凡そ、平凡。-ohyoso,heibon.

副業的サラリーマンの競馬バカが、そんなコトとは全く関係なく、日々のうつらうつらしたことをあーだこーだと語る、趣味の駄文。

これは予期できたこと。

2011年03月29日 | 雑記

「スピッツのボーカル・草野マサムネさん、ストレス障害で倒れる」

たまにはこういうことについて書こうかと。

なんつうんですか、これが「草野さん」じゃなくても書いたかな、と思います。

ええ、この報道読んで思いましたよ、ワタシ。

「だから言わんこっちゃねぇ、日本のメディアってぇのはどこまでおバカさんなんだ」

と。


あれから2週間。
震災被害・電力不足・原発問題と汚染被害。
そりゃね、忌々しき問題ですよ。
考えて、立ち向かわなきゃいけない。
力を合わせなきゃいけない。
そりゃそうです。
われわれ、みんな生きていかなきゃいけないんですから。

でもね。

あの震災から最初の1週間。
メディアは「震災以外の報道」を全く流さなかった。
テレビをつければ必ず「避難民」「震災地」が移し出され、「死者の数」「行方不明者の数」がカウントされ、
そして、震災についての講釈やら解説が流され、
「国は?」「政府は?」「東電は?」などなど…

「なんだよ、また同じ内容かよ」なんて思っても、やっぱりこういうものはじっと見てしまう。
そして、「震災自体」を追体験・反復するわけですよ、見る側は。

そして、次の1週間の「原発問題」。
「危険」「安全」「避難」「大丈夫」「誤報」「予断を許さない」「でも大丈夫」「でも基準値を遥かに超えてる」
こんなことが毎日繰り返され…
挙句の果てが、「風評被害に惑わされないで、落ち着いて行動して」…?

これはストレスになりますよ、見る側としては。

さらに、「そんなつもりはなくても、実は不安を煽っている」公共広告機構のCM。
「がんばろう」「みんな仲間だ」「一人じゃない」「がんばれ」「一人一人が、できること」
ポジティブな発言の裏にはっきりと見える、ネガティブな現実。

…ワタシ、最近、他のCM見るとホッとします。


今は国中が「悲惨な現実」に立ち向かわきゃならない。
それはね、ワタシもわかります。
正しいことだと思います。
「何か出来ることを」
それはね、ワタシもやらなきゃいけないと思いますし、微力ながら実践しております。


でもね、「被災」以外にも「2次災害」が起こる。
これは予期すべきことだったんじゃないかと。

例えば、あの地震以来、ちょっとした「揺れ」にも敏感になって、不眠症になっている、とか。
「水」を見ると、「汚染」を想起してしまう、とかね。
「がんばれ」って言葉に、妙な嫌悪感を感じる、とかね。
「物がない」ってことに、異常なほど不安感を持ってしまう、とかね。
ネット中毒になってしまった、とかね。

最近、うなされて目が覚める、とかね。


これ、所謂「心因的外傷性ストレス障害(PTSD)」ってぇヤツの症状。
本来、「実体験した方」がかかるものですが…
今回の震災…そしてそれに対するメディアの対応からすれば、…
こりゃ、充分、「テレビ画面」「ネット画像」からヴァーチャルでかかる方がいてもおかしくないかな、と。

あまりに無造作。
あまりに垂れ流し。
「事実を報道するのがメディアの使命であり社会的責任」なんてぇ言いますが…
配慮に欠けるその方法は、あまりに無責任ではないか、と。

まぁ、政府広報にも同じことが言えるんですけどね。


震災が起きたその次の日、実際に体験したお笑いコンビ・サンドウィッチマンがおっしゃってましたが…
「携帯のテレビだけを唯一の娯楽・情報取得端末としている、被災地の方々が、自分たちの置かれている現状ばかり毎日見せつけられて、気持ちが前向きになる訳がない」
…そりゃそうだわ。
そして、それと同じ意味で、日常的に「間接的被害」を拡大させているかも知れない。

こういうことに配慮できなくて、なんの「正義」なんだか。


計画停電で懐中電灯やら蝋燭の火の中、やはり「携帯のテレビ」だけで過ごして御覧なさい。
そこにきて、「1000万倍の放射線検出」なんてぇ報道ばかりが流れたら…
…これ、やっぱり「ヴァーチャル体験」になりますよね。


報道はすべきです。
正しいコトは伝えるべきです。
でも、それがどういう影響を与えることになるか。
それを考えたうえで報道しているのか?
そこが大事です。

人間の心は「言い易い」言葉じゃ癒されません。
それを解った上で行動しろよ、と。


知ってますか?
「”うつ病の人に”がんばれ””がんばろう”は禁句」
ってぇ話。


そういうことも含めて、考えなきゃいけない。

現状、そういう局面なんじゃないかと。


難しいことではあります。
でもね、だからこそ。

「笑いましょう。どんな時でも、笑っていましょう」
この程度で行きませんか?

最近、ワタシはそう思ってます。





こんな時に敢えて…

2011年03月27日 | 映画
つうかですね、
「観れるタイミングが今日しかない」
もんで、強行観賞。

映画「SP 革命篇」
で、ございます。

…昨年秋に公開された
「野望篇」の続編にして、テレビ放送から続いた物語の最終章。
正真正銘の、最終話でございます。


原案・脚本/金城一紀
監督/波多野貴文
主演/岡田准一
共演/堤 真一
真木よう子 松尾 諭 神尾 佑 平田敦子 江上真悟
山本 圭 蛍雪次郎
野間口徹 春田純一
平岳大 波岡一喜
堀部圭亮
香川照之
(敬称略)


官房長官襲撃事件によって、信頼する上司・尾形の「正体」を知ってしまい、困惑する井上。

事件から2ヶ月が経過し、何事もなく過ぎる日々の中、「革命」の準備は刻々と進んでいた。

四係の面々がそれぞれ要人警護にあたり、「内閣不信任案」の採決が行われる国会へと向かう。

しかし、その場所こそが尾形たちの「革命」が実行に移される戦場だった。

井上たち四係の面々は、果たして尾形の「暴走」を止められるのか?

同じ悲しみを背負いながら、「暴走」する側と「守る」側に別れ、対立する尾形と井上。
その因縁の決着。

…て、まあ、こういう話。

なんつうんですか、
ある意味問題作。
誰もが日々感じているであろう事…
「政治家に清廉潔白なヤツなんていない」
「議員こそがこの国を悪くしている」
「官僚なんて利己主義の集まり」
そういった、やり切れない感情をストレートに表している、ある意味かーなーり、問題作。

作中にも、「命を懸ける価値があるのか」という台詞があるくらい。


ぶっちゃけ、「震災」がなくても、今の政治への不信感が高まっているなかでの上映だったハズですから、
「ここまでストレートで良いんだろか?」

と思えますが…


ワタシとしては至極納得した出来でありました。


「SPとしての誇りは?」
(「守る」者として使命と仲間を簡単に捨てられるか?)
四係の面々の行動は、これだけに尽きます。


でも、人間てそんなもんじゃないか?と。

そりゃ、理不尽だし納得できないこともありますが、…
だからって、信念を曲げて望まない方に向かうことは、果たして本当に自分の意思に従ってのことなのか?

劇中で、井上は「尾形を止めるため」だけに戦います。
後ろに巨悪がいるとか、守る者が憎むべき相手だとか、
そんな事は一切関係無く。

「止める」=「救う」ことと信じて。

それだけです。

それだけで良いんじゃないか、と。


まあ、ストーリーはそんな感じ。


それ以上に、
アクション。

いやぁ、相変わらず「変身しない仮面ライダー」ですわ。
よくやるなぁ、岡田くん。
そして、今回は堤さんも。

これ、全身痣だらけじゃないか?

ここまでやるのって、いまやカンフー映画くらいじゃないの?

凄いトコまでいっちゃってるな、と。

つうか、ここまでやっちゃうと、あとに続けない、つうか。

どうすんのよ、ここまでやっちゃったら、邦画は。

JAEの人達が困っちゃうぞ。

…余計なお世話か。

冬ドラマ評ですねん、簡単に。

2011年03月23日 | テレビドラマ
えー、震災や被ばくの話題で毎日鬱になりそうですが…
なるべく普通に今まで上げていた話題を更新したいと。
こういう時ですから尚更。

で、冬ドラマが続々最終回を迎えておりまして、中には「掘り出し物」的に面白かったものもあり、
まぁ、「予想通りにダメだったな」てぇのもあり…
そこら辺を。

まだ終わってませんが、
◎「デカワンコ」。
今週最終回。…いや、よくぞここまでパクった。
つうか、「バカドラマ」に徹したと。さすが「喰いタン」スタッフ。
「太陽にほえろ!」ファンは怒っているかもしれませんが。
ただ、味的にはついていける人とついていけない人が完全に分かれてしまうタイプのドラマなのは間違い
ありませんので…


大仰な分期待してなかった
「外交官黒田康作」。
いやいや、面白かったです、ワタシ的には。
思ったよりわかりやすいストーリーだったけど。
最終回一本前、香川照之さんの長台詞に泣きそうになりましたよ、ワタシ。
そこが一番の評価だったりもしますが。
ただ、映画「アマルフィ~女神の報酬」を観てませんでしたので、こういう話(サスペンスアクション)だとは
思わず…
「ああ、こういう話なのね」てな感じなのは否めず。
…劇場版というか、映画2作目で完結だそうですが…
観に行きそう。


これはですね、秋くらいに第二シリーズを作って欲しいと。
「ホンボシ~心理学事件簿~」。
冬ドラマでともかく多かった「犯罪心理学」ネタの中で、もっとも地味ながら、もっとも秀逸であったと。
シリーズものつくらせたら、ともかくじっくりの東映。さすが。
放送8週、計9回分(最終回は2本立て)という短い話数ながら、毎回楽しめた上に、きっちり最終回を
纏めたあたり、非常に評価できます。
…いやぁ、でも、これだけで終わっちゃ勿体無いなぁ。
充分シリーズ化可能だと思います。


これもまだ終わってませんが…
「Dr.伊良部一郎」。
始まる前は全く取り上げませんでした。
観る予定になかったので。
しかして、「バカドラマ」なのはわかってましたんで、まぁ、観てみるかと。
…いやぁ、回を追うごとに、徳重さん演じる変態ドクターと余さん演じる変人看護婦コンビが、良い味を
出してます。…つうか、見慣れた、つうか。
ストレス社会の中で様々な障害を隠して暮らす人に、自ら「ストレスフリー」な生活を実践してみせる変態。
「♪まったきってね」「二度と来るか」の遣り取りで必ず終わりますが、
内容的には「ああ、なるほどね」という点が多く、なかなか好感を持てました。
深夜時間枠にもかかわらず、毎回のゲストが異常なほど豪華だったのは、石原軍団のチカラでしょうか…。


最後までなんとかならんのか、と思ってしまったのが、
「CONTROL~犯罪心理学捜査」
どうしても「ホンボシ」と比べて観てしまうので、どうにもストーリーの底の浅さばっかりが目立って…
殆どキャスト頼みじゃないか。
ガリレオは超えられず。…まあ、無理もないが。
その上最終回があの程度では…
かなり辛い。


同様に、
「LADY~最後の犯罪プロファイル」。
結局、第一話と最終話を観れず。
評価して良いかどうかもわからず。
ただ、あいだの話を観ている限り…
その前に放送していたのがあの「スペック」だけに…
いやぁ、弱いな、作品的に。
意外性もなかったし。


まぁ、ワタシが観ていたところではこんな感じです。
全体的には「お金とキャストに見合わない」結果かと。
ドラマ製作としてはあまり期待していない「テレ朝」の健闘が目立ったり。
…まぁ、「東映」の頑張り、つう感じもしますが。




信じるしかないが・・・

2011年03月15日 | 雑記
ガソリン難民から解放されまして、先ほど夜勤仕事から帰ったところ。
政府広報つうか、東電さんの発表つうかの「輪番停電」に惑わされるわ、
コンビニに食料はないわ、水なんか全くないわ。

震度4~5の関東・神奈川県がこんな状態。
直撃ではなかったのに、まるっきり「災害指定都市」の様相。

…都市ってこんなに弱いんだな、とつくづく思う今日この頃。

目の前で災害が起こった、というレベルではないのに、自分の生活で手一杯であります。
それなのに、仕事は休めない。
むしろ、「仕事が非常事態発令状態」であります。

…自分の身内の心配をする間ももてない。

なんだろうか、この状態。


そんな中でも、合間に観るテレビ報道で、嫌というほど嫌な話ばかりが流れます。

直撃した宮城・岩手の惨状。

原発災害が起きた福島。

そして思うわけです。


「ああ、アイツとアイツの嫁さんは大丈夫だろうか」


岩手には、かなり昔、行きました。

大学に入学し、ガイダンスに出席した際、隣に座って、いきなり「ペン貸してくれませんか?」と言った
アイツ。
なぜかそんな些細なことから、大学生活の4年間の殆ど、「バカ3兄弟の長男と次男」という扱いで
過ごした次男。
思えば、一番マトモで気が良くて、モテて、それでいて常にボケまくっていたヤツ。
「大学でバンドやりたいなぁ」なんて言う割に、楽器が全く出来ないヤツ。
服と漫画(特に少女漫画)が好きで、テレビ買う金が服に化けてしまったヤツ。
飲み会で「何か歌え」と言われたら、いきなり吉幾三の「雪国」を朗読し始めたヤツ。

そんなヤツが、大学卒業して、故郷の岩手で高校教師になり、その一年後に、
大学の同級生と結婚して。

…その式場が、「岩手県」って…

おい、呼ばれた俺達はみんな東京近県だぞ、と。
なんつうやつだ。
そう思いながらも、残った「バカ三兄弟の長男と三男」、そしてその悪友五人は、
まるで珍道中を愉しむように、片道八時間、車で岩手へ。

披露宴で「矢切りの渡し」を模して、渡し船に乗って入場した二人を見て爆笑したり。

体育館のような会場で、壇上に上がってカラオケ歌った二次会で盛り上がったり。

そして、また八時間かけてクルマで東京に帰り、まっすぐうちに帰らず行きつけの飲み屋で
バカ騒ぎして、…
何故か運転してなかったワタシが、飲み過ぎなのかなんなのか、ひっくり返って介抱される
という事態になり…


そんな、「ヤツとの思い出の一連」が、
被災地の映像にダブってしまうのです。


あれから、相当の年月が過ぎ、全く音信不通になっているのは、
多分、ワタシがいつまでも落ち着いた生活が出来ない為だと…
まぁ、「お互い生きていれば、いつかはもう一度バカをやることもあるだろう」なんて、
とてつもなく楽観的に考えていたんですが…


こうなると、とてつもなく不安になる。

無事だろうか?
無事だとしても、大変な思いをしているんじゃないだろうか?
ヤツとヤツの家族が無事だとしても、やはりキツイ思いをしているんじゃないだろうか?

そんなコトは、想像でしかなく、確信は何もない。

「生きていれば大丈夫」

なんて、簡単に言えない。

疎遠にしていた自分を悔いるしかない。

それでも、

いままで楽観的に考えていたスタンスを変えてしまっては、
ますます「不安」はつのるばかり。


何をすべきか?
どうすべきか?

今は信じるしかない、と。

お前、俺たちの中で、一番運が良かったもんなぁ。

「飛びます、飛びます」って・・・

2011年03月11日 | 雑記
飛び過ぎだよ、二郎さん。

見えなくなっちゃったじゃないか。


遅い帰りで、4:00のニュースを見ていたら、第一報がこれです。

「コメディアンで俳優の坂上二郎さん死去」

…なんつうんだろ。
何も出てこない。


正直、「大好きな人」だったわけではない。
子供のころにコント55号に憧れ、萩本欽一さんを「師匠」(というより、大将)と呼びたかった
ワタシとしましては、
二郎さんは「羨ましい存在」であって、「好きなコメディアン」だった訳ではない。
でも…
ずるいなぁ。
最後に見せてくれたって良かったのに。

あの最高のコンビ芸。

大将の「らしい」コメントが、非常に悲しかった、です。

今や「裏主人公的」ライダーは必需である。

2011年03月04日 | 創作駄文
えー、「平成仮面ライダー的なモノを描きたいなぁ」のシリーズ…
また描きました。
5人目です。
戦隊じゃないんだから。
まぁ、「龍騎」なんか13人でてきますからね、5人だったらまだいいか、と。

で、今回は「敵か味方かホントに解らない」真の意味での「セカンドライダー」でありまして…

例えば、龍騎でいうところの「ナイト」。
アギトでいうところの「ギルス」。
剣(ブレイド)でいうところの「カリス」。

電王における「ゼロノス」やキバにおける「イクサ」、ダブルにおける「アクセル」、オーズにおける「バース」などは、
明らかに「仲間」になることが解っているキャラですからね、今回とはちょっと違う。

装着者の名前は隼見零時(はやみ・れいじ)
年齢;大体20代半ば~後半。
主人公・御堂 輝との間には深い因縁(?)あり。
…という以外は公表できず。
設定してますが、話を作っていく上で非常に重要なところなので…
ていうか、以前書いたとおり、話自体殆ど考えてませんが…。


で、他の4人が朱雀・白虎・玄武・青龍という「四神獣」をモチーフのに対し、
このライダー(?)については、
「白狼」「白蛇」「鴉」という、
どちらかというと「化生(というか妖怪というか)」をモチーフにした三身混合でございます。
神獣鏡を中心として3つのメダルがついているのはその為。

ライダーとしての設定といたしましては、
他の四人が「神獣を召喚し、システムと神獣鏡を介して『一体化』する」のに対し、
このキャラは「三体の荒魂を使役し、システムを介して武装化する」というもの。
神獣が召喚者を選んで共に闘う、というものに対して、
「人間が神に頼らず、力で鬼神に対抗できるよう」に作られた、ということですかな。

まぁ、言ってしまえば、
「G3X」や「ファイズ・カイザ」、「イクサ」、「バース」のような、
『鎧』のイメージ。
とは言え、そのシステムの基本は朱雀=神紅羅を元にしているので、殆ど「ダーク神紅羅」のイメージ。

神獣と鬼神の戦い自体を否定し、単独で鬼神達を狩る者として登場…

まぁ、そんな感じですな。


ちなみに「奇迷羅」といいます。
アレですね、
伝奇作家・夢枕 獏さんの人気シリーズ「キマイラ」の当て字そのまんま、です。






こういうケレン味のあるキャラは楽しいです。

2011年03月02日 | 創作駄文
えー、
「描いてしまったのでアップする」、「平成ライダーっぽいものを描きたいなぁ」の更新。
(だから、タイトルにしても長すぎるって)

今回は4人目・「導羅~Doura」=青龍でございます。
もー、見たまんまのデザイン。
凡そ「ヒーロー」とは思えません。

デザイン上パクリ対象になったのが、「電王」のウラタロス、「ゲキレンジャー」の悪役・ロン。
あとはですね、古代中国の甲冑など・・・。

このキャラクターについては、そもそも「正義」というカテゴリーで構想しておりませんので、
まぁ、ともかく「怪人に近いもの」を考えました。

4神獣の中に位置しながら、「朱雀」を守る立場にはない。
青龍自体が、「事によっては朱雀と敵対しなければならない」使命にある。
まぁ、ここら辺から、
「純粋にヒーロー然としたデザインではない、むしろ悪役に見えるもの」
の方が良いだろうと。
まぁ、そんな風に考えました。


清=聖に位置し、調整者でありながら、限りなく「濁」に近い。
濁の頂点である闇龍と同じ龍族であり、朱雀に匹敵する能力を持つ青龍。
その使命は「監視」し、場合によっては「排除し、次代の出現に繋ぐ」こと。
朱雀の召喚者に力がない・もしくは「その資格がなく」、使命を全うできないと判断した場合、
召喚者から朱雀を引き離し、次代の召喚者にその使命を繋ぐ。
逆に「相応しい」と判断した場合、「何よりも使命を優先させる」よう、導くこと。
これが青龍の使命。

というわけで、当初、どちらかと言えば「敵」として現れるでしょう。


青龍の召喚者は澤田蒼司。
いわゆる「イケメン」です。
そして、ちょっとハナにつくような自信家。
「良いか悪いか、それは僕が決める」
これがポリシー。
青龍に召喚者として選ばれ、その意志に同調したのも、
「なかなかの大役だけど、僕の思った通りにして良いんだよね?」
という考え方から。
もう、ここらへんがいかにもウラタロスっぽい。
もしくはアレですね、
「ディケイド」における海東大樹=ディエンド。
中に入るなら永徳さん。

まぁ、結構こういう「思い通りにならない」ケレン味のあるキャラクターは好きですね。
キバでいうところの「バカ親父」音也であったり。
オーズでいえば「さぁ、稼ぎますか」の伊達さんだったり。
まぁ、ちょっとキャラは異なりますが。

しかしてこのテのキャラ、あんまり前面に出ると主役を食ってしまう上にストーリーを崩壊させかねない
モンで・・・

おそらく描くのはかなり難しい気もしますが…。




モチーフは「神獣」だけではない。

2011年03月01日 | 創作駄文
てなわけで、即続き、だったりします。

えー、「四神獣」をモチーフにライダーを創作するシリーズですが…
(タイトルにしても長すぎる)

今回は三人目の「玄武」=「豪羅~Gohra」であります。
変身するのは、4人の中では最年長のヴォルト・城島・ニコルズ(日系2世)。
ちなみに英語は話せない。
まるでウエンツ瑛士か道端アンジェリカ。

えー、「女の子を中心にして、お付きの人が3人」の設定を考える上で、
「ああ、そういえばそんなのもあったか」と思いついたのが、
「オズの魔法使い」。

オズの国を救うために魔女の元に向かう主人公を守る、三人の「頼りないお供」。
勇気のないライオン、心のないブリキの兵隊、脳のない案山子。

で、その中の「心のないブリキの兵隊」が彼に当たります。

闇龍復活を目前に、いち早く「召喚者」として神獣・玄武の意志に同調したヴォルトでありますが、
その行動原理は「全て、使命を全うする為」というもの。
裏側として、「人を助ける仕事をしていながら、結局誰も救えなかった」という過去。
力を得ればその喪失感が埋められると考える彼にしてみれば、「闇龍を封印する朱雀の盾となる」玄武の使命は、
イコール「自分に与えられた天命」だということでしょう。

…堅い。
堅過ぎる。

というわけで、ともすれば彼の意志に反する「人命よりも使命」なんてぇ玄武の発言に対しても、
素直に「NO」と言えなかったりする。
…結局、こういうタイプにありがちな「結局キミの意志はどこにあるの?」ってぇ話だったりします。
まぁ、こんなキャラクターですから、当然ながら「白虎」とはソリが合わないし、「青龍」には軽く
あしらわれる。

典型的な脇役。

しかして、「お付きの人」としては結構頼もしかったり。
ずっといると暑苦しかったり。

まぁ、あれですね。
電王におけるデネブとか、ディケイドにおけるユウスケ=クウガのようなものですね。



ヒーローは必ずしも完璧ではない、というか、完璧であってはならない。

2011年03月01日 | 創作駄文
というわけで、続きであります。
今回はセカンドライダーにあたる、「凱羅~Gaira」であります。

平成仮面ライダーシリーズの全部を観ているわけではありませんが、
このシリーズの主人公、大体が「完璧」ではない。
というか、欠点の方が目立つ人だったりします。

「史上最弱」、敵を見て気絶してしまうほど度胸がない野上良太郎=電王。
戦う理由が解らず、意志薄弱で対人恐怖症の紅 渡=キバ。
偽悪的で世界と向き合うことのできない天邪鬼、門矢 士=ディケイド。
ハードボイルドになり切れない半熟君の左翔太郎と、感情希薄な検索バカのフィリップ=ダブル。
無欲で自然体…に見えて、実は心的外傷に苦しみ自分と向き合えない火野映児=オーズ。

ライダーの中では一番大人で落ち着いた性格のヒビキさん=響鬼ですら、「人づきあいがうまく出来ない」
という悩みを持っていました。
(明日夢を受け入れられずに悩み、自立してゆく明日夢をみて孤独を感じる、など)

まぁ、そういった方々を主役に…っていうのは、昭和のライダー達に比べると非常に「現実的」では
なかろうか、と思えます。


で、今回のキャラクターです。

主役となる「朱雀」=御堂 輝は、「母との記憶がなく、父とは疎遠」で祖父母に育てられた、という環境にいながら、
割と「欠点らしいところがあまり見当たらない」、いわゆる「健全な良い子」のイメージがありまして、
…まぁ、逆にいえば
平成ライダーらしくない。
らしい点といえば、むしろ「戦いとは縁遠いところにいる」ということでしょうかね。

で、セカンドライダーにあたる、「白虎」。
甲斐真人という、高校生。
輝の幼馴染であり、2つ下の弟分のような存在だった彼。…ですが、成長とともに、少しずつ疎遠になっていました。

そんな彼が、年を越して新学期を迎えても学校に出てこない。
何度か家を訪ねるが、登校した振りして家を出たきり。そのまま一晩帰宅しないこともある。
ついに高校生デビューか?…というわけでもない。
ただ街中を夢遊病者のようにうろついていたり、見知らぬ場所をほっつき歩いている。
かと思えば、一日中部屋に籠っていたり…
要するに、人と接触しないようにしている様子。

輝よりも早く「召喚者」として「神獣」の意志に接触してしまった真人。
そして、その神獣がよりによって「最も人の意志から離れ、獣に近い」白虎であったことから、
現実として受け入れられず恐怖から逃げ出す毎日。
彼が戦う意味を見つけて自分と向き合うのは…


というわけで、
いわゆる平成ライダーの「主人公」的存在は、むしろこの「凱羅」であったりします。

まぁ、相棒の「白虎」にしても、性格にしろ位置付けとしても「モモタロス」や「アンク」に近いでしょうし。

このキャラクターについて構想する時(イラスト描いてるときですね)って、他の3神よりも楽しいです。
「やっぱり平成ライダーってこんな感じだよな」などと考えながら…という感じですのでね。