凡そ、平凡。-ohyoso,heibon.

副業的サラリーマンの競馬バカが、そんなコトとは全く関係なく、日々のうつらうつらしたことをあーだこーだと語る、趣味の駄文。

それでも彼らは「人間になりたい」と言ってくれる。

2012年12月25日 | 映画
てなわけで、実はとっくのとうに観に行ってました。

「劇場版 妖怪人間ベム」



主演:亀梨和也 杏 鈴木 福
共演:北村一輝 観月ありさ 筒見道隆 中村橋之助 畠山彩奈
   堀ちえみ 杉咲 花 石橋杏奈 あがた森魚 広田レオナ 永岡 佑
   柄本 明
監督:狩山俊輔
脚本:西田征史
音楽:サキタハヂメ
(敬称略)

ドラマ・テレビ放送される、って段階で、
「昨今のレトロアニメのドラマ化の流れだろうけど、これややり過ぎだし、ストーリー的にムリだろ」
と思い、正直1話目を観るまで全く期待してなかった「妖怪人間ベム」。
もう、「けなすネタ」としてしか挑んでなかった、つうのが、ドラマ放送前のワタシのスタンス。

で、一話観た後。
「来週も観よう。よく作ったな、これ」
でした。

ホントね、「観なきゃ解らない作品」てぇのはあるもんですよ。
ぶっちゃけ、ネタ・タイトル・作風考えたって、「イロモノ」扱いにされるであろうドラマ。
・・・テーマと描き方とのギャップが、そのまま「妖怪人間たちの悲哀」になっているような気がしました。


で、今回の劇場版。

福君の夏休みに撮影したそうです。
売れっ子小学生ですからね、夏休みでもないとオールロケとなる映画の為にまとまった休みなんか取れないでしょ。
昨今の小学生は社会人より忙しい。
大変です。

で、映画の内容はまんま、「ドラマのその後」です。
夏目家・緒方家の人々との触れ合いを通じて、「人間になること」を強く願うようになった妖怪人間3人であったが、
彼らが人間になるためにやらなければいけないこと=彼らに欠如している「悪心」を取り込むことには抵抗があった。
唯一彼らの正体を知る章規(北村)に誘われ、夏目家・緒方家の人々と音楽鑑賞に赴くが、そこで逃亡中の強盗犯達に拉致され、
人々を救うため・強盗犯を止める為に、人々の前で正体を晒す。
拉致事件は解決するものの、彼ら3人は、その後、人々の前から姿を消してしまう。
彼ら3人は、「悪心」を取り込まず、人間を影ながら守ってゆく「生き方」を選び、「名前のない男」と対決することとなった。

っていうのが最終回。

で、この後。

彼ら3人は、行く当てもなく、訪れる街で人々を影ながら救い、その度に「妖怪」の姿を目撃され、そして街を去ってゆく。
夏目達と出会う前の生活を繰り返していた。
そんなある日、辿り着いた街で、大手製薬会社の社員が次々と襲われる事件が発生していた。
行き掛かり上そのうちの一人を助けたベムは、その事件に「不可解」さを感じる。
一方、ベロは片足を患っている少女と出会う。
初恋である。
その娘の閉ざされた心を何とか癒そうとするベロは、少女・みちるとともに「家族ごっこ」を始める。
―少女は、製薬会社・MPLの研究員・上野の子供であり、同じ研究員であった母親・小百合は、原因不明の自動車事故で死亡。みちるもその時の事故が原因で片足が不自由になっていた。

一連の事件を調べてゆくうちに、上野家が何らかの形で製薬会社の秘密に関わっていることに気づく、ベムとベラ。

一方で、この連続事件と共に、「未遂に終わった」事件の奇妙さから、3人がこの事件を追っていることを確信した章規も、この街を訪れ、ベム達と再会。
一緒に事件の真相を追うコトとなる。


とまぁ、これが映画の導入部。
この後、会社の保身の為に犠牲になり、その復讐心を抑えきれず妖怪化してゆく母・小百合の悲哀、妖怪化してゆく原因がかつて自分達が関わった事件にあることを知ってしまう3人、「名前のない男」の幻影に怯え、自分の選択によりベラ・ベロを不幸にしてしまったのではないかと悩むベム、永遠の命を持つが故に、少女との約束を守れないベロの悲恋、そんなベム・ベロ、小百合を見守りながら、時には自分のことのように悲しみ、怒るベラの姿などが描かれてゆきます。

基本的に「ドラマのテイスト」そのまま。

人とは異なる存在故に、どれだけ人に憧れてもその輪に入れず、受け入れられず、傷つきながらも、それでも人の優しさ・暖かさに癒され、そして人を守るために自らを傷つけてゆく。

なんてゆうんでしょうか、非常に悲しい話ではあるのですが、どうにも暖かさを感じざるを得ない。
そういった演出の中で、またサキタハジメ氏のBGMが非常に効果的に流れる。

「妖怪ホラーアクション」として作られたかつてのアニメが、ゆるやかで心情あふれる「人間ドラマ」として生まれ変わっている・・・
えー、ドラマの時もこの作風には惹かれましたが、劇場版として続編を作りつつ、「ストーリーの規模」「仕掛」などを大きくするわけではなく、「そのまま」で「映像美」のみを追求した作りに、感心いたしました。

うん、ブレていない。

監督・狩山氏の狙い通りの作品に仕上がっていると思います。
「映画だからパワーアップではない、皆で作り上げたドラマの世界を逸脱することない進化形」。


逆に言えば、残念なくらい「ドラマを観ていなければこの話の中心自体が解りづらい」のですが・・・

うん。
テレビアニメ・ドラマの劇場版て大体そうですな、「一見さんお断り」的な。「そんぐらい解ってるだろ」的な。
(劇場版「銀魂」で銀さんが言ってたことで、まさに真理)
ここらへんがね、まぁ、誰にでも薦められるわけではないところなんですよね、こういう映画。


個人的には非常に良かったですね、この映画。
「ああ、こういう終わり方で良かった」と。
ドラマからの流れで言って、とても、ホッとさせられた作品であります。





ホントに『騙された』と思って観てくれ、KIO君。・・・騙されないから。

2012年12月13日 | 映画


うん、ホントに。
まぁ、「フォーゼ」は観てないだろうし、好み的に好きになれないだろうけど、
いや、「仮面ライダー」だと思うから好きになれないわけで、ライダーじゃないヒーローだと思えば
多分、観れるから。

主題歌が「デーモン閣下」だぞ。
敵役だぞ、閣下。
しかもあの「悪魔」、だぞ。

いや、閣下がどうとか、だけではなく。


…てなわけで、観て来ました、毎年のアレを。

「仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム」。

主演:福士蒼汰(フォーゼ) 白石隼也(ウィザード)
共演:吉沢 亮 高橋龍樹 清水冨美加 坂田梨香子 冨森ジャスティン 志保 土屋シオン/宇宙仮面ライダー部OB・OG
   奥仲麻琴 戸塚純真 高山侑子 小倉久寛/面影堂の面々
   
   (フォーゼパート)
   須賀健太 足立梨花 山谷花純 中澤兼利 原 勇弥 神保悟志 長澤奈央 田中卓志 
   遠山俊也 原 幹恵

    (ウィザードパート)
   入来茉里 渋谷樹生 芳賀 栞 坂本大河 阿久津秀寿 小宮孝泰 田谷野亮 KABA.ちゃん
   
   (アルティメイタム)
   真野恵里菜 渡部 秀 中山絵梨奈 篤海
   (声)デーモン閣下 関 智一 三ツ矢雄二 

スーツアクター:高岩成二 渡辺 淳 藤井祐伍 藤田房代 高田将司 岩上弘数 羽賀亮洋 おぐらとしひろ

脚本:浦沢義雄 中島かずき
監督:坂本浩一
   (敬称略)

なんか、ライダー映画ではここまでキャスト書かなかったんですけどね、
書いてみました・・・疲れた。

正直、ストーリーについては殆ど書けません。殆ど最初触れただけでネタバレになってしまうという作りです、今回は。
つうか、キャスト書いただけでネタバレなんですけどね。



地上から追放され、数千年に渡って地底に追いやられていた悪魔族の3人が復活を果たした。
彼らの目的は地上征服・そして、人類への復讐。
ファントムの協力を得て、5人の生贄(ゲート)を捕獲すると、精神世界(アンダーワールド)を媒介して、ダウンワールド(魔界)と現世を繋ぐ為の「魔法陣」を起動させようとしていた。
起動させる為には、もうひとつ、強力な「精神力」を集約した鍵「ゼーバー」が必要だった。



5年後。
天の川高校の教師となった、如月弦太郎。
相変わらず「全校生徒とダチになる」と豪語する彼。
だが、彼にも、他の生徒にも馴染まない、4人の生徒がいた。
風田・小巻・近藤・根津。
彼らはOG・ユウキが宇宙飛行士となって探査から帰る日に、ふとしたきっかけで「その帰還船を墜落させる」と言い出す。
「我々は超人同盟である。愚かな旧人類に復讐する」と。
教室の外へ出る彼らを止めようと、追いかける教師達を、「超能力」で退ける4人。
弦太郎はそれでも三郎を追い続けるが、そこに「ゾディアーツ」が現れる。
なす術もない弦太郎を救うようにして、流星=メテオが介入。難を逃れる。
インターポール捜査員となった流星は、「超能力兵士の開発とその売買」に暗躍する、「番場」という科学者を追っていた。
三郎達の蜂起に「番場」の影を感じた二人は、初代ライダー部のメンバーに「集結」を呼び掛ける――。


現代。
ファントムによって誘拐された5人のゲートを捜すうちに、巨大な建造物に辿り着いた面影堂の面々。
どうやらここが拠点らしいが…建造物から出てくるのは、グールだけでなく、ドーパント・ヤミー・ダスダードなど、かつてのライダー達が戦った怪人たち。
これまでと明らかに異なる異変を感じた面々。
建造物に入ると、巨大な魔法陣に繋がれた5人を発見。
彼らを救いだそうとするウィザードの前に現れたのは、ファントムの二人。
しかし…
「今回は私達の仕業ではない」と。
そして、その背後から現れた、三人の悪魔族。
圧倒的な力でウィザードを退けた三人は、ゲートの一人・上村優のアンダーワールドへと進む。
計画の総仕上げをする為に。
コヨミをその場に残し、三人の後を追う晴人・瞬平・凛子だが…
その先は…
「永遠に続く一日」に閉じこもる、「ポワトリン」の世界だった。



えー、ここらへんまではね、HPでも描かれてますんで、まぁ許されるでしょう。
もう、一見して「5年後」と「現代」で、その間をどう繋ぐのよ、「電王もデンライナーも」ないじゃんよ、てな展開から始まりますが…
見事、「魔法と悪魔力」で繋いでしまうんですね、これが。
5年後じゃないと出来上がらない、鍵。
現代じゃないと出来ない魔法陣。
ここらへんに、殆ど「矛盾」が発生しないよう、見事に繋いでくれてます。

まー、なんで毎回ハードルあげるかね、ライダーの製作陣は。

前回のメガMAXは二人のライダーの物語を、先輩ライダー達が繋ぐ、っていう形を採って、ゲストライダーが出てくること自体に矛盾が出ないようにしてましたが…

今回は、「友情」と「絆」を元にした「魔法」が、この物語を繋ぎます。
オーズ=映司は、単に「後輩の危機に駆け付けた先輩」の立ち位置。
フォーゼ編からアルティメイタムへ繋ぐ形で登場する「なでしこ」は、弦太郎の、宇宙規模の「友情」と「初恋」が生んだ奇跡。
ほかのライダー達の登場は、ぶっちゃけ「勇気」が生んだ魔法。
…いやぁ、子供がワクワクしそうな展開。

なんつうか、最初っから最後まで飽きずに、ダレずに観切ってしまいました。
いやー、展開とアクションがね…ともかく、速い。
そして派手。
息つく暇ない。



いやぁ、確かにこれは「メガMAX」も「40周年ライダー」も超えてます。素晴らしい。
…つうか、正直、フォーゼとウィザードで「超えられる」と思ってなかったので…そんな見たてをしていたことに、
申し訳なさすら感じてしまう。
ていうか、
今回の「ゲスト東映ヒーロー」が、「アクマイザー3」に「イナズマン」に「美少女仮面ポワトリン」ですよ。
同じ石の森作品だっつうても、仮面ライダーとは全く繋がらない上に作風すら全く違う。
ポワトリンに至っては、石ノ森作品のなかでも「ロボコン」と同列の作品ですからね、接点があるわけない。
どーすんのよこれ…
なんて思ってましたが…
すごい。
ちゃんと繋がっている。
つうか、全く違和感がない。
なんだ、これ。
つうか、サナギマンの段階でここまで強くていいのか、イナズマン。
てぇか、アクマイザ―ってぇことは、あの「ガブラッチョ」まで出すのか?
…出て来ました。しかも、強い。反則的に。

で、思ったんですけど…今回フューチャーされた3作品、実際本放送を見ていた世代って…
もうすでに「仮面ライダー観るお子さんの父母」の世代でもないんですよね。
大体、40代半ばくらいじゃないか…?
これ、お父さん・お母さんだってわからない気がするけど…
あれですかね、前に出した「東映ヒーロービデオ」の宣伝でしょうかね。

ちなみにワタシ、「アクマイザー3」が大好きでした、当時。
彼ら、おそらく唯一の「変身しない(そもそも普段から悪魔の格好)」のヒーローだったんですよ。
まぁ、それは色んな事情だったんですけどね、…当時の子供には斬新でした。

夏映画に出てきた「ワンセブン」も大好きでしたけど。

まー、そういうヒーローを、ともかく「強くて怖くて、それでも憎めない悪役」をして描く。
ここらへんが、ここんところのライダー映画のパターンになっているようでもありますが…

どうすんだ?

あと残っているの、「キカイダー」「キカイダー01」くらいじゃないか?


で、KIO君へ。

ともかく、・・・ウィザード観ているなら、今回の映画は観てください。
ホント、スゴイから。
あのー、「アベンジャーズ」とかね、「アメイジング・スパイダーマン」とかね、「ダークナイト・ライジング」とかね、
全然メじゃないですね、これは。
つうか、3D作品じゃなくて良かったっすよ。
多分、途中で気分悪くなってる。
1時間半ジェットコースターに乗ってる位の勢い。
そして、各々の見せ場が存分。

で、閣下がともかく素晴らしい。
…なんとなく「モモタロス」にダブる部分はあるけど。
そして、主題歌まで…閣下作詞作曲。
「多分我輩の曲の中で一番サビが明るい」だそうです。





ちなみに、次に観に行くのは「妖怪人間ベム」。











「やくざ映画の見過ぎだ」って、それをアンタがいうか。

2012年12月07日 | 映画
というわけで、昨今、映画ネタが殆どなんですけどね、
大体忙しくても月2本くらい観るペースを変えないようにしております。

で、先月から既に公開されてますんで、ある程度「ネタバレ」しても許されそうな、
今回の作品。

「任侠ヘルパー 劇場版」

主演:草 剛
共演:安田成美 香川照之 
   風間俊介 夏帆
   堺 正章 黒木メイサ
   杉本哲太 宇崎竜童 他
   (敬称略)

かつてテレビドラマシリーズにて大ヒットした「問題作」を、テレビスタッフそのままで製作した劇場版。
ストーリーも、「テレビスペシャル」で描かれたその後、であります。


最愛の人との死別・その忘れ形見である「涼太」との決別を経た翼彦一。
見知らぬ街の夜のコンビニで働く彼は、ある晩、コンビニ強盗を撃退。・・・しかし、その犯人が「老人」と気づいた彼は、
レジの金を渡すと、逃がしてしまう。
やがて犯人は捕まるが、彼も「共犯では?」と疑われ事情聴取を受ける為連れて行かれる際の警官の一言にキレ、そのまま警官を殴って逃走する。
が、あっさり包囲され、刑務所に。
刑務所で偶然、コンビニ強盗の老人・蔦井雄三と再会。元ヤクザで同じ「桜」の刺青を入れたこの老人と意気投合するも、彦一の出所を目前に蔦井は獄死。
出所後、帰る宛てもなく、とはいえ堅気になることも出来ない彦一は、コンビニ強盗の一件で、何故か彦一に心酔してしまった若者・成次とともに、蔦井のツテを頼って、寂れた海の街「大海市」へ。

大海市に着いた彦一は、蔦井が所属していた地元の暴力団「極鵬会」のチンピラと一悶着起こし、
組長・朝比奈との会見を果たす。
客人として扱われるところ、「行く宛てがない。凌ぎをさせてくれないか」と持ち込む。

兄弟分だった蔦井のツテだから、と承諾した朝比奈が、彦一に与えた仕事。
――それは、老人から生活保護費と年金を奪い、半ば強引に「収容」する介護老人ホーム「うみねこの家」の経営だった。

大海市では、元弁護士で二世議員である八代を中心として、「観光福祉都市プロジェクト」が立ちあがっていた。
福祉の充実とともに、地元で勢力を強める暴力団の排斥――熱意を持って推し進めようとする八代は、極鵬会にとって邪魔者でしかなかった。

一方で、蔦井の娘で高校時代に恋仲だった葉子を、今だ慕い続ける八代。
シングルマザーとして、家計を支えながら、痴ほう症が深刻な状況にある母を抱える葉子を見かねて、特養施設を持つ病院を紹介するも、症状はむしろ悪化してゆく。
苦しみから解放されない葉子は、耐えきれず、嫌っていた筈の「ヤクザ」である彦一を頼って、母を「うみねこの家」へ預けることとする。

最初は「凌ぎ」として、老人達から生活費を巻き上げ、施設の収容人員を一気に増やし、売上を伸ばしてゆく彦一。
しかし、収容され、悲惨な扱いを受け続ける老人達の姿にはやはり「見るに耐えない」矛盾を抱え続ける。
ヘルパー兼介護医が一人しかいないホーム。
それでも必死に生きようとする老人達を見かねて、彦一はついに動き出す。
「誰も助けてくれない、誰も面倒見てくれないなら、自分達でやるしかないだろ」と。
「うみねこの家」は、「介護老人の収容所」から、「共同生活支援の家」へと姿を変えてゆく。

しかし、勝手にリフォームし、老人達の「自立」を促す彦一の姿に、極鵬会若頭・日吉は激怒。
「これ以上やるならホームを潰す」と言う。

ヤクザに身を置きながら、老人達と触れ合い、再び「ヘルパー」として動き始めた彦一は窮地に立たされる。


とまぁ、こういうストーリーでございます。
・・・これで約半分くらいの内容を語ってしまいました。・・・愉しみにしていた方がいらっしゃったらスミマセン。
が、…
正直、これくらい解っても充分楽しめます。
全く「意外性」がないですから、テレビシリーズを見ていれば。


えー、要するに、「劇場版 ライアーゲーム:再生」でもそうでしたが、テレビシリーズの大筋を、その後のシチュエーションで再現している作風。
テレビシリーズを最後まで観ている方なら、大体エンディングまで想像できてしまう。
そういう意味で、全く意外性がありません。


彦一がなりたかった「弱気を助け、強気を挫く」本物の極道・任侠道。
しかし、「本物の侠(オトコ)」とは、一体どういう人を指すのか?
結局、それが解った時、彦一はそこから「逃げる」ことを止めます。
本当に強い者は「腕っぷし」ではない。「権力」でもない。
「心を捨てない」者である、と。
まぁ、劇中でこんなコトを語られるシーンはありませんが、「昔のコトも家族のコトも忘れていても、昨日の思い出と人との触れ合いだけで、精一杯生きようをする」老人達の姿に、彦一は何度も救われ、そして立ち上がります。

そういや、そういう話でしたよ、「任侠ヘルパー」って。


ちなみに、これは勝手に思ったことですが、
劇場版前のスペシャルのエンディングで、
「何だか往年の名作西部劇『シェーン』みたいだな」などと思ったのですが、
今回の劇場版を観ていて、
「なんだか内容は違うけど、名作時代劇『七人の侍』や『用心棒』を思わせるなぁ」
などと思ったのですが・・・

テイストとしては狙っているかもしれません。

そういう意味では、この映画、「問題作」というより「娯楽作」です。


内容としては結構楽しめました。
ですが・・・
間違っても「続編」は作らないで欲しいな、と。

これ以上やると、「フーテンの寅さん」状態になりそうなので、彦一君が。

「ザクとは違うのだよ」って、ザクそのもの。

2012年12月04日 | 雑記
あまりに何なので、つい買ってしまった。

「相模屋食料 ザクとうふ デザート仕様」



正面から見ると、こんな感じ…

つうても、スケルトンパッケージに入った状態ですんで、流石に豆腐自体に「モノアイ」の着色があるわけではないですが・・・。


で、なによりアレなのが、パッケージの裏。

何故、ジオンの紋章?

えー、デザート仕様というだけあって、「砂っぽい」…わけではなく、
バニラ風味に仕上がっておりまして、
凡そ豆腐とは思えない味わい。

・・・つうか、甘!!

なんか、微妙。

つうか、案外、量がありまして・・・

近頃、デザートというか、甘いものが平気になってきたとはいえ、
ちょっと全部食べるのは辛かったワタシだよ。
(モロツヨシさん風/「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」)