凡そ、平凡。-ohyoso,heibon.

副業的サラリーマンの競馬バカが、そんなコトとは全く関係なく、日々のうつらうつらしたことをあーだこーだと語る、趣味の駄文。

テレビシリーズを観ていた方であれば、

2010年10月31日 | 映画
そして、この話が好きだった方であれば、


…こらー、観るしかないですわ。
だって、『ラストエピソード前編』ですんで。


てなわけで、

劇場版『SP 野望篇』

原案・脚本/金城一紀
監督/波多野貴文
出演/
岡田准一 堤真一
真木よう子 松尾 諭 神尾 佑
香川照之 山本 圭 春田純一 野間口徹 堀部圭亮 蛍雪次朗 などなど…
(敬称略)


三年前、フジテレビ土曜深夜枠に放送されていたドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』。
要人警護の為に『動く壁』としてテロリストに対峙するエスピー達の活躍を描いて、深夜枠ながら高視聴率を叩き出した、「異色のアクションドラマ」でありました。

この作品、テレビシリーズ終了後三年を経て、ようやっと「最終話」を迎える…

今回の劇場版は、まあ、そういう話です。


テレビシリーズのラスト、尾形(堤真一さん)の台詞、
「大義の為だ、仕方がない」

この「謎」が、ようやく明らかになる、つうか、

…テレビシリーズ全編にあった「見えざる真の脅威」が、ようやく明らかになっていきます。
…いや、やっと「始まった」ってぇのが本当のトコロで、むしろテレビは『導入部』だった、と言うべきかもしれません。


そのぐらい、見応えがあります、前編ながら。
でも、後編『革命篇』まで観ないと、それも終わらないんですけどね。


ストーリー自体は案外簡単。
テロから要人を守るはずの人たちが、それも「要人の後ろ楯」でテロを起こそうと画策する。
それを知ってしまった主人公・井上君(岡田准一さん)の苦悩。
信じていた尾形がまさか…という疑念は、どんどん確信に近づきますが、
「目に見えない大義なんかより、目の前の人を守る使命」を全うする。
SPとして「テロリスト」と対する井上。
「大義の為」に敢えて反逆者としての姿を見せる尾形。

二人の心理と対決の幕開け、これが今回の内容。

そういっちゃうとね、解りやすい。

ただ、その描き方つうか、アクションがね…


凄い。
凄まじい。

岡田くんは、マジでこれをノンスタントでやったのか。

恐ろしい。

事務所的にOKだったのか。

ジャニーズ、太っ腹。
…か、どうかはともかく。

うちの相方、こう言いました。

「変身しない仮面ライダー劇場版」

まさにそんな感じ。


街中で撮影したアクション映画としては、そーとーなクオリティですよ。

よく怪我人出なかったな。…なんて、
妙な感心をしてしまいました。


いずれにせよ、来春まで引っ張る話。
ですが…

これは観ておいて損はないか、と。

ただし、必ず「テレビシリーズ」観てから。

じゃないと、けっこーついてけないかも。

初通販。

2010年10月30日 | 映画
いや、
初ネット買い。

『仮面ライダーW&ディケイド MOVIE大戦2010 ディレクターズカット版』

発売まで約10ヶ月待ちました。

いや、門矢 士=井上正大君のコメントなどからすると、かーなーり、頑張ったシーンがばっさりカットされたらしいので…

ちょっとね、こらヒドくねーか、と。

…てなわけで、何度か通常版買おうか悩んだこともありましたが、…

待った。

ひたすら10ヶ月。

そしたら、9月に発売されているじゃないですか。

なんじゃそら、と。


てなわけで、こっから探すのも大変だし、見つからない可能性も高いので…


ネット販売で買っちゃえ、と。

3日で着きましたさ、うちに。

そして、まだ観てなかったり。

えーと、秋ドラマですが・・・

2010年10月25日 | テレビドラマ
書く時間がないので、こんな形で。

◎「SPEC ~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」
○「黄金の豚 -会計検査庁 特別調査課-」
▲「Q10」
△「ギルティ 悪魔と契約した女」
△「獣医ドリトル」
☆「医龍3 Team Medical Dragon 3」


…えー、既に3話まで話が進んでますが、「TRICK」シリーズで「アホらしいんだけどハマってしまう」世界を構築した堤 幸彦さんの最新作が、やはり「期待通り」アホらしくて面白い。「SPEC」が今のところダントツです、ワタシの中では。
背景設定としては「ケイゾク」の続編、ということになるんでしょうが(竜雷太さん演じる「野々村光太郎係長」、またも登場)、
…すいません、ワタシ、「ケイゾク」も観てませんでした。
が、そんなことは解らんでも観れます、充分。
ただ、…やっぱり一般向けではありませんな。
「うぬぼれ刑事」の後番組がこれ、つうの…
なんか、TBSは「最大公約数的ドラマ」をやめたんでしょうかね。


対抗○は、スタンダードに「篠原涼子さん&大泉洋さんのコンビ復活」作の、「黄金の豚」。
平然と無軌道に行動する篠原さんのキャラに対し、大泉さん演じる「常識から抜けられない正義漢」が振り回される、というパターンは相変わらずですが、…
まぁ、これは観る側が「望んでいる」パターンでありますから。
むしろ、ストーリーでどこまで持っていけるか。

2話まで観て、案外▲かも、と思ったのが、「ワタシの中ではいまだに野上良太郎」な佐藤 健くん主演の「Q10」。
言いたいこと、描きたいことが非常に解りやすい作風。
「ヒロインがアンドロイド」という設定が今さらな気はしますが…、まぁ、ストーリーの本筋はそこじゃない。
むしろ、「普通の日常」をフツーに描こうとしているところが、まぁ、2話目にして好感。

△2作と☆については…
今のところまだ論評しづらいですな。
「ギルティ」はまだよくわかりません。…役者陣には魅力ありますが…
「獣医ドリトル」…1話目のね、「川崎競馬場に馬」、つうのがね。こりゃ、観ちゃうか、と。
ただ、ストーリー的には…要するに「獣医版ブラックジャック」なのか?…てな感じ。
☆「医龍3」…2まで観てません、全く。阿部サダヲさんと池田鉄洋さんが出てなければスルーしてたろーし。


いまのところ、こんな印で。


初000。

2010年10月11日 | テレビドラマ
えー、Wが終わりまして、新たに000が始まりまして、
そして、1ヶ月。

まあ、平成仮面ライダーシリーズっつうのは、十代目のディケイドを除きまして『一年間』つう長丁場ですんでね、
ある意味、
『ながーーい目で』見守る
しかないわけですが…

どーにも…

「味が出てきてない」
感じがいたします。

…いや、主人公・映司のキャラクターは解りやすいし、相棒のアンクの性格もよく出来てると思いますが…

どうも、ストーリーのまとめ方がね、まだまだ定まってないっつうか、
伏線がうまく伏線になってないっつうか、
テンポが緩いっつうか、

…なんだろ?

ぴりっとしないっつうか。

まあ、つまらなくはないんですけどね。


もうちょっとなんかできそうなんだけど、みたいな感じが常にある。


いやいや、まだまだ期待はしてますが。

西暦2314のGUNDAM。

2010年10月04日 | 映画
てなわけで、観て参りました。

劇場版『機動戦士ガンダム00 A wakening of the Trailblazer

2007年4月から初の「2期制」で製作された「機動戦士ガンダム00」の、”実質上、完結編”でございます。

いやぁ、うちの相方がですね、「全くガンダムという話を知らない上に、受け付けない」方なもんで、「いつ観に行けるか」非常に微妙だったのですが…
そうこうしているうちに公開から2週間が経ち、
「ああ、これはもしかしたらみにいけないかもなぁ」
なんて思いつつ、一昨日GI・スプリンターズステークスを観戦したのち、
さぁ、これからどうしようか、なんて考えていた矢先…

まぁ、馬券をGETして気を良くしていたのもあるんでしょうか、
相方、唐突に、
「今日なら観に行けるんじゃない?」
と。

で、ほぼ、無理やり、お付き合い頂いて映画鑑賞に。

ありがとう、ウルトラファンタジー(人気薄の外国馬)。

ちなみにワタシはちっとも当たっていない。


で、ガンダム。

前にも書きましたが、ワタシがまともにハマって観ていた「ガンダムシリーズ」って、
「ファーストガンダム」と「ガンダム00」しかありません。
他のガンダムについては、…どーにもダメ、でした。

で、なんでこのふたつなのか。

改めて考えますと…

「ファーストガンダム」は、それまでの「ロボットアニメ」のルール・常識を逸脱した、
「戦争そのものを正面から扱ってしまう」という発想。そして、その否定。

「ガンダム00」は…
そもそも、「ガンダム世紀」である「宇宙世紀」(架空年号)を継承しない⇒つうか、「別にガンダムじゃなくてもいい」というスタート。

「最初に作ったものが斬新ならば、それを敢えて継承しない」

まぁ、そういうところ。


西暦2307年、人類は宇宙への移住の足掛かりとして「軌道エレベーター」と「太陽光発電システム」を開発するも、それがもとで、大きく3つの自治政府に分けられ、互いの勢力拡大・経済安定の為に、果てるともない内乱・紛争を繰り返していた。
そんな中、AEUの新型モビルスーツ発表式典に、謎のモビルスーツ「ガンダム」が現れ、圧倒的な力で、新型「イナクト」を一蹴するとともに、追撃するAEU軍を、もう一機のガンダムの「超長距離射撃」が翻弄する。
また、同日、人革連の軌道エレベーターを襲ったテロ。何者かにより破壊されそうになった施設を、所属不明の「ガンダム」2機が救う。
この二つの事件を機に、太陽光発電システム提唱者にして量子物理学の天才、故イオリア・シュヘンベルクの名のもとに、私設武装組織「ソレスタルビーイング」が歴史の表舞台に現れることとなる。

彼らの目的は、「あらゆる戦争行為の根絶。その為の武力介入」。

―これが、TVシリーズ「機動戦士ガンダム00」の始まりでした。

「ガンダムが世界の敵となる」

意外な設定から始まったこの話は、第一期で「ソレスタルビーイングの壊滅」という形をとり、
4年後の世界を舞台とする第二期では、独立治安維持軍アロウズの台頭による「半ば独裁的な『地球連邦の設立』」、それに対峙する「ソレスタルビーイング」の再生、そして、「真の
監視者」の登場へと展開していきます…。


で、「争いのない世界を作る為の戦い」に一応のピリオドを打ったTVシリーズののち、
本編の中で幾度となく語られた、
「イオリアが提唱する『来るべき対話』」
について描かれたのが、今回の劇場版。

要するに、2期に渡って描かれ、地上に「かりそめの平和」が訪れたとはいえ…
ソレスタルビーイングのストーリーは全く完結していなかった、という話でございます。


いやぁ、とてつもなく解りづらい説明ですね、すいません。


で、劇場版ですが、
えー、まだまだ上映されてますんでね、なるべくネタばれしないように書きたいと思いますが…

えーとですね、要するに…

劇場版「スタートレック」第一作。

それと、SFの巨匠・アーサー・C・クラークの「2001年宇宙の旅」シリーズ。

ここらをですね、検索していただきまして、更に、

「『未知との遭遇』をガンダムでやったらどうなるのか」

そう考えていただくと、今回の劇場版「ガンダム00」になります。

要するに、
今回、ガンダムが戦うこととなってしまう相手は、人間ではない。
ニュータイプでもなければ、強化人間でもない。
完全に言葉の通じない、「異世界からの客」でございます。


うわ、SFっぽいわ。
戦争ドラマではなく、SF。
それこそ、今まで「ガンダム」を冠する作品の中ではタブーに近い内容。

つうか、既に「ガンダム」ではない。

…と、確かに思うのですが…ちょっとお待ちを。

「ファーストガンダム」にて、後半、ララァ・スンが出てくるあたりから、
やたら出てくるキーワード。
『人の革新』⇒ニュータイプ。
あの、頭の上に稲妻が走って、「見える!」とか「来る!」とか言うヤツですね。
…って、ちょっと違う。

あのー、、「共感能力の拡大」=人と人とは解りあえる、ってぇ話でありますね。

これをね、より映像として、ストーリーとして解りやすく、ってぇのが、
今回の劇場版の話であり、そもそも「ガンダム00」の根底にあった話でございます。

つまりは、
「形として戦争が終ったところで、話しあってお互いが理解し合わない限り、結局終わらない」
つうこと。

これが、「ガンダム00」という話の本質であり、求める結末ですね。

そう考えると案外、「ガンダム00」って、「ファーストガンダム」から最も外れているようで、最も近い話なのかもしれません。

、結局のところ、映画としてどうなのか?

…ワタシは納得できました。
面白かったです。
少々、疲れもしました。
でも、飽きずに一気に観れてしまいます。

…敢えて注文付けるとするなら…

いやー、…
あの大画面で7割方、超スピードの宇宙戦闘シーンっつうのは…
目が疲れる…。
首が痛い。
もうちょっと、緩急が欲しかった。
2,3度観ると慣れるかも知れんけど…
これが「もし3D作品だったら」、と思うと恐ろしい気がする。
それこそニュータイプかイノベイターじゃないと、ついてけなくなっちゃう。

観る側ににまで「覚醒」を求めちゃいかんよ、ホントに。























そりゃね、まあ。

2010年10月01日 | 雑記
えー、数年ぶりにカートン買いつうのをやりましたよ、確かに。

値上げに関してはね、案外反対ではないんです。

確かに、
「百害あって一利なし」
ですから。

でも、んなこたぁ、嗜好してからずっと知っている。

だから、別にね、値上げは仕方ない、と。

しかして、喫煙者が減り続ける中で、そこまで上げて何を得るのか?

そこがさっぱりわからない。

税収は増えない。
禁煙者は増える。
上がって売れないっつうことは、売る人の収入は減るつうこと。
関連した商品も同じく売れなくなる。
つまり、不景気の増長。


タバコの場合、意外とスポンサーとしての機能もありますから、関連企業にも影響はあるでしょう。

どーなんでしょうねぇ。


それが「世間のため」なら「値上げもやむなし」と思いつつ嗜好し続けて、二十年以上が経ちましたが…


日本の場合、他国で値段が高いのとは全く違う理由でしょ、毎回。
(他国では「健康上の問題から、本来手に入りやすいモノであってはいけない」という建前が先に来る)

わかんないんですよ、やりたいことが。

つうか、「これで増収」て捉えるあたりの感覚が、さっぱり…???なんですわ。


それよりも先にやるこたぁないのか?

ほんと、わからん。


タバコ値上げ、ってなると、毎回思い出すのが、

漫画家・吉田秋生さんの、初期の短編。
「アカプルコ・ゴールド」
大麻が合法化された替わりに、タバコが非合法となっている世界の話。

タバコって、習慣性では麻薬以上ですから、あながちありえない話でもない。

けど、ハイライトを『滅多に手に入らない一級品』なんていってみたり、集団で喫煙してラリっちゃう辺りに、なんだか妙な可笑しさがありました。

…が、

こうなると、ちょっと現実味があるかな、と。


さて、ワタシの喫煙量はこれからどうなるのやら。


とりあえず、
『禁煙』
は考えてない。