ですが)「前身的ダラダラblog」でございますな。

なんかあれですよ、
「ルパン三世 カリオストロの城」で、ルパンを追っかけていたら「偽札工場」を見つけた銭形警部のようでしたよ。

「こりゃ~大変だぁ~・・・・どうしよ?」
・・・・そんなこたぁないか。

たまには本業(?)に近いことを・・・・。

2006年05月16日 | 本・漫画
「今更」って気もするし、そんなに「新しい」ものでもないし、まぁ、「紹介」ってな書き方をすれば、「そんなの知ってるわい」言われる方のほうが、圧倒的に多い気がするんですよ、特に「競馬」やられる方の中では。

では、何で?

たまたま「文庫版」の最終巻(14巻)がパソコンの近くにあって、「ほうー」なんて思いつつ手に取って・・・・読んじゃったから。

そんだけです、理由は。

てなわけで今回、

「じゃじゃ馬グルーミン★UP!」 ゆうきまさみ

これが「競馬のバイブル」となっている若い競馬ファンなんかもいるでしょう。
もしくは「みどりのマキバオー」とかね。
または「ダービージョッキー」とか。はたまた「優駿の門」とか、「風のシルフィード」とか。

でもね、ぜーんぶ、マンガですし、フィクションなんですよ。

競馬界ってな、正直「賭場の感覚」から成り立ってるところは依然としてあるわけで。
(なんて、知ったようなこと言ってますが、ワタシだって部外者)

キレイだったりカッコよかったりするばっかりじゃあない。
まぁ、どんな世界でもそーですが、「表」も「裏」もありますがな。

ただ、逆に言えば、「そんなことを知っていたところで、自分たちが感じる『感動』とか『喜び』とか、『悔しさ』とかって、変わるもんなのか?」って、そーいうわけじゃない。
むしろ、純粋に楽しむなら、「裏話」なんざドーデもいいわけです、いちファンとしては。

・・・・ということを踏まえていいますと。

このマンガを読んでから今の「道営」の危機について考えますと、本気で北海道に行きたくなりますよ、マジで。
それが「人情」ってモンです。


「え?!じゃあ、『渡会牧場』もヤバイのかぁーーーー」なんつって。
「『コスモバルク海外GI制覇』?!・・・・えらいぞバルクぅーーー」とかね。

ほんと、そんな感じです。

え?・・・・「いいから作品紹介シレ?」
・・・・いや、だから、検索リンク付けときますから、
ゆうきまさみ←ここ、ポチって、してくださいな。


なに?・・・・「手抜きじゃねぇか」って?
いや、そんなことないですよ、ホント。
ただ、ワタシの伝え方じゃ、多分、そーと偏っちゃうと思うだけで。

いっこだけ言いますと。
ワタシの知る限り、「ジョッキー」とか「滅法強い馬」を主役にしたスポ根的マンガなんてな、競馬じゃいっくらでもあるんです。
でもね、そーゆーマンガって、ぜーんぶ、「競馬じゃなくってもいい」話なんですね、ホントは。
しかして、このマンガ、「馬を作る」「馬を育てる」側の、ホントに「こっから競馬が始まるのよ」という立場の人達の、ごくごく日常的な生活を描いてまして、それこそ某国営放送の朝の連ドラよりも「それらしい」世界が描かれております。


ほんとねぇ、「北海道行きたいーーーー」まで言わないまでも、例えば競馬場のパドックで馬を牽いている厩務員さんの姿ですとか、勝った馬の「口取り式」なんか観ますとね、ほのぼのとしてきますよ、この作品読んだ後は。

単純に、「良かったねぇ」っていう、和やかな気持ちです。

ほんとはそーゆーのが大事なんですよ、あの世界。


侍ニッポン。

2006年05月12日 | 本・漫画
えーとですね、テンプレートを「和風」にしてみました。
・・・・なんつうか、前の「だんぱ」に慣れてしまった(ワタシが)せいか、ナンダカ見づらい気もしますが・・・・。

まぁ、いいか。

てなわけで今回、またもマンガ。
しかも、2作。
・・・・ほんとはもっと前に書こうかと思ってたんですけどね。


①「士道」 高橋ツトム
反社会派的刑事マンガ「地雷震」で出会いまして、以降「ALIVE」やら「BLUE HEVEN」やら「スカイハイ」シリーズやら読み漁っている高橋ツトム氏。
以前から氏のインタビューなんぞ読んでいると、「結構、偏った性格の方だな」とは思ってましたが・・・・この作品と、平行して某誌に連載している「爆音列島」など読んでますと、「ああ、そのまんま『暴走』しておるなぁ」などと感じます。
いや、言いたい事は「なんとなく」わかるんですけどね、捉え方によりますと、「こいつらカッコ良いなぁ」なんて、大カンチガイな方向にいっちまいそうな。
逆に言えば、そんだけ「作品に魅力」があるわけですが。

えー、あらすじはこんなです。
幕末・開国直前の日本。「コレラ」により母と恩師を失った幼い兄弟が、「強くなる」為に江戸を目指す。
が、その旅の途中、事件に巻き込まれ、兄は「初めて」人を殺す。行き掛かり上、「悪党」朝倉清蔵に拾われ、二人は「白心郷」なる「異教徒集団」のもとへ連れて行かれるが・・・・。
その数年後、「白心郷」で「殺人者」として剣の腕を磨いた兄弟二人の元に届いた使命。

それは「開国派廃絶」の為の暗殺だった。


えー、簡単に書きすぎちゃってますが、こんな感じ。
まぁ、間にイロンなことがあるんですけどね、「大変な時代の中に生まれ育って、『強さって何?』『正義って?』『真の武士道って?』という命題を追う」ハズだった兄弟が、いつの間にやら「ただ利用されるだけの人形」になっている、というのが現状。
・・・・ここらへん、「毎日が退屈すぎて、持て余している自分がカッコ悪くて」暴走族に嵌ってゆく少年を描いた「爆音列島」にも共通する、「脆さ」みたいなものを感じます。

若いうちはね、見た目「強いモン」とか、「スゴイもん」とかね、「自分が敵わないモン」とかが、「正しい」「偉い」「カッコ良い」思うもんですよ。
ある意味、そーゆーのを追求しちゃう、てぇのは解らないでもない。
でもね、そこにある「真意」「事実」「意味」てぇのが見い出せなけりゃ、ただ「流されてる」のと一緒なんですね。
・・・・いんや、パワーがあるだけ厄介。

作品としちゃ「高橋テイスト」びっしりですし、ワタシ的には面白いんですが・・・・アブナイよなぁ、これ。


②「道士郎でござる」 西森博之
すでに完結してるんですけどね、今年の1月に。・・・・・週刊少年サンデーに連載してました。単行本全8巻。
えー、西森博之氏いいますとですね、代表作が「今日から俺は!」とか「天使の小生意気」とかですね。
えー、大体が、「天然ボケ系ツッパリ君時々シリアスだけど基本的にギャグ」マンガという作風の方。
この作品が氏の最新作・・・・ということになりましょうが、まぁ、多分、次回作も「そんな作風」ではないか、と。・・・・まぁ、容易に想像できるわけです。
前作「天使・・・・」が、「元男の子だと思い込んでしまった女の子」が主人公という、訳解らないシチュエーションだったのに対し、今作が「ネバダでネイティヴアメリカンと暮らし、武士道を極める為に帰国してきた少年」がストーリーの核、という、更に訳の解らん話。
でもね、ワタシ的には大好きですね、この話。

えー、大まかに言ってしまうとですね、

自分の行動理念を「武士」の一言で片付けてしまう、反則的に強い少年・道士郎。ひょんなことから彼の「殿様」にされてしまった小市民的少年・健助君が、彼や仲間が持ち込んでくる「難題」「難事件」に巻き込まれていくうちに、どんどん「殿」らしく成長していく過程を、日常的な(?)ボケで綴っていく・・・・。
てな感じでしょーかね。

えー、それまでの氏の作品の主人公ってぇのは、「単純バカ・無駄に熱いか、いーかげんなんだけど、意外と情に厚い・・・・で、ともかく腕っぷしが強いツッパリ君」系が殆どだったのですが、今回の作品については、そーゆーキャラは全て「ワキ」固めになって頂いて、主人公はあくまで「ふつーそーな、必要以上にふつーそーな」少年。
ただ、ふつーな彼=健助君が、そーゆー「スーパーサイズな面々」に囲まれながら、いかに「かかる災難」を解決してゆくか、その段階で成長していくか、てぇのが、バカバカしく、面白く描かれております。

・・・・逆に言や、今までの作品に比べて「地味」とも言えるんですが。

てなわけで、今回は「異例な」侍マンガ2作品だったわけですがね、なんで今「侍」マンガの紹介なのか?・・・・って、大した意味はないんですよ。
たまたま、テレビでサッカーの話やってて、「ああ、ワールドカップかいなー」→サムライニッポンとかいうんだろなー→そーいや、昨今、サムライマンガ多いな・・・・くらいで。



てゆーか、猫マンガなのか?

2006年05月09日 | 本・漫画
あれですな、・・・・すっかり紹介ブログになってますな。

いや、別に日記にしたっていーんでしょうけど、
寝た→仕事した→飯食った→寝た→仕事した→飯食った→競馬した→外した。
・・・・なんてぇ日常の繰り返しを「つれズレなるままに・・・・」って、

狂い咲き小梅太夫かいっ!!
みたいなことを書くのもどーかと思い・・・・

てなわけで、今回は「マンガ」です。


講談社・アフタヌーンKC「プーねこ」 北道正幸

えーとですね、基本的に、4コママンガです。
で、基本的に猫マンガ・・・・らしいです。
つい先だって、第二巻が出ました。
・・・・はっきり言って、一巻で終わりかと思いましたよワタシは。
・・・・いや、今でもちゃーんと、「月刊アフタヌーン」で連載はしておりますが。

で、どんなマンガかといいますと・・・・。
猫じゃなくて「犬」でもインじゃね?・・・・いや、熊でもアリクイでも、レッサーパンダでも・・・・。
まぁ、そんなマンガです。

あのー、「猫」マンガだっつってもですね、かつて一世を風靡した「WHAT’S マイケル?」とかですね、巷で「ちょっと人気」な「チーズ・スィートホーム」とかですね、そーゆーモンを想像されると、カナリ辛いです。

たとえばですね、
・・・・猫マンガっぽいネタ。
タイトル「何やら固い決意」

①一匹でたたずむ白猫
「母上様 長い間 お世話になりました 明日からボク 出家します」

②猫缶を出され食べる白猫
「いえ ゴハンじゃないんです おいしいけれど 出家なんです」

③飼い主に撫でられる白猫
「あーーーそこそこ うーーーん・・・・ 気持ちいいけど やっぱり出家」

④猫じゃらしでじゃらされる白猫
「おもわず体が反応しちゃうけど 出家しますからね絶対!!」

・・・って、4コママンガを文字で書く自体に無理があるだろ。

では、猫マンガじゃなくても良いだろ的ネタ。
タイトル「αたんとωくん」

①「我はαでありωである 最初の者であり 最後の者である 初めであり 終わりである(-新約聖書-ヨハネの黙示録 第22章13節)」

②α猫「いただきます」
 ω猫「ごちそうさま」

③α猫「アンケートよろしいですか?」
 ω猫「絵を買ってくれてありがとう」

④α猫「お友達からでいいので、つ・・・つきあって下さい!!」
 ω猫「産んでもいいのよね?」


だから、わからないってば。

・・・・まぁ、無駄な作業でした。
あれですな、ギャグマンガについて書くってことは、故・林家三平師匠のネタで、「いまのはどこが面白いかってぇと・・・・」てな講釈で笑わせるってゆーのがありましたけど、基本的に「説明する事自体が無駄なんだよ」っていうコトなんですな。

じゃな、どー紹介するか。

こんな感じですかな。

「爆笑問題の笑いが好きで、比較的落語が好きで、笑点の大喜利で笑えて、クドカンのドラマが好きなワタシの、笑のツボをついている」

てなとこでしょーか。
ちなみに、どーやったってツボに嵌らないのは「ロンドンブーツ1号2号」。
大体、お笑いとして認めてないし。


北道正幸