凡そ、平凡。-ohyoso,heibon.

副業的サラリーマンの競馬バカが、そんなコトとは全く関係なく、日々のうつらうつらしたことをあーだこーだと語る、趣味の駄文。

一言で―機動戦士ガンダムAGE

2012年09月27日 | アニメ
あれですね、一年の放送で百年史を作るのが重要だったんでしょうね。
内容よりも。

…そうとしか言いようがないっす。


つうか、最後まで観た自分を褒めたい。

そっこーでレコーダーのメモリから削除しました。


奇しくも昨晩『怒り心党』で『無敵超人ザンボット3』をやってまして、改めて『ああ、やりきれない気持ちになる作品だなあ』と思いましたが、…

同じようなテーマで一年も放送しておいて、なにゆえこうも伝わらない出来なんだか…

所詮ゲーセンのネタ企画やなぁ、と。

まあ、そんな酷評。

ファイナル・・・ですって、本当に。

2012年09月24日 | 映画
えー、引き続いて、映画。

「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」

主演:織田裕二
共演:柳葉敏郎 深津絵里 ユースケ・サンタマリア 伊藤淳史 内田有紀 小泉孝太郎
   北村総一朗 小野武彦 斉藤 暁 佐戸井けん太 小林すすむ 甲本雅裕 遠山俊也
   川野直輝 滝藤賢一 津嘉山正種 大和田伸也 大杉 漣 香取慎吾
   水野美紀 真矢みき 筧 利夫
   小栗 旬
脚本:君塚良一
監督:本広克行
(敬称略)


…つうか、もう、とりあえず、あらすじ紹介とかしなくて良いかな、と。
今まで「踊る~」を観てきた人は、観てください。なんせ、「FINAL」ですから。
いまさら、「FINALだけ観よう」てぇ人もいないでしょう。
そして、改めて思ったのは、
「私は『踊る~』という作品がどのドラマよりも好き」てぇわけではなく、フリークにはほど遠い、という…。

要するに、おそらくはさほど「詳しくない」ので「語るとボロがでそう」という…。

いや、面白かったですよ、作品として。
なんつうんですか、「MOVIE 1」に戻った感じです。

いや、戻った、つうてもね、青島君も係長ですし。
室井さんも、監理官ではない。

だから、

「事件は会議室で起きてんじゃない、現場で起きてんだ!」
「青島ぁー、確保だぁー!!」

なんてぇアツイ感じじゃありません。

なんつうんでしょ、

「ああ、わかってるよ、お前、こうしたいんだろ?」
「そうですよ、やっぱ解ってるじゃないですか」
的な、アレです。

そういうのが、「15年」なんでしょうなあ。

それにしても…

図らずもある程度は「警察内部」「警察の現場」というのを知っているワタシとしましては、

「ありそうでないけど、なさそうである」『踊る~』の感覚が好きだったのですが…
ちょっとね、年々、「嘘」が多くなってきている感は否めない。
もしかしたら、この話、本当は「リアリティ」なんか要らなかったのかも知れないんですけどね、

警察だとか、官僚だとか、公僕だとかに関係なく、
一般的な会社の中の上下関係だとかね、派閥だとかね、そういう辺りに照らし合わせて
「どうあるべきか」てぇ話として考えれば良いんでしょうけどね…

どうもね、これ観て「警察てこういうトコロ?」
なんて思われちゃうと…
「そうでもあるし、そうでもない。・・・あれはかなり大袈裟に描かれていると思います」
と答えたい。
毎度観るたんび、それだけは「うーーーん」と思っちゃう。

普通の人たちが、普通に頑張って仕事している。
それだけですよ、ホント。



   

「大逆転」とか、そういうヤツ。

2012年09月24日 | 映画
というわけで、またも映画でございます。

なんつうかですね、ここ数年、昔の「映画熱」ほどではないですが(それこそ週に2回~3回、映画館に行っていた時期があった)、習慣的に「月2回の割合で映画を観に行く」しかも、「無理やりにでも時間作って」という行動を取るようになりまして…

まぁ、いいことなんだか、悪いことなんだか。

昔「映画」にハマっていた頃ってのは、正直、「生活上のストレス」つうか、「つまんない感」が非常に強かった頃でして、
まぁ、その頃ってぇのはワタシも若かったですからね、
映画観ては「この程度の話でカネ取るのかよ」てぇ発言もしてましたが…
まぁ、昨今はですね、そんなことは申しません。
せいぜい言って、「自分とは合わない」とかね、そんぐらいです。


で、今回。


「鍵泥棒のメソッド」


主演:香川照之 堺 雅人 広末涼子
共演:荒川良々 森口瑶子 小山田サユリ 木野 花 小野武彦 内田 慈 ウダタカキ
監督・脚本:内田けんじ
(敬称略)

とある昼下がり。

35歳・売れない役者で無職の「桜井」。
オンボロアパートで首つり自殺を図ろうとするも、ロープが切れ失敗。
しばし呆然とし、気を取り直すと、汗だくになったシャツのニオイを嗅ぎ、ポケットからなけなしの千円札と小銭を
とり出し、…銭湯へ。

昨夜「ある仕事をきっちりとやり遂げた」黒服の男。
昼下がり、ベンツにて移動中、工事渋滞に引っかかる。
若干いらつき、おもむろに腕時計で時間を見ようとすると…そこには「血(?)」が。
昨夜の「仕事」の跡であるが…
こすっても落ちないし、さてどうしたもんか、と思ったところで、窓の外に見えたのは…「銭湯の煙突」。

桜井が銭湯の脱衣所で服を脱いでいると、そこにあからさまに「場違い」な黒服の男。
となりで服を脱ぎ始める。
高級そうなスーツ。札束の入った分厚い財布。
唖然としつつ、目を合わさないようにして先に浴室に向かい、身体を洗おうとする桜井。
と、石鹸がない。
黙ってとなりの親父のモノを拝借しようとするも阻まれ、その勢いで石鹸は床に落ちて滑り…
その後。
浴室の入り口で、男が宙を舞っていた。
あの「黒服の男」である。

男は後頭部から床に落ち、気を失う。
銭湯では救急車を呼ぶ大騒ぎになるが…
桜井は、「ほんの出来心」で、床に落ちた「男」のロッカーの鍵と自分の鍵をすり替えてしまう。

ただ、「死ぬ前に役者仲間達から借りた金を返そう」と、それだけで。


雑誌社の編集部員である香苗は、ある日、唐突に、同僚たちに「年内結婚」を発表する。
しかし、相手はなし。…「これから探すので、皆さん、ご協力お願いします」と。
「真面目で、一緒に努力してくれる方なら、容姿も年齢も収入も気にしない」と。
…唖然とする仲間達。だが…どうにも本人は「かなり真剣」な様子。

男のベンツを乗りまわし、男の財布からカネを取り出しては、役者仲間達に借金返済してまわる桜井。
昔の恋人にまで借りた金を返すと、男が入院した病院へ。
眠っている男のベットの横に男の荷物を置いて帰ろうとするところ、男が目覚める。
「アナタは私の…知り合い?ですか?…知ってたら教えてください。私、誰でしょう?」
そう問われた桜井は、男が「記憶喪失」に懸かっており、更に自分と入れ替わり、「桜井」として入院している
ことを悟る。
「事故でたまたま横に居合わせたものです。…大したことなくて良かった。では…」
そそくさと病室を後にする「桜井」。

母・姉とともに父の病状を見舞った香苗は、病院から出てくる「男」に声を掛けられる。
「この地図の場所に行きたいのですが、歩いて行ける場所でしょうか?」
歩いて30分以上かかりそうなその場所、男は「どうもここに住んでいるらしいのですが、覚えてないんです」と言う。
何か、縁のような、奇妙な感覚を覚えた(?)香苗は、「男」を車でその場所まで送ってゆくことに。
ひたすら低姿勢で真面目そうなこの中年男、自分が何者か全く覚えていない。
持ち物などから、「どうやら自分は『桜井という男で、35歳らしい』ということがわかるだけ」であるという。
オンボロアパートまで男を送った香苗は、この男の「自分探し」に付き合うことになってゆく。

一方、免許証から男の住所を調べた桜井は、とりあえず、男の「マンション」へ。
自分との境遇に唖然としつつ、改めて「自殺」を図ろうと考える。
遺書を書き始め、煮詰まり、何の気なしに部屋のクローゼットを開けると…
そこには変装用の衣類・偽のパスポートやIDカードの数々、高級腕時計、そして…拳銃。
明らかに「堅気」ではないだろう、「男」の素性に、唖然とする。
そしてその瞬間、男の携帯が鳴る。
慌てて電話に出てしまう桜井。
「コンドウさんか?…約束の報酬を支払いたいんだけど…」
これも明らかに「堅気ではない」相手からの電話。
動転した桜井は、思わず出来心で「報酬をアパートの郵便受けに入れるよう」指示してしまう。


こうして、「慌て者で行きあたりばったりな貧乏役者」と「段取り上手で几帳面な裏稼業の男」の人生が、まるっきり入れ替わることとなった――


とまぁ、とっても長い導入部説明でありますが…

要するに「大逆転」モノです。
御伽噺でいう、「王子と乞食」。
いや、そんな良いモンじゃない。
「自殺未遂の貧乏役者と、いかにもヤバそうな裏稼業のプロ」ですから…
まぁ、マトモに収まる訳がなく、お互いがお互い、とんちんかんな行動に走りつつ、なんだか「その立場にある自分を確立しようとする」奇妙な生活が始まる訳で…


これがですね、「裏稼業の男」=香川照之さん、「行き当たりばったり貧乏役者」=堺 雅人さん、両雄大激突的な「珍妙な遣り取り」で、非常に面白い。
怖いハズだった男が、几帳面で努力家で真面目で優しくて何事にも一生懸命で、…いつの間にか「もう一度(?)真剣に役者として頑張ってみよう」なんて決意し、…そんな「桜井」と関わってゆくうちに、「この人となら結婚しても良いかも…」なんて思い始める香苗。
一方、「追加仕事」を断れず、自分なりに「行き当たりばったりな計画」を立てて実行しようとし、どんどん追い込まれる「本物の桜井」。

この経緯もなかなか面白いのですが、「記憶が戻った後」、こっからの展開が、なかなかスピーディで、なおかつコミカル。

そして、「笑わない」広末涼子さん、なかなかチャーミング。
脇を固める「笑わせない」荒川良々さん、「思いっきり二面性のある」森口瑶子さん、好演。

いやぁ、ホント、非常に「良質」なコメディでありました。


と同時に、なんだか懐かしい感じもありまして…

このテのコメディって、まぁ、ワタシが映画をひたすら観ていた時期に、ニューヨークものや当時流行っていた「舞台作家による映画製作モノ」なんかで、非常によく作られていた感じがします。
お金をかけてゴージャスな作品にするでもなく、物凄いセットや映像処理をするでもなく、ともかく「演技」「脚本」「演出」で作り上げてゆく感じの、非常に「良質」な作品。

…そもそも「原作」がなく、「映画」として作られた作品。

こういうの、ホントによく作られていた気がするのですが…

昨今、ホントーにそういうの、観られなくなりました。

いや、現在は現在で、「原作の映像化」「テレビの続編」なんかでも良い作品は作られてますし、それはそれで良いのですが…

映画監督や脚本家が「俺、こういう話考えたんだけど、どう?」
みたいなね、
それこそ、
「ハンドメイド的な」ものって、なかなか観られなくなった気がします。

逆にいや、そういう「一館上映」的な作品を、私が観に行かなくなった、とも言えますが…
(いや、そうやって作品探す時間が無くなったのよ)


実際のところ、こういう作品で本当に良いモノに出会いますと、
「いやー、アレ、知ってる?…知らない?…いやぁ、実にお薦め。…うーんと、いやぁ、もうやってないかもしれないけど、ツ○ヤでDVD(当時、ビデオ)あるかも知れないから、マジで探してみて」
なんてぇ感じで、言いふらしたくなります。

ええと、そういう意味で言いますと、

これは

「言いふらしたくなる」作品。

ホントにね、面白かった。








佐藤健君、キミがスゴイのは前から知っているが…

2012年09月11日 | 映画
だって、初主演した「仮面ライダー電王」で一人4役(のちに5役目もやりましたけど)やり遂げたコですからね。
こんぐらいできるだろう、とは思ってましたけど…

いや、想像以上でしたね。

恐ろしいわ、この20代前半草食系。


てなわけで、もうそろそろいい加減書こう、てな感じの、

映画「るろうに剣心」。

監督:大友啓史
脚本:藤井清美 大友啓史
主演:佐藤 健  
共演:武井 咲 青木崇高 蒼井 優 田中偉登 江口洋介
   吉川晃司 香川照之 
   須藤元気 綾野 剛
   奥田瑛二 宮川一郎太 窪田正孝 他
(敬称略)


幕末の動乱の中、「人斬り抜刀斎」として恐れられていた男。
彼は明治維新と共に姿を消し、その存在は「伝説」となった。
そして10年。
東京下町にふらりと現れた、「流浪人(るろうに)」。
「逆刃刀」という「斬れない刀」を携え、あてどなく歩く彼は、「お尋ね者の人相書」を見て驚く。
「緋村抜刀斎」。…ここ最近、東京の街を脅かしている、人斬り。
しかも、「神谷活心流」を名乗って。
そんな彼を見つけ、一人の少女が木刀を向ける。

「お前が抜刀斎か?!」

頬に十字傷。廃刀令の世に刀を携える浪人。
どう見ても怪しい彼を前に、「父の名を汚す者」として(木)刀を構える少女・神谷 薫。

しかし、そんな彼女に穏やかな笑顔を見せ、その浪人はこう答えた。

「拙者、あてのない旅の流浪人。緋村剣心でござる」。


…っていうかですね、毎度のあらすじ解説が面倒なので、こう言ってしまいます。

「今回の映画のあらすじは、鵜堂刃衛+武田観柳(高荷恵)編、左之助編すっとばし。で、何故か人誅編の戌亥番神と外印登場」
ということです。

はい。

原作読んでらっしゃる方は、大体コレでOKかと。


もうホントね、大体、映画一本で「御庭番衆編」や「十本刀編」まで出来る訳なく、かといって「恵くらいまではキャラ出さないと話が纏まらない」ので…
まぁ、大筋としては予想通りでありました。

この映画のキモはそういう「ストーリーの部分」ではなく。

「どこまで原作に近い形で映像化できるか」であります。


で、ぶっちゃけて、申し上げます。


「これは、佐藤 健君の、佐藤 健君による、佐藤 健君の為の映画である」と。

つうか、彼以外に誰が「剣心」を演じられるんだ、と。

まぁ、そういって過言でないくらい、ハマっております。

警察から解放され、そこに薫が待っていた時、
そして薫からあっさり「帰るわよ」と促された時の表情。
あれは紛れもなく「原作の剣心」ですし。
クライマックス、鵜堂刃衛との壮絶な戦いの中、「人斬り」に戻ってしまう瞬間の狂気にしても、
紛れもなく「原作の抜刀斎」。
あの、「殺してやるからかかって来い」はナカナカ、スゴイ。

他の役者さんではできませんな、多分。


いや、無論、他の皆さんも結構「役にハマって」らっしゃるんですけど…

もうね、そういうレベルのハマり方ではありませんでしたね、ホント。

「そのもの」つう感じ。


「アクションがどうの」とか「ストーリーがどうの」というアレでなく、
「演技として再現している」というのがね、ホント、原作のファンとしては…

「このぐらい出来るのはわかってたけど、それ以上だった」という…称賛でございます。


うん。素晴らしい。


ここまで出来ちゃうと、正直「シリーズ化」なんてぇ期待もしてしまうのですが…


うーーーーーーん。

「四乃森蒼紫」や「巻町操」(御庭番衆編)、まして「志々雄真実」「瀬田宗次郎」(十本刀編)、もっと言や、
「比古清十郎」(剣心の師匠)なんか、
「誰が演じたらハマるか」…全く想像できません。

そういう意味では、この先作るのは困難じゃないか、と。
少なくとも「龍馬伝」繋がりで「比古清十郎⇒福山雅治さん」みたいなことはせんで欲しいな、と。
(だったら包帯ダラケで志々雄の方が良いような…)


まぁ、勝手な憶測ですが。











   

さあ、ショータイムだ。

2012年09月11日 | テレビドラマ
えー、画像は「劇場版 仮面ライダーフォーゼ~みんなで宇宙キターッ!」のパンフレットより。
…勝手に借りました。すいません。

まぁ、劇中にこんなカメラ目線のツーショットはありませんでしたな。


で、始まってしまいました。14作目。
つうか、第二期平成仮面ライダー4作目、というべきでしょうか。

「仮面ライダーウィザード」。

あえて、「2話観終わるまで感想は書かない」という手法を取ってみましたが…。

あれま。

今回はパイロット版(1話)も同じスタッフで製作したのね。
いつもなら田崎竜太さんが監督だったりするのに。


特定の要素を持つ人間(ゲート)が抱く「絶望」を元に生まれる魔人「ファントム」。
日食の夜、ファントムに狩られ集められた人々は、「サバト」により次々と絶望し、ファントムを生み出して、死んだ。
その中で、自分の中に生まれたファントムを抑え込み、生き残った青年。
操真晴人。
彼は、サバトの後、もう一人生き残った少女・コヨミを抱え現れた「白い魔法使い」から、
ドライバー(ベルト)と指輪を渡される。
「魔法使いだけがファントムに対抗できる」として。

こうして、ファントムの天敵・「指輪の魔法使い」ウィザードが誕生した…。


っていう「説明」は2話に回し、第1話ではいきなり怪人(グール)が現れ、現場に警察が急行するも全く歯が立たず、
危機一髪…
というところで、主人公・晴人がやって来て、「銀の弾丸」を乱射。
そして、あっさり「ウィザード」の登場、そのまま戦闘へ。

うーむ。

悪かないが…クウガ?
あとね、晴人君の出で立ちが、まるっきり「キバの渡君」だったり。
高岩さんのアクションも、どことなく「キバ」っぽいです。「コートをマントのように翻して」てぇ感じが。
えーと、あと、「コヨミ」ちゃんが「ファントムを感知する能力を持っていて、晴人と行動を共にしている」っていうのは…
「アギト」でしょうかね。
使い魔を常に召喚できる…てぇのは、響鬼の発想でしょう。
…「深層世界へダイヴしてモンスターを倒す」…これは「電王」だな。
召喚するモンスターに乗って…ってぇのが「ドラゴン」て段階で「龍騎」「キバ」。
マシンウィンガ―(バイク)が「オートバジン」(555のバイク)に見えてしまうのは、ワタシだけだろうか…


いや、けなしてるんじゃなくて。

えー、「ディケイド」を境にして、明らかに「方向性」を転換してきた平成仮面ライダーシリーズの中で、
ストーリーといい設定といい、どちらかといえば
「ディケイド以前の平成ライダーに近い」ウィザード。
流れ的に、
「仮面ライダー」って呼ばれることもなさそうだし。
(ファントムからは「指輪の魔法使い」と呼ばれている)
となると、これってもしかして
「平成ライダー第一期へのオマージュ」的な作品なんだろか、と。

まぁ、そう感じました。


正直、1話・2話を観た段階では、…なんとも言えません。
これが良い作品になるか、それとも駄作になってしまうか…
結構、「紙一重」な感じがします。

うん。
ただ、これまで「探偵」「ホームレス」「高校生」ときて、「フリーの魔法使い」(要するに、ファントムと戦うのが仕事)
てぇあたり…
「あ、ここらへんが響鬼テイストなのか」とかね。
そして、「魔法が使えれば…」と思ってしまう女性刑事と「魔法使い」を夢見る青年も加わり、
ドラマ的には「持たざる常人」と「持ってしまった者達」の関わりもはいってくるわけで…
まぁ、こういうのをどう「子供に解りやすく、大人に飽きられずに」描くか、でしょうねぇ…。


うーん。

結構ハードル高い気がするですけどね。

なるべく、「良いんだけど難解な演出」てぇのは、今回避けた方が良いかと…
なんてぇのは、多分、「余計なお世話」なんでしょう。
でも、この1・2話だけ観ると、一歩間違えば「平成ライダーの『子供離れした要因』が再発しそうな」感じもしますので…
まぁ、そこだけは気を付けて、と。

まぁ、子供がどうこうより、ワタシ自身が最近「単純明快」な話の方が好きになって来た、つうのがあるんですけどね、
実際。