えー、一日に三つ更新いたしますと、さすがに一杯のお運びだったようで、誠に有難い限りでございます。
さて、本日は土曜日。
と、なりますと、明日は日曜日。
・・・・当り前でございますがね、まぁ、一般的には「日曜日はお休み」でございますな。
中には、残念ながら日曜日に休めない職業の方々がおります。
床屋さんにお医者さんに飲食業、中央競馬の騎手と、ワタシのような職業。
まぁ、そういった方々は別にして、サラリーマンの方(私もそうではあるんですけど)ですとか、公務員の方々にとっては、日曜日はお休み。
お父さんは昼の日中から居間でごろん、なんてぇしながらゴルフ中継。
お母さんはその姿見ながら、
「まぁなんだってウチの人ときたひにゃ、あんな棒っきれ振り回すようなもんを、ぼーっと2時間も観れるのかしらねぇ、たまの休みに」なんてぇ思いつつ、イライラ、せかせかしながら洗濯モンなんぞを取りこんで・・・・
子供は学校もないもんですからね、時間も忘れ、宿題も忘れて遊びまわる。
でもって、なんだか日も暮れてきたな、腹も減ってきたな、なんてぇ頃に、一人、二人とウチに帰り、残されたモンは心細くなってきて・・・・
「おかぁちゃーん」
なんてぇ言いながらベソかいてウチに帰ったり・・・・。
えー、昭和の、高度成長期、なんてぇ言われていた頃合いにゃ、どこでも見られた風景でございますな。
さて、日曜日の夕飯時、そんな風にして日が暮れたころにですね、子供も帰ってきて、お父さんは「なんだかビールが飲みたいな」なんてぇこと言いだし、お母さんが「何言ってんのあんた、もう夕飯にしますから」なんて会話が始まりまして、しょうがねぇな、巨人戦にゃまだ早いしな、その間に他のテレビでも・・・・
なんて感じで観られていたんでしょうな。
落語・漫才・コント・マジック、そして大喜利。
お茶の間のお子さんからおとっつぁん・おっかさん、お爺ちゃん・おばぁさんまで楽しめる番組が・・・・。
今もありますが、
「笑点」
でございます。
ワタシもガキの時分から、まぁずぅっと、というと語弊がありますがね、まぁやってると観ちゃう、てな感じでございました。
売りもんは5時50分くらいから始まる「大喜利」。
林家だったり三遊亭だったり柳家だったり三笑亭だったり野楽亭・・・・って、野楽亭はいませんがね、なんせワタシだけですから。
そういった各門のトップの方々が、笑いの腕を競ってみたりみなかったり。
これが何とも面白かった。
そんな中に、「星の王子様」がいらっしゃいました。
あの童話の?
違います。
自称なんだか他称なんだか、そう呼ばれた「落語家」さんがいたわけですよ。
喧しい林家だったり、上手いこといいつつもライバルとやり合っていた桂さんやらの、丁度真ん中で、ニコニコしながら「ジェントルマン」ぶりを見せつつ、ツボは押さえる二枚目・・・・てぇほど二枚目だったかどうかは別にして、ともかくメンバーの中では女性人気ナンバーワンだった方です。
まぁ、層的には「氷川きよし」さんに近いかも知れませんが。
のちにこの方、この「笑点」の「三代目司会者」になられました。
その間には、まぁ、落語界の中ですったもんだもあったり、「若竹」なんてぇ劇場作って大赤字になったり、なんてぇこともありましたが、ともかく、落語界の「顔」として第一線をずぅぅっと・・・・
この場合、走るってぇより、喋るってぇんでしょうけど。
2005年に病に伏せられ、この番組を降りられました。
でもね、一門のお弟子さんやら、昔っからの仲間たちが、ともかく盛り上げてらっしゃいましたよ。
なんだかね、「いつ王子様が帰って来てもいいように」なんてぇ様子すら感じましたが・・・・。
残念ながら、もう帰ってらっしゃいません。
「おじさん、あのお馬さんみたいな顔した凛々しい落語家さんは、いつ帰ってくるんだい?」
「坊主、あのお馬さんはな、ああ見えて、王子様だったんだよ。王子様はな、ちょいっと上の方に用事ができちまったんでな、自分のお星にかえらなきゃならなくなっちまったんだ」
「へぇ、おじさん、その星ってぇのは、いったい、上のほうのどこにあるんだい?」
「そらー、とっても遠いところでな、坊主があと80年くらい生きなきゃたどり着かないようなところさ」
「おじさん、もしかして、空に光ってるあのお星がお馬さんの星かな?」
「ああ、あれか。・・・・アレかも知れねぇけど、もっとおっきく光っているあの星じゃあねぇかな」
なんてぇ話、誰かがしたやらしないやら。
いずれにせよ、星ってぇのは、瞬いて、消えてゆくものでございまして。
そして次の「名」の方が、また瞬くものでございます。
こんなオチのない文章で申し訳ないんですが、・・・・
三遊亭円楽さん、ご冥福をお祈りいたします。
日曜の夕方、ずっと「笑い」の勉強をさせて頂きました。
活かされてない気もいたしますが、大事な勉強でした。
さて、本日は土曜日。
と、なりますと、明日は日曜日。
・・・・当り前でございますがね、まぁ、一般的には「日曜日はお休み」でございますな。
中には、残念ながら日曜日に休めない職業の方々がおります。
床屋さんにお医者さんに飲食業、中央競馬の騎手と、ワタシのような職業。
まぁ、そういった方々は別にして、サラリーマンの方(私もそうではあるんですけど)ですとか、公務員の方々にとっては、日曜日はお休み。
お父さんは昼の日中から居間でごろん、なんてぇしながらゴルフ中継。
お母さんはその姿見ながら、
「まぁなんだってウチの人ときたひにゃ、あんな棒っきれ振り回すようなもんを、ぼーっと2時間も観れるのかしらねぇ、たまの休みに」なんてぇ思いつつ、イライラ、せかせかしながら洗濯モンなんぞを取りこんで・・・・
子供は学校もないもんですからね、時間も忘れ、宿題も忘れて遊びまわる。
でもって、なんだか日も暮れてきたな、腹も減ってきたな、なんてぇ頃に、一人、二人とウチに帰り、残されたモンは心細くなってきて・・・・
「おかぁちゃーん」
なんてぇ言いながらベソかいてウチに帰ったり・・・・。
えー、昭和の、高度成長期、なんてぇ言われていた頃合いにゃ、どこでも見られた風景でございますな。
さて、日曜日の夕飯時、そんな風にして日が暮れたころにですね、子供も帰ってきて、お父さんは「なんだかビールが飲みたいな」なんてぇこと言いだし、お母さんが「何言ってんのあんた、もう夕飯にしますから」なんて会話が始まりまして、しょうがねぇな、巨人戦にゃまだ早いしな、その間に他のテレビでも・・・・
なんて感じで観られていたんでしょうな。
落語・漫才・コント・マジック、そして大喜利。
お茶の間のお子さんからおとっつぁん・おっかさん、お爺ちゃん・おばぁさんまで楽しめる番組が・・・・。
今もありますが、
「笑点」
でございます。
ワタシもガキの時分から、まぁずぅっと、というと語弊がありますがね、まぁやってると観ちゃう、てな感じでございました。
売りもんは5時50分くらいから始まる「大喜利」。
林家だったり三遊亭だったり柳家だったり三笑亭だったり野楽亭・・・・って、野楽亭はいませんがね、なんせワタシだけですから。
そういった各門のトップの方々が、笑いの腕を競ってみたりみなかったり。
これが何とも面白かった。
そんな中に、「星の王子様」がいらっしゃいました。
あの童話の?
違います。
自称なんだか他称なんだか、そう呼ばれた「落語家」さんがいたわけですよ。
喧しい林家だったり、上手いこといいつつもライバルとやり合っていた桂さんやらの、丁度真ん中で、ニコニコしながら「ジェントルマン」ぶりを見せつつ、ツボは押さえる二枚目・・・・てぇほど二枚目だったかどうかは別にして、ともかくメンバーの中では女性人気ナンバーワンだった方です。
まぁ、層的には「氷川きよし」さんに近いかも知れませんが。
のちにこの方、この「笑点」の「三代目司会者」になられました。
その間には、まぁ、落語界の中ですったもんだもあったり、「若竹」なんてぇ劇場作って大赤字になったり、なんてぇこともありましたが、ともかく、落語界の「顔」として第一線をずぅぅっと・・・・
この場合、走るってぇより、喋るってぇんでしょうけど。
2005年に病に伏せられ、この番組を降りられました。
でもね、一門のお弟子さんやら、昔っからの仲間たちが、ともかく盛り上げてらっしゃいましたよ。
なんだかね、「いつ王子様が帰って来てもいいように」なんてぇ様子すら感じましたが・・・・。
残念ながら、もう帰ってらっしゃいません。
「おじさん、あのお馬さんみたいな顔した凛々しい落語家さんは、いつ帰ってくるんだい?」
「坊主、あのお馬さんはな、ああ見えて、王子様だったんだよ。王子様はな、ちょいっと上の方に用事ができちまったんでな、自分のお星にかえらなきゃならなくなっちまったんだ」
「へぇ、おじさん、その星ってぇのは、いったい、上のほうのどこにあるんだい?」
「そらー、とっても遠いところでな、坊主があと80年くらい生きなきゃたどり着かないようなところさ」
「おじさん、もしかして、空に光ってるあのお星がお馬さんの星かな?」
「ああ、あれか。・・・・アレかも知れねぇけど、もっとおっきく光っているあの星じゃあねぇかな」
なんてぇ話、誰かがしたやらしないやら。
いずれにせよ、星ってぇのは、瞬いて、消えてゆくものでございまして。
そして次の「名」の方が、また瞬くものでございます。
こんなオチのない文章で申し訳ないんですが、・・・・
三遊亭円楽さん、ご冥福をお祈りいたします。
日曜の夕方、ずっと「笑い」の勉強をさせて頂きました。
活かされてない気もいたしますが、大事な勉強でした。