えー、今回は前置き無く。
暫く前にですね、「♪本をうっるなら~」の店に行って・・・・なんてことを書きましたがね、その時に見つけた本を読み終わりまして。
・・・・いや、実際読み終わったのは2日ほど前だったんですけど。
えーと、「陽差しの関係」ではありません。あれはこれから、「じっくり」味わって読もうと思ってますんで。
実のところ、あの時3冊ほど買ってまして、今回読み終えたのは、そのうち、「文庫化されてもっとも間もない本」。
白い犬とワルツを テリー・ケイ著。
実際発表されたのは、1990年・・・・まぁ、16年前ですな。
16年前つうと・・・・ワタシがもっとも「このテの小説に嵌った頃合」だったと思うんですけど・・・・いやー、気が付かなかったな。
「このテ」っていいマスとねぇ・・・・
所謂、「アメリカ現代文学」つうのか?・・・・そんなヤツです。「戯曲」とかも言いますかね。
T・ウイリアムスの「ガラスの動物園」とか、サリンジャーの「ナイン・ストーリーズ」とか、ウィリアム・サローヤンの「ワンディ・イン・ニューヨーク」「ロック・ワグラム」・「ママ・アイラブユー」・「パパ・ユーアークレイジー」とか・・・・。
常盤新平さんの訳書がまた好きでしてね。
まぁ、訳書ではなく、常盤さんご自身の作品ですが、「遠いアメリカ」なんてぇのも良かった。
しかして、「もっとも影響を受けた作家・作品」にめぐり合ったのは、もっと前の話。
・・・・えー、それは今回の話と関係無いので、また別の機会に。
えー、ワタシの「惹かれる作品」のキーワードに、「なんてコトない」というのが・・・・つうか、褒める作品で大体、「いやー、どおにでもありそうな、ナンテコトない話なんですよ」てぇ言いますけどね、・・・・
これもそうなんです。
えー、ベトナム戦争がもうそろそろ終わりそうだってぇ頃の、アメリカの片田舎。
「主人公は、脚の不自由な「80歳」のご老人。
素朴に、素朴に生きてきた彼は、家族に恵まれ、隣人に恵まれて生きてきましたが、長年連れ添った奥方に先立たれます。
子供たちは甲斐甲斐しく親父の面倒を見ようとしますが、昔かたぎの爺様は、「一人で生きて行こう」と考えます。
そんな頃に、何処からとも無く現れた、真っ白な一匹の牝犬。
最初は怯えたように姿を見せるだけでしたが、やがて、犬と老人は「連れ添うようにして」生活していきます・・・・。
けど、なぜかこの犬、老人以外の人間の前には、ナカナカ姿を見せず・・・・というか、むしろ、「見える人には見えるけど、見えない人には見えない」、亡霊のような存在。
・・・・えー、この犬、実は・・・・。」
てな話。
はっきり言って、「ヤマ」らしいヤマはなく、淡々と物語が進行していきますが、・・・・いやー、この淡々さ加減が実に良いんですね。
えー、新潮文庫さん発行。まぁ、大体の本屋さんで売ってます。
実際、この物語の「老人の心情」に達する歳では全く無いのですが・・・・、このしみじみ感に、「世界のクロサワ」の名作「生きる」がダブってくるというか・・・・。
つうか、ワタシが敬愛してやまない「ジイ様」のことをちょっと思い出したりもしまして、なんだか、ちょっと・・・・っときちゃった、つうか、癒されたつうか。
・・・・「涙する中年層」つうのは、多くなってますからね、昨今。
暫く前にですね、「♪本をうっるなら~」の店に行って・・・・なんてことを書きましたがね、その時に見つけた本を読み終わりまして。
・・・・いや、実際読み終わったのは2日ほど前だったんですけど。
えーと、「陽差しの関係」ではありません。あれはこれから、「じっくり」味わって読もうと思ってますんで。
実のところ、あの時3冊ほど買ってまして、今回読み終えたのは、そのうち、「文庫化されてもっとも間もない本」。
白い犬とワルツを テリー・ケイ著。
実際発表されたのは、1990年・・・・まぁ、16年前ですな。
16年前つうと・・・・ワタシがもっとも「このテの小説に嵌った頃合」だったと思うんですけど・・・・いやー、気が付かなかったな。
「このテ」っていいマスとねぇ・・・・
所謂、「アメリカ現代文学」つうのか?・・・・そんなヤツです。「戯曲」とかも言いますかね。
T・ウイリアムスの「ガラスの動物園」とか、サリンジャーの「ナイン・ストーリーズ」とか、ウィリアム・サローヤンの「ワンディ・イン・ニューヨーク」「ロック・ワグラム」・「ママ・アイラブユー」・「パパ・ユーアークレイジー」とか・・・・。
常盤新平さんの訳書がまた好きでしてね。
まぁ、訳書ではなく、常盤さんご自身の作品ですが、「遠いアメリカ」なんてぇのも良かった。
しかして、「もっとも影響を受けた作家・作品」にめぐり合ったのは、もっと前の話。
・・・・えー、それは今回の話と関係無いので、また別の機会に。
えー、ワタシの「惹かれる作品」のキーワードに、「なんてコトない」というのが・・・・つうか、褒める作品で大体、「いやー、どおにでもありそうな、ナンテコトない話なんですよ」てぇ言いますけどね、・・・・
これもそうなんです。
えー、ベトナム戦争がもうそろそろ終わりそうだってぇ頃の、アメリカの片田舎。
「主人公は、脚の不自由な「80歳」のご老人。
素朴に、素朴に生きてきた彼は、家族に恵まれ、隣人に恵まれて生きてきましたが、長年連れ添った奥方に先立たれます。
子供たちは甲斐甲斐しく親父の面倒を見ようとしますが、昔かたぎの爺様は、「一人で生きて行こう」と考えます。
そんな頃に、何処からとも無く現れた、真っ白な一匹の牝犬。
最初は怯えたように姿を見せるだけでしたが、やがて、犬と老人は「連れ添うようにして」生活していきます・・・・。
けど、なぜかこの犬、老人以外の人間の前には、ナカナカ姿を見せず・・・・というか、むしろ、「見える人には見えるけど、見えない人には見えない」、亡霊のような存在。
・・・・えー、この犬、実は・・・・。」
てな話。
はっきり言って、「ヤマ」らしいヤマはなく、淡々と物語が進行していきますが、・・・・いやー、この淡々さ加減が実に良いんですね。
えー、新潮文庫さん発行。まぁ、大体の本屋さんで売ってます。
実際、この物語の「老人の心情」に達する歳では全く無いのですが・・・・、このしみじみ感に、「世界のクロサワ」の名作「生きる」がダブってくるというか・・・・。
つうか、ワタシが敬愛してやまない「ジイ様」のことをちょっと思い出したりもしまして、なんだか、ちょっと・・・・っときちゃった、つうか、癒されたつうか。
・・・・「涙する中年層」つうのは、多くなってますからね、昨今。