凡そ、平凡。-ohyoso,heibon.

副業的サラリーマンの競馬バカが、そんなコトとは全く関係なく、日々のうつらうつらしたことをあーだこーだと語る、趣味の駄文。

ここ数日の所感。

2011年04月29日 | 雑記
只今、引っ越し敢行中でございます。

神奈川→埼玉→神奈川ときて、またも埼玉へ。

なんだか、往復してるだけの気もしますが…。

「離れてみてわかること」つうのがありますが、
「あんなに住みづらいと思っていた街が、案外便利だったのかも」と思い始めた矢先の、まさに
「出戻り引っ越し」。
不思議なモンです。


転勤に際しまして、業務における「必要性」から、フォークリフトの免許を取りに行くことになりまして…
先だって、無事終了。
合格いたしました。

久々に「競馬以外に」全神経を集中させた気がいたしますが、…
それよりなにより。
一緒に講習を受けた方々のなかに、それこそ「被災者」がいたこと。
「埼玉に避難してきているが、仕事を見つける為に免許を取りに来た」と。
なんだか切実です。
その方、合格した時に飛び跳ねるがごとくの勢いで…
「お疲れさまでしたーー!!」なんて、満面の笑みで帰って行きました。
良かったねぇ。
何だか、自分が無事修了したことも「ホッ」でしたが、
この方が受かったこともなんだか「ホッ」でした。


「スーちゃん」田中好子さん、死去。
「コマンダードーパント」田中実さん、死去。

何だろう…
なんか、ピンとこない。
何故?!
としか、言いようがありません。


「名門」メジロ牧場が廃業。
…ワタシ、案外、メジロの馬に思い入れがない。
あえて言えば、「メジロブライト」はちょいっと応援してたか。
…なんか、「偉大な父から生まれた、とっても地味な賞金王」てぇところが、なぁんか、良かった。
それはともかくとして…
なんつうんでしょ、ホント、「一時代の終わり」を感じてしまうし、何か「悲痛」なものを感じてしまう。
続けることも大変でしょうが、続けてきたことを「辞める」というのも、大きな決断が必要だったでしょう。
何も言えません。


そして…
これはどうでもいいか。
「石原都知事、パチンコ業界を批判」
…パチンコと自販機は電気の無駄だそうです。
パチンコの売り上げは国外に流れる。国は潤わない。そして、人をダメにする…だそうです。
ワタシはそもそもあの人に票を入れる、都民の方々の考え方がよく解らない。
…要するに、「右寄り」なだけですよ、あの都知事さんは。
かつて「外国人労働者の増加が犯罪を増やしている」なんてぇことを平気で仰った方です。
まるっきり主張に現実味がないです。

規制や締め出しやりたかったら、まず「東京都」でやってみればいいじゃんか。
それ自体が「ギャンブル」な気もしますが。
俺、都民じゃないから、どうでも良い。

ちなみにワタシ、競馬はやりますが、パチンコはゲーセンでやるだけ。
向かないんです、朝から並んで丸一日使わないと勝ち負けが見えないギャンブルって。
2時間もいると飽きちゃう。
競馬は1レース、長くても3分超。
その3分で1週間楽しめます。
…これが競馬を「ギャンブルとして」続けている理由。

まぁ、ワタシの中では既に「ギャンブルの域」を超えてますけど。

ちなみにワタシの後輩、「震災以降、パチンコ自粛してます」なんてぇコトを言ってましたが…
ワタシ、それに対して「どういう形にしろ、消費を自粛すること自体が経済復興の妨げである」と答えました。
パチンコとは関係ないけど、観光地が大変なことになってます。
その原因が「自粛」だとすれば、とんでもない勘違いをしてないか日本人、ってぇコトです。
「同情するならカネをくれ」ってな状況。
…なんだかなぁ。


そんなこんなの忙しい毎日。
いつ平穏が来るのやら。









RCサクセション~明日なき世界。

2011年04月26日 | 映画
えー、何故かこの映画について書こうと思ったとたん、この曲が頭の中でヘビーローテーションしまして…
思わずタイトルにしてしまった次第。

内容と全く関係はありません。

てなわけで、ついさっき観て参りましたよ、

「GANTZ PERFECT ANSWER」

監督:佐藤信介
脚本:渡辺雄介
音楽:川井憲次
出演:二宮和也 松山ケンイチ 吉高由里子
   伊藤 歩 綾野 剛 田口トモロヲ 山田孝之
   夏菜 千阪健介 白石隼也 緑友利恵 玄覺悠子 若葉竜也 阪田マサノブ 越村友一
   水沢奈子 奥瀬 繁 平野靖幸 大石将史 神威杏次 戸田菜穂 
   橋本まつり
   (敬称略)

ワタクシ、実は前編を観ていません。
原作も読んでません。
そして、公開に先駆けて放映されたTVスペシャル「ANOTHER GANTZ」、録画してますが…
まだ観ていません。

で、いきなり後編からみようと。

無茶だな。

「エイリアン」観ずに「エイリアン2」観る、とか、「ランボー」観ずに「怒りのアフガン」観る…なんてぇレベルでは
なく。
無茶。

とりあえず、劇場館内に入る前に、パンフレットに目を通し…
…大体、解った。
(門矢 士か)

まぁ、なんとかなるだろう。

上映時間…160分。
…長いな。
ホントになんとかなるのか?


なんとかなりました。

いやぁ、もっと難解なストーリーなのかと思ってたけど…
3分の2くらいのところで、結末見えてしまった。

やっぱそうなるか。
まぁ、それしかないだろな。

つうか、なんていうんですかね、一言でいいますと、

「理不尽な話」

ですな、これ。

ホントに。
同じ立場におかれたら、ワタシの性格からいって、後先考えずに
「GANTZぶっ壊そうとする」かも知れん、と。

なんなの、こいつ。
バカなんじゃないの?と。
「つうか、はっきりバカだろ、お前。」
…って、そんな気持ちでいっぱいになると思います。


まぁ、ぶっちゃけ、これでネタバレしたようなモンです、この映画。

で、申し訳ないですけど、「GANTZとはそもそもなんなのか」。

球体の上に浮かびあがる、あの文字。
「てめえ達の命は、
無くなりました。
新しい命を
どう使おうと
私の勝手
という理屈なわけだず」

…こういうヤツです。

星人達につけたネーミング…
「ねぎ星人」だの「田中星人」だの「おこりんぼう星人」だの「黒服星人」だの…
あまりに稚拙。あまりに幼稚。

人の命を弄んで、無意味に星人を虐殺させ、そして自分が危ないとなるとパニック起こして逃げまどう。
まるで「オヤジ狩りするバカモノ」。

…すいません、かなりネタバレしました。


そういうバカモノに運命を握られてしまう理不尽さ。
そうやって操られる者に、意味なく理由なく狩られる理不尽さ。

そういう状況に置かれた時、果たして人はどう思い、何を考え、どう行動するのか?
…これが、「答え」。

まぁ、ワタシはそう捉えました、この映画。

そういう意味では、ワタシは自分が思っていた以上にプライドが高いのかな、と。

世の中には案外、そういった状況下におかれることが多いかな、と。

先の震災や原発の事故だって、そういったものか、と。

悔しいですよね、これは。

それでも生きていかないと。
生きたいと思わないと。
…そうした時、人は一体何を犠牲にして、何を得ようとするのか。

厳しい選択ではありますが…

要するに、「何が本当に大切なのか」、と。


正直、物語として入りこむにはちょっとツライものはありましたが、二時間超を感じさせない、良い出来栄えだったと思います。

ただ、全体としての評価、同じようなテーマの作品としては…観続けていた分、「SP」のが上かな、と。
エンターテイメント性…つうか「観ていて愉しい」という意味では、「レッツゴー仮面ライダー」の方がワクワク感があったり。

…でも、まぁ、「こりゃ、ハマる人はハマるんだろな」ってぇのは解りました。

まぁ、結論のつけ方については、「あれしかないけど、同じ話は他にも沢山あるよね」…ってぇ気がしてしまいましたが…


それにしても、…
アクションにしても映像技術にしても、俳優陣の演技力にしても…
邦画って、ここまで出来るんですよねぇ。

こりゃ、ハリウッド映画観なくていいんじゃないか、って思いますわ。

いや、別に観てもいいんだろけど。






久々に、「俺に質問するな」。

2011年04月22日 | 映画
えー、久々に更新。

んで、「また仮面ライダーかよ」と言われれば、・・・
そうです、
「また仮面ライダー」
です。

てなわけで、今回。

「仮面ライダーW RETURNS 仮面ライダーアクセル」
…今回は所謂、Vシネマ。

監督:坂本浩一
脚本:長谷川圭一
出演:木ノ本嶺浩 山本ひかる 滝 裕可里 
   なだぎ武 中川真吾 長澤奈央 山野史人 山本康平
   田中 実 俊藤光利
   桐山 蓮 菅田将暉


昨年8月に、大好評のうち終了した「仮面ライダーW」。
そして、昨年末の「MOVIE大戦CORE」を経て、その「続編」となります。
…まぁ、所謂「スピンオフ映画」ですが、内容的には、完全に「COREその後の事件」。


風都で、スリ達が立て続けに殺害される事件が発生。
風都署「超常犯罪捜査課」課長・照井は、そんな中、集団スリの現場を押さえる。
が、逃亡する犯人達は、ドーパントと思わしき集団に襲われ、次々と殺害される。
この事件を受け、超常犯罪捜査課と集団スリ特別捜査班が合同捜査を行うこととなる。
謎の連続殺人…次のターゲットとなるのは、昨夜の殺人現場から逃れた女スリ・「葵」。

彼女を保護する目的で追う照井。
しかし、その前に、またもドーパント集団が…。
そして、事件の真犯人であるコマンダードーパントに追い詰められた照井と葵。
二人の前で、照井の部下・刃野が凶弾に倒れ、そして、照井は「狙撃犯」に仕立て上げられてしまう…。


とまあ、こんな感じの出だし。

つうか、ストーリーとしては、それこそ「ノンストップアクション映画」のテイスト。
子供さんからお爺ちゃん・お婆ちゃんまで…といういつもの「ノリ」よりも、
それこそ「本格的刑事ドラマ」の勢いであります。

監督・坂本浩一氏によりますと、「Wの2号ライダーとしての『アクセル』ではなく、『仮面ライダーアクセル』というアクションドラマを」とのこと。
その意気込みは、非常によく伝わる作品となっております。


昭和デカ・照井竜を襲う、敵・疑惑・謎・タイムリミット、そして離婚の危機。

まー、なかなかノンストップ。
まるでダイハード。

その中で、「常に真っすぐ」「常に振り切る」照井のキャラクターを、木ノ本君がまさに「身体を張って」熱演しております。

ホントね、これ、
「劇場で公開してもいいんじゃねぇの」ぐらいの出来の良さ。
ぶっちゃけ、「CORE」オーズ編に比べたら、雲泥の差ですわ。

今回、どっちかと言えば2号ライダーはWコンビの方ですが、この使い方もなかなかさりげなくて良い。
「おまけ」ではなく、「仲間」として、きっちりワキを固める。

また、結婚しても相変わらず「暴走」する亜樹子所長。その暴れっぷりも健在…
つうか、亜樹子の「暴走」が、ある意味ストーリーを上手く展開させていきます。

しかして、今回最も活躍しているのは、もしかしたら「刃さん」かも。
いやぁ、…すばらしいぞ、なだぎ武。

てなわけで、殆どネタバレで申し訳ございませんが、
ともかく、上質なエンターテイメントに仕上がっております。

ぶっちゃけ、大人向け。



「仮面ライダーW RETURNS」としては、第二弾「エターナル」が7月に発売予定。
これは劇場版「運命のガイアメモリ」の直前に起きた「NEVERの戦い」を描いた作品のようですが、
製作陣は今回の「アクセル」とほぼ同じ模様。
…プレビュー観る限り、こちらもかなり期待できます。


つうか、これを機に、「W」、コンスタントに作ってくんないかな。
幾らでも話、作れそうだし。







こんなさなかに…

2011年04月13日 | 雑記
なんですが、
もうそろそろ準備を再開しなければならないのですが…

つうか、あと二週間足らずやんけ、いつの間にか。


てなわけで、またもや埼玉県に戻る。

神奈川県は四月一杯。



いや、本来は三月一杯だったんだけど。

いろいろあって、延びました。

しかも、前にすんでた市町村に戻る、という…

嫌いではないけど、好きな町でもなく、さほど住み良くもない。

何より競馬場が近くない。

…まあ、今までが近すぎたかも知れんけど。


まあ、中山と浦和が近くなるか。


てゆーか。
競馬場近くに住んでみて思いましたが、

「近いから行くわけでもない」

つうことですかな。

ぽわんとした、というか、ぼんやりとした…というか…

2011年04月08日 | アニメ
えー、録画しておいたらいつの間にか最終回を迎えていた、なんてぇことがですね、「BDレコーダー」購入してから、
たまーーーに、あります。

で、
「…あれま、2週分観てなかったわ。」
てな感じで、
「じゃあ、一気に観るか」
という作品でもないのに、思わず観切ってしまったのが…

フジテレビ/ノイタミナ
「放浪息子」
であります。
原作/志村貴子さん。

「女の子になりたい」男の子、二鳥修一くんと、「男の子になりたい」女の子・高槻よしのさん。
この二人を中心に、同級生たち・隣人(大人の友達?)・家族が織りなす、不可思議でいて、妙に「普通な」日常。

…まぁ、「女装」「男装」「女の子になりたい」「男の子になりたい」「可愛いものが好き」「可愛い服なんて似合わない」
そして「倒錯劇」などの経路から、「同性愛」だの「性同一性障害」などの物語に捉えられるかと思いますが…

なんでしょうかね。

ワタシは、妙に「懐かしい物語」な気がしてならなかったんですね。
それがあまりに「日常的」だったからでしょうかね。

別に「特別な」能力があったり、ものすごく「浮世離れ」した話だったりもしない。
普通に道を歩いていそうな中学生が、日々いろんなことに悩んだり、つまづいたり、転んだり。
で、「自分が本当に自分らしく、自分の思う通りに生きたいと」思っても、それが良いことなのか、悪いことなのか、
よく解らない。
周囲に拒絶されるかもしれない。否定されるかもしれない。
「変」だと思われるかもしれない。
でも、自分を否定できない。

この年齢だと、「どういう形であれ」誰もが通る道なんじゃないかな、と。
まぁ、そういう意味での「懐かしさ」ですね。
多分、13~15歳てな、もっとも「自我」「自意識」に対して対峙する年頃ですから。

「自分がみる自分」「他者から見える自分」に対して、どう対応するか…
日々考えることなんか、そればっかりでしょう。

それがたまたま、自分らしくあるために、「女の子になりたい」「男の子になりたい」だっただけ、という。

まぁ、ワタシとしましては、「そういう話」にしか見えず、むしろ、全く「同性愛」だの「性同一性」などの「話」には感じられなかったのですわ。

どっちかといえば、「もし今、自分にこんな息子がいたら…」なんてぇことを考えたら、

「まぁ、それも個性だろーなぁ」

なんてコトを言いそうな気がしてなりませんでした。
(とはいえ、いずれは男の子として自立して欲しいとは思うんでしょうが…)

そういう意味では、重苦しくなく、ごく普通に、割と淡々と…それでいて、ありがちな「周囲の反応」もちゃんと踏まえてえがいていたあたり、割と評価していいんではないかな、という気がします。


ただ、なんというか、最終回まで観た感覚が…
「ぽわん」とした、というか、
「ぼんやりとした」というか、
ううむ、これで終わりなんだぁ…
という…
なんと言い表していいのか…

「印象的な終わり方」なんだけど、「印象的」でしかない、というか。
「あと一年経ったら、このコ達はまた違う現実に悩んで、また違う結論を出すかも知れない」ような…
そんな「日常の断片」だったのかなぁ、というイメージ。


…原作(漫画)ではどう描いているのかなぁ、というのに興味がありますな。
ちょっと、アニメの十数話では描けなかったのか、それとも、ホントに「印象だけ」に焦点を置いて作ったのか。
そこら辺、評価しづらいトコロではありました。




一応、制覇。

2011年04月08日 | テレビドラマ
えー、東北地方がまたも大変なことになっております。
が、…
敢えて違う話題で。

えー、コンビニ限定発売のようなんですけどね、こういう企画ってのはいいもんです。
で、その企画にのっかっちゃって、そして騙されてもいいや、てな勢いで買ってしまい、
そして、先だって、一応の、制覇。

「平成仮面ライダーFINALエピソードコレクションDVD」

「仮面ライダークウガ」から「仮面ライダーW」までの最終回を集約したDVDでして、
一部「ペイパービュー方式」で収録。

ペイパービューてのがスゴイ。
DVD買ったあとで、またも「鑑賞したけりゃ追加料金払え」的商法。
「なんだよ、まだカネかかるのかよ」
なんてぇ思いながらも、結局買っちゃう。

恐ろしい。

…そう思いながらも、結局は全部観ちゃった。
いや、本編で最終回観たうえにDVD収録している「響鬼」「キバ」「W」以外は。
…「電王」も観てはいたけど、やっぱりもう一回観たくなって…観ちゃった。
「ディケイド」は「特別編」(最終回を再編集したもの)でして、これは観るしかないか、と。

で、ワタシ的に全く観ていなかった
「クウガ」「アギト」「龍騎」「555」「剣」「カブト」
は、やっぱり観ておかないと…てな感じで、一気に。

で、思いました。

「結局は、どの作品も『子供向け』とは到底思えない」と。


「クウガ」に於ける凄惨な死闘を経ての後日談。
「アギト」に於ける、「黙示録」的発想。
「龍騎」に至っては、最終回一本前で主人公が死んじゃう(その後、全てがリセットされる)。
「555」は…主人公である乾巧君、…あの後は「矢吹丈」の状態と思われる喪失感。
「剣」…主人公の失踪、という悲劇的結末。
徹底的に「明るく終わろう」としてはいるが、「カブト」にしても「ダーク」の犠牲の上での結末。

うーむ。

全く救いがない訳ではないけれど、やはり子供が鑑賞する作品てぇのは、
「ハッピーエンド」に拘って欲しい。
ワタシは常にそう思ってます。

そういう意味では、まぁ、どれも出来あがりとしては良いんですけど、
子供向けに…とは、ねぇ。

でもまぁ、納得はできました。

逆にいえば、案外評価してなかった「555」や「剣」なども
「最初から観ても良いかも」という気になりました。

それと同時に、「電王」「W」「オーズ」が、割と広い年齢層に受けている理由も、よーく解りましたわ。
確かに、子供が観ても壮年の方が観ても安心できるのは、上記三作品くらいか、と。

なるほど、ねぇ。

1000回の後に、40周年。

2011年04月05日 | 映画
てなわけで、「こんな時に」
いや、「こんな時だからこそ」
観てまいりましたよ、…

またもや、「仮面ライダー」。

映画「オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー」

去年の「MOVIE大戦2011」の段階で公開決定されておりまして、
「おいおい、今度の超電王はそれかい」なんて思いましたが…

東映って「一回”何でもアリが大丈夫”だと解ると、二度でも三度でもやる」会社だそうです。

てなわけで、仮面ライダー生誕40年記念映画、
「オーズで電王でオールライダー」
になったそうで。

つうか、3度目のオールライダー。
ディケイドで二回やってますからね、これ。

三回やるってな、どんなモンなんでしょ。
乱発し過ぎなんじゃないか、と。
つうか、「昭和ライダーと平成ライダー」ってな、結構ビジュアル的に無理があるんじゃ…
と、二度観て思いました…

つまり、ほとんど期待してなかった。

しかして…

これがね、結構面白かった。

つうか、これだったら納得するわ、オールライダーっつうのも。


突如、街に出現して人々を襲ったモールイマジン。
迎え撃つ現代の仮面ライダー、オーズ=火野映司とアンクだが、どうにもいつもと勝手が違い、「四〇年前の過去」に逃げられてしまう。
そこへ駆けつけた、良太郎の孫=NEW電王こと野上幸太郎。
幸太郎から事情を聞いた二人は、無理やりデンライナーに乗り込む。
不法乗車の二人は、オーナーから「絶対にデンライナーから降りない」よう約束させられるが、アンクはあっさり破って外へ。
更に、イマジン退治のさなか、アンクは「40年前の世界」にセルメダルを落としてきてしまう。
…そして40年後=現代に戻ってくるが…
そこは何故か、「ショッカーに支配された世界」。
そして、仮面ライダー1号・2号は、「ショッカー最強の怪人」として君臨。
さらに、この「歴史の変動」により、1号・2号以降のライダーは存在しないこととなっていた。

NEW電王を中心とするデンライナー一行は、歴史を修復すべくまたもや40年前へ。
オーズ=映司はたった一人、現代でショッカーと戦うことに。

そしてその先で、各々、最大のピンチを迎えることとなってしまう。


…てな話ですが…

ともかく、ピンチにつぐピンチ。
常に絶望的状況。
徹底的に強い悪。
ホントにこれでなんとかなるのか?…てなトコロまで追い込まれる、デンライナー一行&チーム”000”。

こんだけ「窮地」だと、テキトーな展開で好転させるのはナンダカだろ、ってなとこまで行きますが…

これが、「なるほど」てな伏線での大逆転、なわけです。

つうかね、これは「超電王」じゃないと出来ないわなぁ、てなハナシです。

…って、これ以上はホントにネタバレになりますんで、書けませんが。


それより何より、なにがスゴイって、まず、配役。

1号=本郷猛=藤岡弘さん。
2号=一文字隼人=佐々木剛さん。
V3=風見志郎=宮内洋さん。(更に…)
そして、
ショッカー大首領に納谷悟朗さん。
ジェネラルシャドウに柴田秀勝さん。
キングダークに飯塚昭三さん。
ジャーク将軍に加藤清三さん。
アポロガイストに川原和久さん。

全員声だけですが…

ご本人出演!!

…なんて豪華な…

そして、映画の尺。(上映時間)
93分!
ライダー映画にしては、長い!!
テレビ放送したらノーカットで2時間半くらいですから。
…大作映画並み。

ここまでやっていいのか、東映。
そして金田監督、米村さん。
くわえて小林靖子にゃん。
つうか、白倉プロデューサー。

…夏の映画が作りにくくなるんじゃないか?

とはいえ、個人的には非常に楽しめました。
いや、「映画の出来・質が云々」なんてぇものではなく。
なんでしょうね、
「出来」だの「質」だの、ある意味問わなくて良いか、と思わせる作品。
そして、何でしょう、

「仮面ライダー1号・2号って、今観てこんなにカッコイイと思えていいのか」と。


そしてそんな中でも、数多い仮面ライダーの登場人物の中で、最も強いのが…

「デンライナーのオーナー」

なんだな、と再認識できる作品であります。

…なんだかなぁ。

つぶやいたー風に書くが・・・

2011年04月01日 | 映画
日テレの金曜ロードショー…
同じ阿部サダヲ・水田伸生コンビ作品「舞妓haaaaan!」の時にも思いましたが…

「これじゃダイジェスト版じゃねーか」

と言いたくなる悲惨なカットの仕方。

ホントは面白いのよ、もっと。
「なくもんか」

であります。

これで「こんな話か、ふーん」
と思ったアナタ。

是非、DVD借りて観ることをお薦めします。

そして全編見ると解りますが…

笑えるシーンと大事なシーンが殆どカットされてます。
これでどーやって解れというのだ?