凡そ、平凡。-ohyoso,heibon.

副業的サラリーマンの競馬バカが、そんなコトとは全く関係なく、日々のうつらうつらしたことをあーだこーだと語る、趣味の駄文。

八つ当たりだ!!!

2013年10月10日 | テレビドラマ
まってましたよ、ほぼ一週間。
てなわけで、

「リーガルハイ 第2シーズン」
出演:堺 雅人 新垣結衣
里見浩太郎 田口淳之介
生瀬勝久 小池栄子 矢野聖人
黒木 華 古舘寛治
岡田将生
松平 健 小雪

史上最強最悪・「法曹界のバルタン星人」古美門健介と、
真実と正義のためならはた迷惑なほど一直線・「半人前なウルトラウーマン」黛真知子。

おおよそ息が合わない最強コンビが、またも暴走気味に…

と思いきや、
第一話にして初黒星。

シリーズ最大のピンチを迎えます。

最悪の悪女を死刑から救う為の最終審、
彼らは、どう「真実」を覆すのか?

…テえ固い話ではなく。

毎度エスカレートする馬鹿馬鹿しいほどのハイテンション小ネタ、相変わらずでした。

いやあ、腹筋が痛い。

最後にそれもってくるかあ?
が、今回のタイトル。
「やられなくてもやり返す!…八つ当たりだ!!」

で、あります。
本人が言っちゃうモンなあ。

てなわけで、今シーズンの一押し、既に当確でございます。




意外 でもない。

2013年06月12日 | テレビドラマ
えー、久々の更新報告から・・・

久々のドラマについて。

今期、もっともハマっているドラマ。
・・・は、
NHKのテレビ小説「あまちゃん」。
なんですけど、
まあ、これは半年シリーズ物ですからね、別物といたしまして。

それ以外で。
いわゆる枠ドラマ。

「ガリレオ」でもなく、「ラストシンデレラ」でもない。

同じフジ系ですけどね。
いや、「家族ゲーム」は観ておりません。

火曜夜10時「幽かな彼女」
主演:香取慎吾 杏

学校モノです。教師モノです。
ちょっと違うのは、
主人公のひとりが、
「地縛霊」。
そしてもうひとりが、
「超霊媒体質」。
地縛霊は元熱血教師。
霊媒は元情熱教師。
しかし片や記憶喪失、片やトラウマから生徒と向き合えない。

図らずも出来上がった凸凹コンビが、
ー見平穏そうで実はボロボロのクラスと学校を立て直してゆく姿を描いております。

奇抜な設定にも拘わらず、案外内容はストレート。
基本的に一話一話事件を解決しつつ次に引きを残す。
なんつうんでしょ、
話がちゃんと前に進んでいる上で、終わりに向かってゆく感じ。
当たり前っちゃ当たり前ですが、最近少ない気がするんですね、
この、当たり前が、、、

来週、最終回。
神山先生と茜ちゃんの奇妙な関係、フィナーレです。

さあ、ショータイムだ。

2012年09月11日 | テレビドラマ
えー、画像は「劇場版 仮面ライダーフォーゼ~みんなで宇宙キターッ!」のパンフレットより。
…勝手に借りました。すいません。

まぁ、劇中にこんなカメラ目線のツーショットはありませんでしたな。


で、始まってしまいました。14作目。
つうか、第二期平成仮面ライダー4作目、というべきでしょうか。

「仮面ライダーウィザード」。

あえて、「2話観終わるまで感想は書かない」という手法を取ってみましたが…。

あれま。

今回はパイロット版(1話)も同じスタッフで製作したのね。
いつもなら田崎竜太さんが監督だったりするのに。


特定の要素を持つ人間(ゲート)が抱く「絶望」を元に生まれる魔人「ファントム」。
日食の夜、ファントムに狩られ集められた人々は、「サバト」により次々と絶望し、ファントムを生み出して、死んだ。
その中で、自分の中に生まれたファントムを抑え込み、生き残った青年。
操真晴人。
彼は、サバトの後、もう一人生き残った少女・コヨミを抱え現れた「白い魔法使い」から、
ドライバー(ベルト)と指輪を渡される。
「魔法使いだけがファントムに対抗できる」として。

こうして、ファントムの天敵・「指輪の魔法使い」ウィザードが誕生した…。


っていう「説明」は2話に回し、第1話ではいきなり怪人(グール)が現れ、現場に警察が急行するも全く歯が立たず、
危機一髪…
というところで、主人公・晴人がやって来て、「銀の弾丸」を乱射。
そして、あっさり「ウィザード」の登場、そのまま戦闘へ。

うーむ。

悪かないが…クウガ?
あとね、晴人君の出で立ちが、まるっきり「キバの渡君」だったり。
高岩さんのアクションも、どことなく「キバ」っぽいです。「コートをマントのように翻して」てぇ感じが。
えーと、あと、「コヨミ」ちゃんが「ファントムを感知する能力を持っていて、晴人と行動を共にしている」っていうのは…
「アギト」でしょうかね。
使い魔を常に召喚できる…てぇのは、響鬼の発想でしょう。
…「深層世界へダイヴしてモンスターを倒す」…これは「電王」だな。
召喚するモンスターに乗って…ってぇのが「ドラゴン」て段階で「龍騎」「キバ」。
マシンウィンガ―(バイク)が「オートバジン」(555のバイク)に見えてしまうのは、ワタシだけだろうか…


いや、けなしてるんじゃなくて。

えー、「ディケイド」を境にして、明らかに「方向性」を転換してきた平成仮面ライダーシリーズの中で、
ストーリーといい設定といい、どちらかといえば
「ディケイド以前の平成ライダーに近い」ウィザード。
流れ的に、
「仮面ライダー」って呼ばれることもなさそうだし。
(ファントムからは「指輪の魔法使い」と呼ばれている)
となると、これってもしかして
「平成ライダー第一期へのオマージュ」的な作品なんだろか、と。

まぁ、そう感じました。


正直、1話・2話を観た段階では、…なんとも言えません。
これが良い作品になるか、それとも駄作になってしまうか…
結構、「紙一重」な感じがします。

うん。
ただ、これまで「探偵」「ホームレス」「高校生」ときて、「フリーの魔法使い」(要するに、ファントムと戦うのが仕事)
てぇあたり…
「あ、ここらへんが響鬼テイストなのか」とかね。
そして、「魔法が使えれば…」と思ってしまう女性刑事と「魔法使い」を夢見る青年も加わり、
ドラマ的には「持たざる常人」と「持ってしまった者達」の関わりもはいってくるわけで…
まぁ、こういうのをどう「子供に解りやすく、大人に飽きられずに」描くか、でしょうねぇ…。


うーん。

結構ハードル高い気がするですけどね。

なるべく、「良いんだけど難解な演出」てぇのは、今回避けた方が良いかと…
なんてぇのは、多分、「余計なお世話」なんでしょう。
でも、この1・2話だけ観ると、一歩間違えば「平成ライダーの『子供離れした要因』が再発しそうな」感じもしますので…
まぁ、そこだけは気を付けて、と。

まぁ、子供がどうこうより、ワタシ自身が最近「単純明快」な話の方が好きになって来た、つうのがあるんですけどね、
実際。










宇宙、キター!!!!・・・卒業。

2012年08月28日 | テレビドラマ
ええ、さすが青春学園仮面ライダー。

最後は季節外れの卒業式、つうネタでした。


うん、終わっちゃったよ。

終わった。

なんつうんでしょ、それなりに余韻もあり、じぃ~ん、ともしました。

てな感じの、

「仮面ライダーフォーゼ」評。

なんでしょうねぇ。
ここんとこのライダーで、もっとも期待しないで観てたんですがね。
最後まで押し切られた感があります。

うん。

正直、この作品は、「仮面ライダーファン以外の方にお薦めしたい」作品ですわ。

ここのところ世間で再燃しつつある(というか、潜在的にずっとあったが事件的に浮上してきた)「いじめ」問題なんかね、

今作の主人公・弦太郎君とライダー部の面々がいたら、一気に解決してくれるでしょう。

「お前の良いトコ悪いトコ、ぜぇんぶひっくるめて受け入れる。そして、お前とダチになる!」

てな感じで。


正直、「青春学園ドラマ」ってな、ワタシとしてはとても苦手なジャンルなのですがね、
・・・これはホント、普通に受け入れられます。

なんでしょうね。

「仮面ライダー云々」というより、
ホント、良い意味で、「全員のキャラクターをすくい切って、立てて、描き切って終わっている」あたりがね、素晴らしい。

特に、「仮面ライダーの宿命を、お節介で背負った男」如月弦太郎。

ほんとね、当初、ただテンションの高い能天気なバッドボーイかと思ったんですが…
おそらく、この物語の中で、ある意味「一番大人」で、「一番純粋」。
しかも、そういう二面性を「矛盾なく持った男」として描き切っております。
男の子をお持ちのお父さん、お子様にぜひ、弦太郎君の活躍を見せてあげて欲しい。


「仮面ライダーになれなかった少年」歌星賢吾。

常に孤独と戦い、宿命を背負ってきた彼が、初めて心を許したのが弦太郎でありました。
最後に宿命を受け入れて友たちに別れを告げますが・・・このシーンはなかなかじぃんときました。
常に皆と一線を置き、冷静に物事を見ているようで・・・実は一番「アツイ」男であります。


「常にポジティブでハイテンションな宇宙オタク」城島ユウキ。

えー、女性キャラでは「W」の鳴海亜樹子とタイマン張れそうなほど、出来上がってます。
これを「殆ど地で」やった清水冨美加ちゃん、・・・うん、将来大物になるのでは、と。


「天より高いプライドの持ち主」学園のクィーン・風城美羽。
プライドはたゆまぬ努力に裏打ちされる…を体現する少女。
押しかけて部長になり、卒業してからは無理矢理会長に就任するという…この強引さはなんとも楽しかったです。
そして、その重責も一手に背負う、という。
ある意味、「理想の上司」かもしれません。


「生徒を守るのはキングの役目」元学園のキング・大文字隼。
実は気弱で美羽に頭が上がらないが、とても仲間想い。
「偉大な親からの自立」を促してくれたライダー部の面々と、彼らが守ろうとしているモノの為に、「怖くても立ち向かう」
という姿勢がね、ジャスティン君、好演でした。


「不思議黒魔術霊感少女」野座間友子。
下級生組の彼女を演じた志保ちゃん、実はジャスティン君に次ぐ年長者(つうても1歳違いくらいだったようですが)。
黒魔術だけでなく、実は「仮面ライダーオタク」で、更に「恋する乙女」であるという…。
まぁ、結構設定の多いキャラでしたが…
一見して「なに、この不気味なゴスメイク少女は」という感じの登場から、1年後の「乙女」への変貌。
特に外見を変えずに印象を変えた演出。そして演じた志保ちゃんが素晴らしい。


「もっとも等身大な高校生かもしれない」チャラ男・JK。
学園の情報通で計算高く、ずる賢く、打算的で友情に希薄…なハズの彼でしたが…
実は「夢から離れられず、かといって追うコトもできない。諦めた方が楽だけど、諦めきれない」悩める高校生。
おそらく、高校時代である程度「自分の実力」が見えてしまう悲しさを、一番描いたキャラ。
当初っからこういう描き方をするつもりだったんでしょうかね?
もし違ったら、とっても大きな誤算で、とっても大きな成功だったと思います。


そして、
「俺の運命はオレが決める」朔田流星。
セカンドライダー・メテオ。
弦太郎やライダー部の面々とは「決して相容れない」はずだった冷酷な男…、のはずが、
もっとも友情に厚い男であった、という。
最終回のレオ・ゾディアーツとの決着は、「仲間を守り仲間と共に生きる」男と、「信じる者の為に死ぬ」男との
「生き方」の違いを描いておりました。
この作品、どこまでも「肯定的」なんですね、そういう意味で。



全体的に観て、おそらく「仮面ライダー作品」としてはかなり賛否両論だと思いますが…
今作観切って、ワタシ、正直に思いました。


「ああ、オレは仮面ライダーだからこの番組を観ている訳ではなかったんだな」と。


まぁ、そういう意味合いです。
「仮面ライダーを観ていないヒトに薦める」というのは。

例えば「ワンピース」とかね、「ドラゴンボール」とかね、ああいう「少年がワクワクして観る」みたいなモノとして言えば、
おそらくライダーシリーズとしては、今作が一番薦められるかもしれません。



次の「ウィザード」はまた違った意味で期待してますが…。
(響鬼前半脚本の方が戻ってくるそうです)







久々に、今シリーズ(春)ドラマ総評。

2012年06月29日 | テレビドラマ

つうても、毎度ながら「観ていたドラマ」だけですが。

・・・いやぁ、視聴率的にどうだったかはわかりませんが、今シーズンは粒揃い(観ていたものに関しては)だったと。

とはいえ、敢えて、順列をつけるとしましたら・・・



◎フジ・火曜21:00~「リーガル・ハイ」

主演:堺雅人・新垣結衣
共演:里見浩太郎 生瀬勝久 小池栄子 田口淳之介 矢野聖人   
脚本:古沢良太
プロデュース:稲田秀樹
企画:成河広明 加藤達也
(敬称略)

「真実の追求など二の次。勝つことこそが正義であり、勝ったものだけが正しい。裁判とはそういうもの」
と豪語し、不敗神話を築きあげ、今なおも連勝記録を更新し続ける・・・敏腕かつ悪徳弁護士・古美門健介(堺雅人)。

「正しい人が幸せになれない世の中であってはならない」
ともかく「理想」と「真実」を追求し続けようとする新人弁護士・黛真知子(新垣結衣)。

ひとつの「冤罪事件」を巡って、ひょんなことからタッグを組むことになった、この「最強のバルタン星人」と「未熟なウルトラウーマン」。

さらに、古美門に深い恨みを持ち、古美門を倒すことだけを生きがいとする、二人の「元上司」・大手弁護士事務所のトップ・三木(生瀬勝久)と、暗躍する謎の美人秘書(小池栄子)。

毎度、黛が拾ってくる「厄介な弁護」に難色を示す古美門を上手く説き伏せ、更に、黛と古美門の精神的支えとなる、老事務員・服部(里見浩太郎)。

「どんな手を使ってでも勝つ」正義の悪人と、「何が何でも真実を追求する」朝ドラヒロインの、法廷外裁判バトル・・・

まぁ、そんな感じでしょうかね。

えー、先だって最終回を迎えました。

・・・いやー、最初っから最後まで、「パロディと小技と捻り技とボケまくりと長台詞」の連続。
「決してマトモに描こうとしない」スタンスで、やもすれば重くなるハズのネタを、ともかく徹底的に「笑える」方向で描く・・・
まー、これは賛否両論だし、好き嫌いは分かれるよなぁ、と。

ワタシは、ともかく「堺雅人さんの怪演」に毎度笑わされました。

ちなみに、毎回録画で2回ずつ・・・・それでも飽きませんでしたね。



○TBS・日曜21:00~「ATARU」

主演:中居正広 栗原千明 北村一輝
共演:村上弘明 嶋田久作 玉森祐太 利重 剛 田中哲司 中村靖日 千原せいじ 生野崎謙 光宗薫 中村昌也 三好博道 菅原大吉 奥貫薫
(敬称略)

「事故か、事件か」
「捨てヤマ」と呼ばれる案件にひたすら拘る刑事・蛯名舞子(栗原千明)。
日々繰り返される疑問・・・・解明しないまま放置される案件を追えず、・・・・それどころかマトモに捜査さえさせて貰えないことに嫌気がさし、「辞職」を決意したものの、捜査一課長(嶋田久作)から圧力をかけられた上司・沢(北村一輝)から、「強制的に1か月の有給休暇」を命じられる。
とある事件を独自に捜査を開始したところ、事件現場で何故か「マスタードとケチャップ」をもったまま倒れている若いホームレスを拾うこととなる。
自らを「チョコザイ」と称するその青年は、どうも脳に障害を負っているようであり、行動・言動は不可解、手に持ったマスタードをひたすら啜り、インターネットカフェで寝泊まりし、なぜか決まった時間に海外ドラマ「シンクロナイズドスイミング刑事」を観る。
そんな彼をほっておけない・・・というより、興味を抱いた舞子は、彼を家に招き入れ、父親が経営するアパートに住まわせることとする。

「サヴァン症候群」…チョコザイ君の「障害」であり「才能」ともいえる。
舞子が拘って追い続ける「捨てヤマ」の数々を、卓越した「情報収集力」と「検索能力」で解明し、意味不明と思える「キーワード」で解決へと導く。
いち早くその能力に気づいた舞子と沢。
彼の身辺を調べつつ、保護を続けることにするが・・・。


「障害も、才能も、それはその人の個性にすぎない」

劇中で、沢が言った台詞ですね。
なんか、一言で表す言葉が見当たらなかったので・・・

いやー、正直、出来上がりとしては「リーガル・ハイ」と甲乙つけがたい。
こっちが◎でも良かったんですが、・・・
放送中に「観直した回数」で、決めました。
ごめんなさい。

「障害者を主役にして、更に刑事ドラマ」って、ちょっと観る前に抵抗があったんですが・・・
まー、最初の流れでまるっきり払拭されましたね。
面白い。
バカバカしい。
そして、深い。

ただ、「SPEC」が映画化された流れでそのまま東芝日曜劇場でこれ、かぁ・・・・
なるほどねぇ、てな、奇妙な感じもありましたが。

演出的に、「SPEC」+「新参者」=・・・てな感じだよなぁ、と思ったら・・・
まるっきりそういうスタッフで製作されてました。
解りやすい。

いやー、それにしても・・・
まあ、リーガル・ハイといい、コレといい・・・
なんで「コワザ」と「ボケ」の連続なんだろか。
つうか、細かすぎるぞ、ボケが。
(ナンシー?夏色の?・・・・なんて、解る人いるのか、40代未満で)


▲フジ・月曜21:00~「鍵のかかった部屋」
主演:大野 智
共演:戸田恵理香 佐藤浩市 宇梶剛士
(敬称略)

大手弁護士事務所にて企業法務専門の仕事をする芹沢(佐藤浩市)。
ある日、顧問弁護士を務める葬儀会社の社長が、謎の死を遂げる。
末期がんを患っていたこと、現場が「密室」であったことから、警察は「自殺」と断定。
しかし、社長の友人と会社の司法書士の二人は、この「自殺」に疑問を抱き、芹沢に事件解明を依頼する。
もともとカネにならない「刑事事件」に興味もなく、「推理ドラマ」が大嫌いな芹沢は、
後輩で、「どんな案件でも真実を追求する」
・・・というより、ともかく「好奇心が先行する」生真面目弁護士・青砥純子(戸田恵理香)に、
この事件を丸投げしようとするが・・・

事件の解明に難航し、半ばあきらめていた二人の前に、ふと、偶然現れた、セキュリティ会社の男。
一見地味で目立たないこの男=榎本径は、二人の話を耳にして、こう、呟く。
「やぶれない密室など、この世に存在しません」

「密室は、破れました」


先の二つの作品に比べると、割ととっつきやすい出来になっているのは、さすが月9といえます。
・・・いや、むしろ、月9で「深夜ドラマでも良い」このテの作品を持ってきたのは、むしろ冒険だったのかもしれません。

全編、密室。
・・・と、謳うだけあって、11話全てが「密室殺人」でございます。
・・・まぁ、若干「そりゃねえだろ」的なトリックも有りますが・・・・。
話としては楽しめました。
登場人物が大野君と戸田ちゃんと佐藤さんの3人だけで、あとは殆どゲスト、っていう作り、なかなか徹底してました。
どうも原作の「榎本」、最初からその正体が読者に明らかにされているようですが…
こちら、最後まで「匂わす」程度で、明らかにしておりません。
ここらへん、演出的には上手かったな、と。
「まぁ、知っている人だけの秘密にしておいてください」、みたいな。
ワタシは全く原作を読んでませんので、その「匂わし加減」を楽しめました。

それにしても、まぁ、今作の戸田恵理香さんの「徹底した地味さ」加減。
最初誰だかわかんなかったし。
(独特の呂律の回らなさ加減で解りましたが・・・・)

しかし、最近のドラマって、「好評ならスペシャル作って映画化しますよ」風味なんだろか。
これの最終回も、「まだ先が作れますよ」だったし。
(それいったら、前者2作もそうですが・・・)



△TBS深夜「コドモ警察」
…まぁ、あの…「33分探偵」の人達が「西部警察」作ったらこうなった、つうか。
まんまですやん。
面白いけど。


△日テレ土曜21:00~「三毛猫ホームズの推理」
嵐の相葉君、初主演作・・・。
うーん、そもそも、何故イマドキ「赤川次郎」てぇのもありますが…
マツコデラックスのキャラクターが強烈過ぎましたね、殆どストーリーを覚えてません。
つうか、猫自体の登場場面が少ない。
殆どマツコが説明しちゃうし。
なんか、狙ったところと逆行っちゃった、つうか、最初の半分と後半戦が明らかに脚本違うつうか、方向性違うし。
テコ入れ入ったんだろうなぁ。



てなわけで、結構ですね、ワタシとしましては豊作(つうても上位3作だけで、その3作だけで1週間楽しめたつうハナシ)でしたな、今シーズン。

つうか、・・・まともなドラマ観てません、全く。
「笑えなきゃダメ」になってきたのかもしれませんが・・・。

まあ、もともとそういうドラマの方が好きだし。











「お前がやるって言うんなら、お前が本当にやりたいことなんだよな、アンク。」

2011年08月29日 | テレビドラマ
最後の変身に際しての、映司の台詞。

アンクが、自ら投げ出して…というより、映司と一体化して臨む最後の戦い。



てなわけで、劇中の名台詞シリーズと化した…

つうわけでもなく。

終わってしまいましたよ、
仮面ライダーオーズ

…終わってから三回観ました、今までで。

何て言うんでしょ、予想していた終わりではありましたが…

キましたね、結構。

惜しむらくは…

これ、電王の時にも、Wの時にも、そして、ライダーではなく「シンケンジャー」の時にも思ったんですけどね。

「最終回くらい、30分じゃなくて60分スペシャルとかにしても良いんじゃないの?」
てなことで。

もっとね、ワンシーンワンシーン、じっくり描ければね、もっと良くなるんじゃないかって。



映司やアンクに、本当に必要だったのは、「届く手」でも「掴む手」でもなく、
「繋がる手」
だった、と。


前回書きましたけど、ホントに「手」の物語、だったのですなぁ、靖子にゃん。

人と繋がることで、「生きて、その欲望を全うして死んでゆく」ことを知ったアンク。

「伸ばす手」が、「人を助ける為だけではなく、自分も誰かに支えられている絆」だということに、気づく映司。


世界の終末を止め、アンクが消え(亡くなり)、そして映司は再び旅に出ます。
仲間たちはそれぞれの日常に戻っていきますが…

それでも、映司は呟きます。
「いつか、もう一度」と。

いみじくも鴻上会長が劇中でこう言います。

「今日という日を明日にする。…それもまた『欲望』」。

この物語では、所謂「欲」も欲望ですが、「夢」「希望」もまた「欲望」という言葉で表してます。

というわけで、この物語の結末は、

「映司や仲間達(視聴者の皆様)がアンクという『仲間』を忘れない限り、また、もう一度、…」

ということでしょう。


まるで、
「今年もMOVIE大戦やりますよ」
みたいな纏めですいませんが。

つうかやるそうですし。





みんな騙されるな、そんなに「いいヒト」じゃないぞ・・・。

2011年07月08日 | テレビドラマ
…などと、皆川猿時さん(港カヲル)が言っているような気がしてならない…。

春シーズンを大好評で終了したドラマ、
フジテレビ日曜夜9時「マルモのおきて」。


主演:阿部サダヲ(破壊)。

…結構前から知っている役者さんだし、まぁ、ぶっちゃけ好きな役者さんだし、まぁ、キャラクターとして面白いし、実際演技力はかなりのもんだし…

とはいえ、どうにもこの人がでてくると思い出してしまうのは、この台詞。

「他人のそら似だよ、刑事さん」

…えー、日テレ系ドラマ「僕の魔法使い」(脚本:クドカン)で彼がやっていた、「役者志望だが職にあぶれて『広吉代理店』なる何でも屋でフリーターを続ける、太鼓持ち的キャラクターでいい加減極まりなく、実質『井川遥』のヒモという立場を利用しまくっているどーしよーもない男」田宮の、「ようやく出演できた2時間ドラマでの、たった一つ与えられた台詞」…です。

まぁ、大抵、彼の役柄ってぇのは、「異常にテンションの高いキワモノで、とてもマトモとは思えないが、根は善人」というのが殆どでした。

…が、…

最近、どうなんでしょかね。

おそらくは、「イイ人」的役柄が多くなったのは、彼と水田監督がタッグを組んだ映画二作目「なくもんか」での「究極のお人よし」からか、と。

それ以降、NHKでの短期放送「離婚同居」でも似たような役柄でしたし。

まぁ、「なんでもこなす」役者さんなので、演技自体に「違和感」は無いのですが…


このテのドラマで、立て続けに主役抜擢されるあたりに…

「え?…そんな扱いだったっけ?…阿部サダヲって」
という違和感は多分にアリます。


だって、あれですよ、
ポリスの名曲「ロクサーヌ」をパクって、
「ぅおくさぁ~~ん」
なんつってるヒトですよ、このヒト。

「♪有名になりたーーーい、有名になりたーーーい、有名になってぇーーー、パチンコになりたぁーーーーい」
とか歌ってるヒトですよ。

「チャーのギターをだーってやりたい」とか歌ったり。

代表曲が「ケロロ軍曹」の主題歌ですから、このヒト。(「君にジュースを買ってあげる」)

とてもじゃないですが、「お茶の間に涙と笑いをお届けする」なんて、
「90年代の織田裕二がやりそうな役柄」が回ってくるとは…



で、ドラマ評ですが。

いやぁ、なんつうんですか、良い作品だと思います。
ホントに。
なんつうか…
教則本的。

全く奇をてらわない。
意外性を求めない。
「偶然の産物」なんてない。
余計なことは描かない。
軸はぶれない。
ホームドラマだから、「悪人」は絶対作らない。
基本は一話完結。
まんなか辺で泣かせ、終わり5分前にホッとさせる。
最後は変わらない日常。

やもすれば「平凡」で「地味」になってしまう、ごく当たり前の展開。

実際、内容的にはごくごく平凡なホームドラマです。

しかし、何ゆえ、これが受けてしまうのか。

これがねぇ…

受ける二大要素(子供と動物)を恥ずかしげもなく全面に出し、なおかつそれらを邪魔せず食われないキャスティングを配し、そして前述したとおり、「ストーリーは大仕掛けにしない」つう、…

実に解りやすい。

そんな作品今更作れねェよ、…何て言わずに堂々と作る。

…これがヒットした理由でしょ。

要するに、
「実に当たり前だった」
からだと思います。


正直、ふつーに「ほろっ」としてしまったあたり、ワタシも「年食って涙腺弱くなってきたか」などと…。

まぁ、それ以上に。


昨日実家に帰りまして、解りましたのが…

うちの親二人が妙にハマっていた、という。
「DVDに録れないか」などと言い出し、挙句の果てが「あ、9月にDVDボックスでるんだっけ、買えばイイか」
などと言い出す始末。

いやいやいや、ご両親。
そんだったら、「舞妓haaaaaan!!」も観てみますか?






一応、制覇。

2011年04月08日 | テレビドラマ
えー、東北地方がまたも大変なことになっております。
が、…
敢えて違う話題で。

えー、コンビニ限定発売のようなんですけどね、こういう企画ってのはいいもんです。
で、その企画にのっかっちゃって、そして騙されてもいいや、てな勢いで買ってしまい、
そして、先だって、一応の、制覇。

「平成仮面ライダーFINALエピソードコレクションDVD」

「仮面ライダークウガ」から「仮面ライダーW」までの最終回を集約したDVDでして、
一部「ペイパービュー方式」で収録。

ペイパービューてのがスゴイ。
DVD買ったあとで、またも「鑑賞したけりゃ追加料金払え」的商法。
「なんだよ、まだカネかかるのかよ」
なんてぇ思いながらも、結局買っちゃう。

恐ろしい。

…そう思いながらも、結局は全部観ちゃった。
いや、本編で最終回観たうえにDVD収録している「響鬼」「キバ」「W」以外は。
…「電王」も観てはいたけど、やっぱりもう一回観たくなって…観ちゃった。
「ディケイド」は「特別編」(最終回を再編集したもの)でして、これは観るしかないか、と。

で、ワタシ的に全く観ていなかった
「クウガ」「アギト」「龍騎」「555」「剣」「カブト」
は、やっぱり観ておかないと…てな感じで、一気に。

で、思いました。

「結局は、どの作品も『子供向け』とは到底思えない」と。


「クウガ」に於ける凄惨な死闘を経ての後日談。
「アギト」に於ける、「黙示録」的発想。
「龍騎」に至っては、最終回一本前で主人公が死んじゃう(その後、全てがリセットされる)。
「555」は…主人公である乾巧君、…あの後は「矢吹丈」の状態と思われる喪失感。
「剣」…主人公の失踪、という悲劇的結末。
徹底的に「明るく終わろう」としてはいるが、「カブト」にしても「ダーク」の犠牲の上での結末。

うーむ。

全く救いがない訳ではないけれど、やはり子供が鑑賞する作品てぇのは、
「ハッピーエンド」に拘って欲しい。
ワタシは常にそう思ってます。

そういう意味では、まぁ、どれも出来あがりとしては良いんですけど、
子供向けに…とは、ねぇ。

でもまぁ、納得はできました。

逆にいえば、案外評価してなかった「555」や「剣」なども
「最初から観ても良いかも」という気になりました。

それと同時に、「電王」「W」「オーズ」が、割と広い年齢層に受けている理由も、よーく解りましたわ。
確かに、子供が観ても壮年の方が観ても安心できるのは、上記三作品くらいか、と。

なるほど、ねぇ。

冬ドラマ評ですねん、簡単に。

2011年03月23日 | テレビドラマ
えー、震災や被ばくの話題で毎日鬱になりそうですが…
なるべく普通に今まで上げていた話題を更新したいと。
こういう時ですから尚更。

で、冬ドラマが続々最終回を迎えておりまして、中には「掘り出し物」的に面白かったものもあり、
まぁ、「予想通りにダメだったな」てぇのもあり…
そこら辺を。

まだ終わってませんが、
◎「デカワンコ」。
今週最終回。…いや、よくぞここまでパクった。
つうか、「バカドラマ」に徹したと。さすが「喰いタン」スタッフ。
「太陽にほえろ!」ファンは怒っているかもしれませんが。
ただ、味的にはついていける人とついていけない人が完全に分かれてしまうタイプのドラマなのは間違い
ありませんので…


大仰な分期待してなかった
「外交官黒田康作」。
いやいや、面白かったです、ワタシ的には。
思ったよりわかりやすいストーリーだったけど。
最終回一本前、香川照之さんの長台詞に泣きそうになりましたよ、ワタシ。
そこが一番の評価だったりもしますが。
ただ、映画「アマルフィ~女神の報酬」を観てませんでしたので、こういう話(サスペンスアクション)だとは
思わず…
「ああ、こういう話なのね」てな感じなのは否めず。
…劇場版というか、映画2作目で完結だそうですが…
観に行きそう。


これはですね、秋くらいに第二シリーズを作って欲しいと。
「ホンボシ~心理学事件簿~」。
冬ドラマでともかく多かった「犯罪心理学」ネタの中で、もっとも地味ながら、もっとも秀逸であったと。
シリーズものつくらせたら、ともかくじっくりの東映。さすが。
放送8週、計9回分(最終回は2本立て)という短い話数ながら、毎回楽しめた上に、きっちり最終回を
纏めたあたり、非常に評価できます。
…いやぁ、でも、これだけで終わっちゃ勿体無いなぁ。
充分シリーズ化可能だと思います。


これもまだ終わってませんが…
「Dr.伊良部一郎」。
始まる前は全く取り上げませんでした。
観る予定になかったので。
しかして、「バカドラマ」なのはわかってましたんで、まぁ、観てみるかと。
…いやぁ、回を追うごとに、徳重さん演じる変態ドクターと余さん演じる変人看護婦コンビが、良い味を
出してます。…つうか、見慣れた、つうか。
ストレス社会の中で様々な障害を隠して暮らす人に、自ら「ストレスフリー」な生活を実践してみせる変態。
「♪まったきってね」「二度と来るか」の遣り取りで必ず終わりますが、
内容的には「ああ、なるほどね」という点が多く、なかなか好感を持てました。
深夜時間枠にもかかわらず、毎回のゲストが異常なほど豪華だったのは、石原軍団のチカラでしょうか…。


最後までなんとかならんのか、と思ってしまったのが、
「CONTROL~犯罪心理学捜査」
どうしても「ホンボシ」と比べて観てしまうので、どうにもストーリーの底の浅さばっかりが目立って…
殆どキャスト頼みじゃないか。
ガリレオは超えられず。…まあ、無理もないが。
その上最終回があの程度では…
かなり辛い。


同様に、
「LADY~最後の犯罪プロファイル」。
結局、第一話と最終話を観れず。
評価して良いかどうかもわからず。
ただ、あいだの話を観ている限り…
その前に放送していたのがあの「スペック」だけに…
いやぁ、弱いな、作品的に。
意外性もなかったし。


まぁ、ワタシが観ていたところではこんな感じです。
全体的には「お金とキャストに見合わない」結果かと。
ドラマ製作としてはあまり期待していない「テレ朝」の健闘が目立ったり。
…まぁ、「東映」の頑張り、つう感じもしますが。




探偵役がハマってた若手俳優といえば? - gooランキング

2011年03月19日 | テレビドラマ
探偵役がハマってた若手俳優といえば? - gooランキング


決まってるじゃないですか、

左翔太郎=桐山漣くんと、フィリップ=菅田将暉くんですよ。


…てなわけで、
「仮面ライダーWリターンズ・仮面ライダーアクセル」はもうすぐ発売。

…主役は「昭和デカ」ですが…。