秋の番組改変に伴い・・・・。

「テレビドラマ」ですな、やっぱり。
つうか、本日図らずも２本立てになっちまいましたが・・・・。

「笑顔で哀しみを表現するオトコ」。

えー、基本的に「ドラマ大好き」で育ったワタクシでございますが、ドラマなら何でもいい、っつう訳でもない。
まぁ、トレンディドラマは壊滅的にダメ。話題先行型はよっぽどじゃないとダメ。「映画のドラマ化」なんつうのは、「なんで作る意味があるの？」と思っちゃう。・・・・２時間でまとめ上げられるものを、１時間１０話～１２話やるっつうのは、「それなりのモン」でないと。
とまぁ、そうなりますと、「電車男」やら「ウォーターボーイズ」なんかはダメの部類なんでしょうが、如何せん、映画観ていなかったのが功を奏したのと、「全く別物」だったのが良かったようで・・・・。

って、話が逸れる。
えー、じゃあ、何を規準に「観てみようか」と思うか。
キャストです。
しかも、「男優」。
・・・・いや、「前の話」がレイザーラモンＨＧだからって、そういう趣味はございません。
なんつうか、「キャラの立った役者」であるとか、「味のある役者」であるとか、「もしかしたら、面白いんじゃねぇのかな、この人がドラマやったら」つう人ですかな。

てなわけで、今回の「改変」で気になったドラマ。

ＮＴＶ・水曜22：00～「あいのうた」。
主演：玉置　浩二、菅野美穂
助演：小日向文世、和久井映見、成宮・・・・なんとか。

えー、ワタシを知っているごく一部の方なら、どこら辺が「キャスト」って、わかるかと。
玉置さんと小日向さんですね。

特に、玉置さん。
いつぶりすか、ドラマ出演。覚えてるのは・・・・「メロディー」か？それとも、「こんな恋の話」か？「ルーキー」か？
多分、その辺りでしょう。・・・・が、ワタシとしましては、かなり昔にやってた「キツいヤツら」が好きでした。
もー、どーにもこーにも頼りにもならない・役にも立たない、女騙すのばっかり上手い優男の役でしたが、・・・・どーにも憎めない。
つうかね、この頃から、この人の役作りって、大体が決まってましたよ。

泣いてんだか、笑ってんだかわからない笑顔と、優しい口調で、「一言」キツイ真実を突きつけてしまう性格。
あとは、「ビンボーだけど、そこそこ幸せ」。
まあ、今回もそんな役。

一方の相手役・菅野美穂さん、こちらも最近そんな役回りばっか・・・・の、「性格ブスな女」。・・・・失礼ながら、こういう役やらせたら、ホントに上手い。つうか、行き過ぎると「怖い」時もありますけどね。

でまぁ、物語としては・・・・。
幸せだけど「訳」のある父と子供３人の家族と、「不幸過ぎて」性格の曲がった女性が、ひょんなことから同居して・・・・だんだん打ち解けていく、みたいな話。
まぁ、そんなに凝った話ではありません。

でもまぁ、相変わらずの「玉置テイスト」なわけですよ、「さりげなく、淡々と、ホロっとさせる」。

観ていて思ったんですけど、「これって巨匠・黒澤監督「生きる」の逆バージョンかいな
・・・・いや、そこまでは大袈裟だし考えてもないだろ」とかね、「童話で、森で迷った女の子が、訳もわからず留守中の熊の家に上がりこんで、勝手に飯食って寝て・・・・でも熊の家族に歓待されちゃうつうのがあったなぁ」とかね。
随分、余計なことを考えました。

この話、何だかんだ言って「家族」とか「生と死」みたいなモンがテーマのようで、・・・・おそらくは「終わりに向かっていく展開」でしょう。・・・・多分、「まるっきりのハッピーエンド」ではないと思います。

まあ、でも、たまにしみじみ、つうのも良いかと。